売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E26821 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことに伴う外出機会の増加等を背景に、個人消費等を中心として景気は緩やかに持ち直しつつあります。

一方で、長期化する原材料費やエネルギーコストの高騰、記録的な円安水準、これらによる国内での急激な物価上昇などが続いております。

 また、世界経済では、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、主要各国での金利上昇など、国内景気に影響を与える不確定要素が多数存在しており、今後の国内景気の見通しはまだ先行き不透明となっています。

 そのような環境の中、当社グループは、リユース事業では、新規出店を支える体制づくりと経年劣化した既存店の改修を行いました。また、フードサービス事業では、モスバーガー店舗の改装を4店舗行いました。

 当第3四半期連結累計期間は、10月にリユース事業1店舗、地方創生事業1施設を出店しました。また11月にリユース事業2店舗を出店しました。

 この結果、当社グループの店舗数はリユース事業100店舗、フードサービス事業29店舗、地方創生事業10施設、合計139店舗となりました。

 なお、リユース事業の「ハードオフ・オフハウス熊本帯山店」は、2023年5月26日に発生した火災事故の影響で、105日間の休業となりました(2023年9月8日に営業を再開しております。)。当該事故に伴い焼失した資産については保険金を受領しており、経営成績に与える影響は軽微です。

 当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高7,047,064千円(対前年同四半期比5.0%増)、営業利益467,045千円(同14.3%増)、経常利益534,749千円(同14.8%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、税金費用が前年同四半期比で104,351千円増加した影響で、325,546千円(同1.9%増)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績を示すと次のとおりです。

(リユース事業)

 ハードオフ事業・ブックオフ事業では、ハードオフ本部・ブックオフ本部の経営理念を現場で行動に移し、店舗運営のスタンダードを実現できる人材育成と継続的に新規出店を可能にする体制づくりに取り組みました。

 この結果、売上高5,093,291千円(対前年同四半期比5.3%増)、セグメント利益(営業利益)792,987千円(同10.1%増)となりました。

 

(フードサービス事業)

 モスバーガー事業では、店舗改装を行い新しいお客様のニーズに対応できるスペースづくりに取り組みました。新型コロナウイルス感染症の影響を特に受けたアルコール類を提供する店舗でも、客数の回復が見られました。

 この結果、売上高1,732,047千円(対前年同四半期比3.6%増)、セグメント利益(営業利益)93,424千円(同5.1%減)となりました。

 

(地方創生事業)

 新型コロナウイルス感染症による行動制限がなくなり、お客様にご利用頂き易い環境が整い始めましたが、世界的な資源高騰の影響を受け、エネルギーコストが増加しました。また、2024年、2025年の稼働を予定している複数の施設に対し先行投資を行いました。

 この結果、売上高221,726千円(対前年同四半期比7.6%増)、セグメント損失(営業損失)122,376千円(前年同四半期はセグメント損失(営業損失)110,659千円)となりましたが、経常損益では行政からの支援金13,227千円を含め、経常損失75,016千円(前年同四半期は経常損失84,984千円)となりました。

 

 

② 財政状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて79,741千円増加し、2,280,382千円となりました。商品が131,171千円増加したことが主な要因です。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べて290,485千円増加し、3,004,624千円となりました。有形固定資産が318,801千円増加したことが主な要因です。

 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて370,227千円増加し、5,285,007千円となりました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて2,344千円減少し、927,098千円となりました。1年内返済予定の長期借入金が13,939千円減少し、未払法人税等が71,569千円減少したことが主な要因です。

 固定負債は、前連結会計年度末に比べて72,176千円増加し、1,667,378千円となりました。長期借入金が47,432千円増加したことが主な要因です。

 この結果、負債は、前連結会計年度末に比べて69,831千円増加し、2,594,477千円となりました。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて300,395千円増加し、2,690,530千円となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」における会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。