E33364 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の分類が2類から5類へ移行され、経済活動の正常化が進んだ一方で、不安定な国際情勢等による資源価格の高騰や円安の継続、世界的な金融引き締め等により企業を取り巻く環境は依然として先行き不透明な状況が継続しております。他方、国内における有効求人倍率は堅調に推移しております。また、就労者の転職活動や学生の就職活動は多様化しており、様々な採用手法を用いた採用活動が行われております。
このような事業環境の下、当社グループは主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を図るとともに、新規事業領域の「Engagement Suite」の提供を進めており、当第2四半期末時点で登録企業ユーザ数は4.1万社(※)、登録個人ユーザ数は396万人(※)となりました。
当社グループの営業収益は基本プランの利用料であるストック収益及びスカウトオプション等の販売のフロー収益の2つの種類に分解して認識しております。競争環境が激化する中、ストック収益は堅調に推移した一方、社内の営業体制強化が遅れたことにより、一時的にフロー収益は減少しました。以上の結果、当第2四半期連結累計期間の営業収益は2,327,967千円(前年同期比△2.8%)、営業利益は745,821千円(前年同期比△6.1%)、経常利益は735,974千円(前年同期比△6.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は447,947千円(前年同期比△8.6%)となりました。
当期につきましては、営業体制の強化が重要施策と考えており、人員の増加は計画通りに進捗していることから、第3四半期以降のフロー収益の増加を見込んでおります。
なお、当社は「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
※ 国内向けサービスのユーザ数を示しております。
(2)財政状態に関する分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は4,311,309千円で、前連結会計年度末に比べて93,945千円増加しております。現金及び預金の増加218,368千円が主な要因であります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は291,649千円で、前連結会計年度末に比べて9,216千円増加しております。投資その他の資産の増加10,605千円が主な要因であります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,188,814千円で、前連結会計年度末に比べて158,147千円減少しております。未払金の減少120,465千円が主な要因であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は3,414,144千円で、前連結会計年度末に比べて261,310千円増加しております。配当金の支払及び親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加257,999千円が主な要因であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて218,368千円増加し、3,919,401千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、415,699千円の収入(前年同期は256,948千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益735,974千円の発生、法人税等の支払額290,005千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、9,618千円の支出(前年同期は4,192千円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出9,618千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、189,158千円の支出(前年同期は92,340千円の収入)となりました。これは、配当金の支払額189,158千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。