売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05578 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態の状況

(流動資産)

流動資産は、前連結会計年度と比較して460,686千円増加し1,732,014千円となりました。これは主に現金及び預金が338,148千円減少した一方、年末調整処理業務に係る売上高の計上等により、売掛金が800,079千円増加したことによるものであります。

(固定資産)

固定資産は、前連結会計年度と比較して44,654千円減少し401,606千円となりました。これは主に敷金及び保証金が21,784千円増加した一方、器具及び備品が20,872千円減少したこと及びソフトウエアが24,483千円減少したことによるものであります。

(流動負債)

流動負債は、前連結会計年度と比較して323,862千円増加し601,711千円となりました。これは主にその他の流動負債が80,987千円減少した一方、短期借入金が350,000千円増加したこと及び買掛金が57,344千円増加したことによるものであります。

(固定負債)

固定負債は、前連結会計年度と比較して28,957千円減少し111,292千円となりました。これは主に繰延税金負債が8,207千円増加した一方、長期借入金が37,170千円減少したことによるものであります。

(純資産)

純資産は、前連結会計年度と比較して121,127千円増加し1,420,617千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が104,967千円増加したことによるものであります。

 

(2)経営成績の状況

当第3四半期累計期間における我が国経済は、企業収益の改善や個人消費の持ち直しなどにより、景気が緩やかに回復しております。先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されています。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある状況となっております。

当業界におきましては、労働力人口の減少や、定期給与及び現金給与総額の増加など、雇用・所得環境が変化する中で、企業の人材不足や労働環境の変化、SDGsへの取組み等を背景に、企業の効率化、省力化への動向が続き、事業再構築やBCP(事業継続計画)の手段としてのアウトソーシングニーズは引き続き高い状況でありましたが、その分競争環境も激化しております。

そこで当社グループは、経営方針にある「お客様への価値あるサービスの提供」として、顧客企業に対しバックヤード業務に係る人材、時間等の経営資源をより価値の高い本来業務へ転換していただくことによるコストの削減、顧客企業の生産性向上の観点から、HRテックの導入などのDXの推進や、アウトソーシングサービスの提案を行い、あらゆる企業から管理部門のルーティンワークを無くすべく、「バックヤード業務のソリューションプロバイダー」として付加価値の高いサービスの提供を行ってまいりました。また、社員一人ひとりが顧客企業に対して提供すべき価値をエコミックブランドステートメントとして定め、「信用と品質に基づくプロ集団が、ソリューションを提供する」という方針のもと、顧客企業へのソリューション提案を強化してまいりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績については、売上高は1,743,951千円(前年同四半期比3.3%増)、営業利益は177,358千円(前年同四半期比4.1%増)、経常利益は194,523千円(前年同四半期比8.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は135,491千円(前年同四半期比13.7%増)となりました。

各セグメントの業績は以下のとおりであります。

 

(BPO事業)

BPO事業については前連結会計年度に引き続き既存顧客との関係強化及び積極的な営業活動に取り組んでまいりました前年同四半期に比べ新規顧客の導入関連売上は減少した一方、給与計算処理人数及び年末調整処理人数が増加しBPO事業の外部顧客への売上高は1,656,384千円(前年同四半期比5.7%増)営業利益は184,894千円(前年同四半期比9.9%増)となりました

 

(ソフトウエア・ハードウエア開発事業)

ソフトウエア・ハードウエア開発事業については株式会社ビズライト・テクノロジーの主力事業としてAI及びIoTに関連するハードウェア製品、ファームウェア製品、そして受託ソフトウエア開発等を行っておりましたが、戦略分野への事業集中のため経営資源の見直しを行い、受託ソフトウエア開発及び保守に注力した結果ソフトウエア・ハードウエア開発事業の外部顧客への売上高は87,566千円(前年同四半期比27.7%減)営業利益は7,891千円(前年同四半期比54.2%減)となりました

 

(3)当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況については、当社グループは四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成しておりませんので、記載を省略しております。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。