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E32766 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当社グループは、「『働く』を変える」というミッションのもと、創業以来培ってきた営業・マーケティング・テクノロジーのノウハウを活かし、法人営業の新たなスタイルを提案する事業の拡大に注力しております。

 当中間連結会計期間におきましては、中長期的な収益柱の創出を見据えた新規事業の立ち上げ及び開発投資に加え、株式会社シャノンに対する株式公開買付け(TOB)の完了に伴うグループ体制の強化を継続して進めてまいりました。

 また、当中間連結会計期間において決議したグループ再編(子会社間の事業譲渡および株式譲渡)については、2025年9月に一部を実施し、残る施策の効力発生日を同年12月に予定しており、これを契機として更なるグループ全体の事業ポートフォリオ最適化とシナジーの発揮、収益基盤の再構築を進めてまいります。
 以上の結果、当中間連結会計期間における当社グループの売上高は3,369,793千円(前年同期比30.0%増)、営業損失は261,833千円(前中間連結会計期間は営業利益185,871千円)、経常損失は327,607千円(前中間連結会計期間は経常利益181,099千円)、親会社株主に帰属する中間純損失は269,936千円(前中間連結会計期間は親会社株主に帰属する中間純利益23,477千円)となりました。

 

 当中間連結会計期間の報告セグメント別の業績の詳細は、次のとおりであります。

 

(オンラインメディア事業)

 オンラインメディア事業の主力である「ITトレンド」におきましては、掲載製品数が3,494製品(前年同期比3.7%減)となり、当中間連結会計期間の来訪者数(延べ人数)は7,204,080人(前年同期比32.6%減)となりました。生成AIの普及により情報収集チャネルが多様化し、検索経由の流入が減少したことが影響しておりますが、新たな集客施策や広告効率の改善等の効果により資料請求は堅調に推移し、量から質への転換が進展いたしました。

また、事業運営効率化の進展や会員ビジネスへのシフトを通じて、収益基盤の安定化を図っております。

 以上の結果、オンラインメディア事業の売上高は1,784,397千円(前年同期比5.9%減)、セグメント利益は583,968千円(前年同期比18.4%減)となりました。

 

(ITソリューション事業)

 ITソリューション事業におきましては、主力製品である「List Finder」に加え、連結対象となった株式会社シャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」等の寄与により、売上高及びセグメント利益が大幅に増加いたしました。一方で、TOBに伴い発生したのれん及び無形固定資産の償却が継続しており、利益面では一定の影響が生じております。

 以上の結果、ITソリューション事業の売上高は1,360,897千円(前年同期比583.3%増)、セグメント利益は90,638千円(前年同期比38.9%増)となりました。

 

(金融プラットフォーム事業)

 金融プラットフォーム事業の主力である「IFA」におきましては、業務委託部門の売却に伴い売上高が大きく減少いたしました。一方で、事業運営効率化の効果は当中間期中にはまだ十分に発現しておらず、利益面の改善には至りませんでした。今後は、体制再構築と収益性重視の運営を徹底し、持続的な利益体質への転換を図ってまいります。

 以上の結果、金融プラットフォーム事業の売上高は223,899千円(前年同期比54.8%減)、セグメント損失は92,249千円(前年同期はセグメント損失103,159千円)となりました。

 

(VCファンド事業)

 VCファンド事業は、INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合および2025年5月に新たに組成したINNOVATION V Capital投資事業有限責任組合(現時点では連結対象外)に関わるものであります。当中間連結会計期間におきましては株式の売却は実施しておりませんが、保有株式の時価下落に伴い評価損を計上いたしました。

 以上の結果、セグメント損失は110,839千円(前年同期はセグメント損失31,644千円)となりました。

 

 

 当中間連結会計期間末における財政状態は、次のとおりであります。

(資産)

 資産につきましては7,967,991千円となり、前連結会計年度末に比べ353,732千円減少いたしました。これは主に、営業投資有価証券が46,294千円増加し、現金及び預金が155,604千円、受取手形、売掛金及び契約資産161,309千円及びのれんが71,915千円減少したことによるものであります。

 

(負債)

 負債につきましては4,211,964千円となり、前連結会計年度末に比べ42,510千円減少いたしました。これは主に、契約負債が268,041千円増加し、未払法人税等が111,171千円及びその他流動負債が68,410千円減少したことによるものであります。また、2025年4月11日付で借入金2,200,000千円の借換えを実施し、短期借入金から長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金へ振替えております。当中間連結会計期間において当該借入金の返済が進んだこと等により、前連結会計年度末の借入金残高と比べ162,912千円減少いたしました。

 

(純資産)

 純資産につきましては3,756,027千円となり、前連結会計年度末に比べ311,222千円減少いたしました。これは主に、資本剰余金が851,376千円増加し、資本金が831,096千円減少、親会社株主に帰属する中間純損失が269,936千円を計上及び利益剰余金の配当109,101千円があったことによるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ155,604千円減少し、3,420,869千円となりました。

 当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間における営業活動の結果獲得した資金は277,448千円(前年同期は33,349千円の支出)となりました。この主な要因は、税金等調整前中間純損失312,188千円、減価償却費105,930千円、売上債権が161,309千円減少、契約負債が268,041千円増加、賞与引当金が62,981千円増加、のれん償却額71,915千円、顧客関連資産償却額38,000千円、借入手数料55,250千円、支払利息15,333千円及び法人税等の支払額119,290千円があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間における投資活動の結果支出した資金は103,801千円(前年同期は46,182千円の支出)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出78,211千円、無形固定資産の取得による支出110,736千円及び事業譲渡による収入19,996千円及び敷金の回収による収入65,032千円があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間における財務活動の結果支出した資金は327,277千円(前年同期は221,240千円の支出)となりました。この主な要因は、長期借入による収入2,250,000千円、短期借入金の返済による支出2,204,200千円、長期借入金の返済による支出258,712千円及び配当金の支払による支出109,115千円があったことによるものであります。

 

(3)研究開発活動

 当中間連結会計期間の研究開発費の総額は60,251千円であります。

 なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。