売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E26821 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことに伴う外出機会の増加や、訪日外国人観光客数の増加によるインバウンド需要の拡大等を背景にした人流増加により、景気は緩やかな回復基調が続いております。

 一方で、長期化する原材料価格の高騰のほか、人件費や物流費用も上昇傾向にある中、記録的な円安水準も影響し、国内での物価上昇が依然として続いております。

 また、世界経済では、欧米諸国の政策金利動向、中国における不動産市況の停滞に伴う景気の減速、ウクライナや中東情勢等、国内景気に影響を与える不確定要素が多数存在しており、今後の国内景気の見通しはまだ先行き不透明となっております。

 そのような環境の中、当社グループは、リユース事業で、新規出店を支える体制づくり、フードサービス事業で、モスバーガー事業の人材育成、地方創生事業では稼働予定施設の準備に取り組んでまいりました。

 当第1四半期連結累計期間は、店舗展開に増減はありません。

 この結果、当社グループの店舗数はリユース事業104店舗、フードサービス事業29店舗、地方創生事業10施設、合計143店舗となりました。

 当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高2,626,193千円(対前年同四半期比9.8%増)、営業利益266,208千円(同16.4%増)、経常利益285,843千円(同5.9%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は183,517千円(同4.9%増)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績を示すと次のとおりであります。

(リユース事業)

 ハードオフ事業・ブックオフ事業では、ハードオフ本部・ブックオフ本部の経営理念を現場で行動に移し、店舗運営のスタンダードを実現できる人材育成と新規出店を支える体制づくり、海外供給センター事業では、Mottainai Worldへの視察研修など、人材育成に取り組みました。

 この結果、売上高1,956,885千円(対前年同四半期比12.3%増)、セグメント利益(営業利益)371,536千円(同15.0%増)となりました。

 

(フードサービス事業)

 モスバーガー事業では、店舗改装を行い新しいお客様のニーズに対応できるスペースづくりに取り組みました。

 新型コロナウイルス感染症の影響が大きかったアルコール類を提供する店舗では客数の回復が顕著であり、これに対応できる体制づくりを行いました。

 この結果、売上高586,699千円(対前年同四半期比2.0%増)、セグメント利益(営業利益)38,004千円(同12.6%減)となりました。

 

(地方創生事業)

 新型コロナウイルス感染症による行動制限がなくなり、お客様にご利用頂き易い環境が整い始めましたが、世界的な資源高騰の影響を受け、エネルギーコストが増加しました。また、2024年秋、2025年、2026年の稼働を予定している複数の施設に対し先行投資を行いました。

 この結果、売上高82,609千円(対前年同四半期比13.0%増)、セグメント損失(営業損失)41,196千円(前年同四半期はセグメント損失(営業損失)42,514千円)となりました。

 

② 財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて633,488千円増加し、3,107,287千円となりました。現金及び預金が572,147千円、売掛金が21,425千円、商品が51,320千円それぞれ増加したことが主な要因です。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べて4,803千円減少し、2,941,350千円となりました。無形固定資産が733千円減少し、投資その他の資産が5,415千円減少したことが主な要因です。

 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて628,684千円増加し、6,048,637千円となりました。

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて314,385千円増加し、1,296,113千円となりました。1年内返済予定の長期借入金が367,387千円増加したことが主な要因であります。

 固定負債は、前連結会計年度末に比べて211,598千円増加し、1,905,403千円となりました。長期借入金が219,059千円増加したことが主な要因であります。

 この結果、負債は、前連結会計年度末に比べて525,983千円増加し、3,201,517千円となりました。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて102,701千円増加し、2,847,120千円となりました。利益剰余金が68,126千円増加したことが主な要因であります。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」における会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。