売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E31588 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行されたことに伴い各種の行動規制が解除されたことにより、個人消費活動が活発化し景気は回復基調にありました。しかしながら、ウクライナ情勢や中東情勢等の不安定な国際情勢や、物価の上昇による国内景気低迷への懸念等、経済の先行きは不透明な状況が続いております。

当社が主たる事業としているリユース業界においては、物価上昇の影響を受けた節約志向やSDGsに対する意識の向上からリユース品の需要は増加傾向にあり、市場の成長は続いております。

このような経営環境の中で、当社においては、トレーディングカード、楽器、衣料品などのジャンルを中心に需要が伸び、店頭販売、インターネット販売ともに順調に推移しました。

また、リユース品の買取強化、人材不足解消に向けた採用活動、社内研修整備を中心とした人材育成等に取り組んでまいりました。

以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高3,317,853千円(前年同期比6.1%増)、営業利益184,709千円(前年同期比17.5%増)、経常利益153,777千円(前年同期比22.3%増)、四半期純利益104,830千円(前年同期比24.6%減)となりました。なお、前第3四半期累計期間においては、関係会社株式売却による特別利益36,122千円が計上されております。

 

セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。

(リユース事業)

リユース事業におきましては、本やソフトを中心とするブックオフ業態の販売が若干減少したものの、トレーディングカード、楽器、衣料品などのジャンルを中心に需要が伸び、店頭販売、インターネット販売ともに前年度を上回る売上高となったことで、既存店の売上高が前年同期比6.4%増と好調に推移しました。また、リユース品の買取についても、店頭買取が好調であったことに加え、出張買取の強化や家財整理事業との連携もあり、前年同期比7.5%増と好調に推移しました。

以上の結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、売上高3,315,185千円(前年同期比6.1%増)、セグメント利益は368,472千円(前年同期比10.8%増)となりました。

 

当第3四半期会計期間末現在におけるリユース事業の各業態別の店舗数は以下のとおりであります。

(単位:店)

 

ブックオフ

ハードオフ

オフハウス

ホビーオフ

ガレージオフ

合計

店舗数

17

15

17

16

1

66

 

  (注) ブックオフ事業部の店舗数にはインターネット販売の1店舗を含みます。

 

(その他)

本セグメントは報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に不動産事業等であります。

本セグメントの当第3四半期累計期間の業績は売上高2,667千円(前年同期比2.2%減)、セグメント利益2,253千円(前年同期比14.0%増)となりました。

 

②財政状態の状況

(資産)

当第3四半期会計期間末における流動資産は、1,811,253千円となり、前事業年度末と比べて158,683千円の増加となりました。これは、主に商品の増加67,766千円及び現金及び預金の増加61,099千円によるものです。

また、当第3四半期会計期間末における固定資産は、1,029,917千円となり、前事業年度末と比べて71,164千円の減少となりました。これは、主に有形固定資産の減少43,222千円及び繰延税金資産の減少28,269千円によるものです。

 

(負債)

当第3四半期会計期間末における流動負債は、806,166千円となり、前事業年度末と比べて42,526千円の減少となりました。これは、主に短期借入金の減少40,000千円によるものです。

また、当第3四半期会計期間末における固定負債は、1,257,839千円となり、前事業年度末と比べて25,631千円の増加となりました。これは、主に長期借入金の増加56,813千円及びリース債務の減少33,565千円によるものです。

 

(純資産)

当第3四半期会計期間末における純資産は、777,165千円となり、前事業年度末と比べて104,414千円の増加となりました。これは、主に四半期純利益104,830千円の計上によるものです。

 

(2) 研究開発活動

該当事項はありません。