売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E35989 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。また、当社の事業セグメントはファミリーデータプラットフォーム事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。

 

(1) 経営成績の状況

当第2四半期累計期間において、サービス消費とインバウンド需要に支えられ、経済活動は緩やかに回復の兆しを見せた一方、ロシア・ウクライナの情勢の長期化やイスラエル軍のガザ侵攻など不安定な国際情勢の中、原材料やエネルギー価格の高騰に伴う物価の上昇など依然として先行きが不透明な状況が続いています。

このような情勢下、当社は「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というコーポレートビジョンのもと、家族のつながりを起点としたファミリーデータプラットフォーム事業を展開しております。中長期的な事業成長、ビジョン実現のため家族に対して「安心」と「便利」を提供するべく、家計に占める支出割合の高い領域である住関連、生活必需品、金融関連等の領域からサービス強化に着手しております。

特に、家族サポート事業(金融関連、生活必需品等)の契約者数拡大、並びに住関連領域のサービス強化による収益拡大に注力し、従来のユーザー送客によるフロー型ビジネスからストック型ビジネスへ着実に転換を進めてきております。

当社は、これらの事業の中長期での継続的な成長を目指し、事業規模の拡大とともに収益性を重視しつつ、インサイドセールス体制の整備・強化、自社データベース拡充のための広告宣伝として一定規模で投資を継続しております。その結果、家族サポート事業の累計契約者数は順調に増加し、当第2四半期末時点で約10,900人までに伸長してきております。また、フロー型ビジネスのライフイベントマーケティングは、引き続き大手企業向けのPoC案件の新規受注・完了に加えて、ヘアケア・衛生用品関連商材への送客が堅調に推移しております。

その結果、当第2四半期累計期間においてストック型ビジネスの累計契約者数を着実に積み上げたこと、並びにフロー型ビジネスが好調に推移したことにより、当第2四半期累計期間の売上高は1,200,769千円(前年同期比17.9%増)、営業利益は55,552千円(前年同期97,669千円の営業損失)、経常利益は58,399千円(前年同期92,013千円の経常損失)、四半期純利益は58,140千円(前年同期109,691千円の四半期純損失)となりました。

 

(2) 財政状態の状況
(資産)

当第2四半期会計期間末における流動資産は1,064,956千円(前事業年度末比4,182千円減少)となりました。これは主に、売掛金の増加199,226千円があった一方で、現金及び預金の減少212,801千円によるものであります。固定資産は45,629千円(前事業年度末比27,048千円増加)となりました。これは主に、ストック型ビジネスへの切替によるインサイドセールス人員の体制強化に伴う投資その他の資産の増加によるものであります。

以上の結果、総資産は1,110,585千円(前事業年度末比22,865千円増加)となりました。

 

(負債)

 当第2四半期会計期間末における流動負債は404,300千円(前事業年度末比1,459千円減少)となりました。これは主に、買掛金の増加27,818千円、未払金の増加9,077千円があった一方で、その他の減少38,624千円があったことによるものであります。固定負債は255,203千円(前事業年度末比50,000千円減少)となりました。これは主に、借入金の返済による長期借入金の減少50,000千円によるものであります。

 以上の結果、負債合計は659,504千円(前事業年度末比51,459千円減少)となりました。

 

(純資産)

 当第2四半期会計期間末における純資産は451,080千円(前事業年度末比74,325千円増加)となりました。これは主に、新株予約権の行使により3,600千円、譲渡制限付株式の発行により4,495千円資本金及び資本剰余金がそれぞれ増加し、また、四半期純利益の計上により利益剰余金が58,140千円増加したことによるものであります。なお、減資により資本金が259,191千円減少し、資本剰余金が121,204千円、利益剰余金が137,987千円増加しております。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は473,845千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は次のとおりであります。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は170,000千円(前年同四半期累計期間は93,070千円の支出)となりました。

これは主に仕入債務の増加額27,818千円、税引前当期純利益58,404千円増加があったものの、売上債権の 増加額199,226千円発生したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用(獲得)した資金はありませんでした。(前年同四半期累計期間は2,589千円の支出

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は42,800千円(前年同四半期累計期間は48,015千円の支出)となりました。

これは主に、長期借入金の返済が50,000千円発生したこと、株式の発行による収入7,200千円によるものであります。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等の重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。