売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E32204 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、内閣府の月例経済報告によりますと、「景気は、このところ一部に足踏みもみられるが、緩やかに回復している。」とされており、先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。

 

(寝具・リビング用品事業)

当第3四半期連結累計期間の状況といたしましては、前年同四半期と比べ減収・増益となりました。

減収の主な要因は、ダイレクトセールス部門において、販売員の増員を課題として認識しておりますが、継続的な採用活動に努めるも奏功せず減員となったためであります。増益の主な要因は、上記の販売員の減少により人件費も減少していることから、当該要因による営業利益への影響が限定的であったこと、並びにダイレクトセールス以外の販売部門おいて、新型コロナウィルス感染症拡大によって落ち込んだ需要が回復しつつあるためであります。

 

(不動産賃貸事業)

当第3四半期連結累計期間の状況といたしましては、前年同四半期と比べ増収・増益となりました。

増収の主な要因は、2023年11月より東京都町田市の建て貸し用ホテルの稼働が開始したためであります。増益の主な要因は、上記の増収要因に加え、修繕等の設備関係費が前年同四半期を下回ったためであります。

 

以上の結果、売上高は9,315,751千円と前年同四半期と比べ118,718千円1.3%)の減収となりました。営業利益は1,513,575千円と前年同四半期と比べ125,038千円9.0%)の増益となりました。経常利益は、前年同四半期と比べ為替差益減少422,316千円等があった一方で、受取利息345,929千円増加したことや、上記の営業利益の増加等により、前年同四半期と比べ49,516千円1.6%)増益3,205,425千円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に投資有価証券償還益1,190,253千円計上したこと等により、前年同四半期と比べ634,721千円23.6%)減少し、2,049,254千円となりました。

 

 

セグメント毎の状況は以下のとおりであります。

① 寝具・リビング用品事業

当セグメントにおきましては、売上高は8,525,562千円と前年同四半期と比べ137,038千円1.6%)の減収、セグメント利益(営業利益)は1,485,268千円と前年同四半期と比べ45,035千円3.1%)の増益となりました。

② 不動産賃貸事業

当セグメントにおきましては、売上高は790,189千円と前年同四半期と比べ18,320千円2.4%)の増収、セグメント利益(営業利益)は453,849千円と前年同四半期と比べ99,259千円28.0%)の増益となりました。

 

(2) 財政状態

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して2,980,233千円増加し、67,829,958千円となりました。これは主に、満期となった外貨建て定期預金をその他の外貨建て金融資産へ組替えたこと及び時価評価等により、有価証券1,123,429千円増加投資有価証券3,249,645千円増加したためであります。一方で、現金及び預金2,048,334千円減少しております。

負債は、前連結会計年度末と比較して119,583千円増加し、15,297,899千円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金の計上に伴い繰延税金負債257,772千円増加したことと、当第3四半期連結会計期間末以降の出荷に備えた仕入・生産活動等に伴い支払手形及び買掛金193,257千円増加したことによるものであります。一方で、中間納付等により未払法人税等233,843千円減少しております。

純資産は、前連結会計年度末と比較して2,860,649千円増加し、52,532,058千円となりました。これは主に、投資有価証券の時価評価によりその他有価証券評価差額金812,500千円増加したこと、海外子会社財務諸表の円換算レートの変動により為替換算調整勘定466,059千円増加したこと、並びに配当金の支払い額を上回る親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことにより利益剰余金1,584,328千円増加したことによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は23,019千円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。