株式会社ホットランド

ブランドなど:築地銀だこ銀のあん日本橋からりLa Quicheコーヒービーン&ティーリーフごっつい大釜屋コールド・ストーン・クリーマリー
小売業飲食店プライムTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E30898 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の分析

 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、為替変動や物価高等の影響が続く状況ではあったものの、コロナ禍からの経済活動の正常化が進む中で雇用・所得環境の改善の動きが見られる等、緩やかな回復基調となりました。一方、海外においては、米国経済は堅調に推移しているものの、ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢、中国経済の成長鈍化等の下振れリスクを抱え、先行き不透明な状況で推移いたしました。また、外食産業におきましては、経済活動の正常化による人流の回復やインバウンド需要の増加により好調に推移しておりますが、原材料価格や人件費の高騰に加えて、継続的な物価上昇による消費者の節約志向が強まる等、経営環境の回復は緩やかなものに留まっております。

 このような状況下、当社グループは、2023年度から2027年をターゲットとした「中期経営計画」に基づき、既存事業の深化と今後を見据えた新業態・新事業の開発、育成、成長に引き続き取り組みました。

 「築地銀だこ」事業においては、3月5日より全国の築地銀だこ店舗(一部店舗を除く)にて、創業27周年を記念した『大創業祭』を開催し、第1弾として3月5日から7日までの3日間、創業以来人気№1の“ぜったいうまい!! たこ焼(ソース、8個入り)”を『サンキュー価格=390円(税抜)/ 420円(お持ち帰り税込)』でご提供する“サンキューセール”を実施いたしました。また第2弾は3月8日から10日までの3日間、銀だこスタンプカードの『スタンプ2倍』を、第3弾は創業記念日にあたる3月14日に当日限定で『スタンプ3倍』を実施したほか、『大創業祭』の盛り上げに合わせ、3月8日から“ぜったいお得な回数券”も数量限定で発売いたしました。さらに、当回数券の発売に合わせ、PayPayポイントが最大5%戻ってくるPayPayクーポンの配布も実施いたしました。また、3月18日より「LINE」のトークを通じてギフトを贈り合うことができるコミュニケーションサービス「LINEギフト」へ出店し、LINEギフト販売開始を記念して、特定のチケット購入で“たこ焼1舟交換チケット(ソース、8個入)”がもらえるキャンペーン(数量限定)を実施いたしました。商品関連では、2月2日から3月3日までの期間、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の映画公開を記念したコラボレーションを実施し、昨年発売し好評であった『時透無一郎と甘露寺蜜璃の胡麻ねぎ明太とろろ(8個入り)』を期間限定で再販売したほか、「鬼滅の刃」キャラクターが集合した『オリジナルデザイン だんらんパック(24 個入り)、限定デザインクリアファイル付』も発売いたしました。また3月18日より大人気商品『九条ねぎマヨ 焦がし醤油』を、3月20日よりTVアニメとのコラボ限定デザインの『お花見だんらんパック』(数量限定)を、全国の築地銀だこのクロワッサンたい焼取扱店舗(一部店舗を除く)では、2月15日より新作プレミアムクロワッサンたい焼『濃い あまおう いちごみるく』をそれぞれ期間限定で発売いたしました。こうした積極的な販売促進の取り組みにより、当第1四半期における既存店売上高前年比は110.2%となりました。なお出店については、1月に「イーアスつくば店」をオープンいたしました。

 酒場事業においては、通常の販売促進や商品開発・メニュー改定等に加え、人流の回復やインバウンド需要の増加もあり、各業態ともに好調に推移いたしました。出店については、酒場事業の中でも特に利益率の高い「銀だこハイボール酒場」・「おでん屋たけし」の新規出店に注力し、1月に「銀だこハイボール酒場」の「成田駅前店」、2月に「銀だこハイボール酒場」の「豊洲千客万来店」、「銀だこハイボール横丁」の「新宿中央東口店」、「おでん屋たけし」の「中目黒店」、3月に「銀だこハイボール酒場」の「広島流川店」、「銀だこハイボール横丁」の「新宿歌舞伎町靖国通り店」、「おでん屋たけし」の「麻布十番店」をそれぞれオープンいたしました。

主食事業においては、「東京油組総本店<油そば>」をはじめとした既存業態が好調に推移いたしました。出店については、2月に「東京油組総本店<油そば>」の「小倉組」及び「鶏そば炭や」の「新橋店」を、3月にはこだわりの“十割そば”や“揚げたての天ぷら”などをお召し上がりいただける「十割そば 囲炉裏」の「つくば店」をオープンいたしました。

製販事業においては、冷凍たこ焼の大手コンビニエンスストア向け卸販売のほか、アイスクリーム製品の大手スーパーマーケット向けの販路が拡大し好調に推移いたしました。また冷凍たこ焼については、引き続き海外販路の開拓に積極的に取り組んでおり、今後の需要増加を見越して、群馬県桐生市の冷凍たこ焼工場の隣地に冷凍設備倉庫を新設することを決定いたしました。

海外事業においては、今季日本人選手の活躍が期待され、全世界から注目を浴び盛り上がっている米国のプロ野球球団ロサンゼルス・ドジャースと協力し、米国時間3月24日にドジャースのホーム球場である『ドジャー・スタジアム』内に“築地銀だこ”をオープンし、創業以来人気No.1の“ぜったいうまい!! たこ焼”「Original(ソース)」に加え、ドジャー・スタジアムでしか味わえない『限定たこ焼』として「Cheese & Salsa(チーズ&サルサ)」、「Cheese & Guacamole(チーズ&ワカモレ)」、「Tempura & Sweet soy sauce(天ぷら&スウィート ソイ ソース)」を加えた計4種類のたこ焼を発売いたしました。また、今後米国国内での冷凍たこ焼の卸販売等を目的とし、カリフォルニア州をはじめとした米国本土各地(ハワイ州含む)において、日本食や日本酒等とともに“築地銀だこの冷凍たこ焼”のプロモーションを行いました。アセアンでは新型コロナウイルス感染症に関わる各種規制が緩和され、本格的なアフターコロナに向けた経済活動の活発化が進んでおり、新規国でのマスターフランチャイズ契約の締結を進めております。香港では新型コロナウイルス感染症の影響が未だ残りかつ外部環境の変化が顕在化しているものの、直営店舗は営業黒字を維持している店舗も多く、引き続き商機を吟味しつつ出店してまいります。

観光地に店舗を多く有する株式会社ファンインターナショナルの運営店舗は、人流の回復やインバウンド需要の増加等により引き続き堅調に推移いたしました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は11,459百万円(前年同期比21.9%増)、営業利益は1,105百万円(前年同期比66.7%増)、経常利益は1,514百万円(前年同期比107.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は930百万円(前年同期比97.5%増)となりました。

 

② 財政状態の分析

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して2,731百万円増加し、26,445百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金が1,872百万円、固定資産が842百万円増加したこと等によるものであります。

 

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して1,823百万円増加し、14,780百万円となりました。その主な要因は、未払金が267百万円増加、長期借入金が673百万円増加したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して907百万円増加し、11,664百万円となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が930百万円増加した一方、剰余金の配当により利益剰余金が212百万円減少したこと等によるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。