売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03459 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は減少傾向にあり、経済活動についても徐々に緩和されつつあるものの景気の先行きは不透明な状況が続いています。

紳士服市場におきましては、スーツ着用人口が減少していることに加えて外出自粛やテレワークの導入促進に伴いワークスタイルの多様化が一層進んでおり、依然として厳しい状況が続いております。

こうした状況の中で、当社グループは、「笑顔」、「感謝」、「清掃・整頓」を行動理念に掲げ、顧客満足の最大化を目指して、以下のとおり取り組んでまいりました。

 

商品面につきましては、「バック トゥ ザ ネイチャー」をテーマに商品を展開しました。ウールをはじめとした天然素材は土へ還るサステナブルな素材であることからも、改めて天然素材の魅力を提案しました。また、単品パンツにおいては、見えない機能により快適さと美しさを追求した「インビジブルファンクションシリーズ」を充実させました。こちらは、ストレッチ生地をはじめ、伸縮性を備えるウエストベルトによるストレッチや半永久的に消えない強力クリースをキープする新技術でアイロン掛けが不要となり、見た目と着心地の双方でニーズに応えております。

販売店舗につきましては、「オンリー(オンリープレミオ東京、オンリープレミオ、オンリーウィメンを含む)」は増減無しの31店舗、アウトレット販売等を行う「スーツアンドスーツ」も増減無しの25店舗となりました。

以上により、当第1四半期連結累計期間末の当社グループの店舗数合計は56店舗となりました(前連結会計年度末比増減なし、前年同期末比4店舗減)。

 

これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は12億86百万円(前期同期比5.1%減)となりました。

販売費及び一般管理費につきましては、経費全般の削減に努めましたが、株式の公開買付けに係る費用が発生したこともあり7億32百万円(同9.4%減)となりました。

利益面につきましては、営業利益は1億16百万円(同271.4%増)、経常利益は営業外収益に受取賃貸料62百万円、助成金収入を10百万円計上したことなどにより1億74百万円(同83.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億11百万円(同209.7%増)となりました。なお、当社グループは紳士服、婦人服及び関連商品の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の状況

当第1四半期連結会計期間末の総資産につきましては、前連結会計年度末に比べ84百万円減少し、88億11百万円となりました。

流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ51百万円増加して45億57百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が1億96百万円減少した一方で、売掛金が1億70百万円、商品及び製品が57百万円、流動資産その他が67百万円、それぞれ増加したことによるものであります。また、固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1億35百万円減少し、42億53百万円となりました。主な変動要因は、差入保証金が52百万円減少したことによるものであります。

負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1億94百万円減少し20億22百万円となりました。

流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ22百万円減少し11億47百万円となりました。主な変動要因は、買掛金が45百万円減少したことによるものであります。また、固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1億72百万円減少し8億75百万円となりました。主な変動要因は、長期借入金が1億68百万円減少したことによるものであります。

純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1億10百万円増加し、67億89百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益を1億11百万円計上したことによるものであります。

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5)主要な設備

  該当事項はありません。