売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E35827 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する規制の緩和が一層進み、経済活動は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢を巡る地政学的リスクの長期化、外国為替市場における円安基調の強まりの影響等で原材料価格の高騰が続き、依然として国内外における経済の見通しは不透明な状況となっています。

こうした経営環境の中、当社グループは、顧客の課題に応じて必要なサービスを提供すべく、「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」という単一セグメントの中で、顧客と一緒にデジタルプロダクトを創造していく「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタルプロダクトの創造に必要な人材を発掘・育成し、顧客に輩出していく「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインを展開し、顧客数及び顧客単価の拡大を重点課題として取り組んでいます。

「クリエイティブ&エンジニアリング」においては、既存顧客からの受注増加と、新規顧客の増加が継続していることにより、当第3四半期連結累計期間におけるストック型顧客数は114社、顧客単価は5,208千円、売上高は8,061百万円(前年同期比%16.6増)となりました。「タレントプラットフォーム」においては、企業の採用意欲が回復基調にあり、売上高は1,222百万円(前年同期比12.9%増)となりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高9,284百万円(前年同期比16.2%増)、売上総利益4,838百万円(前年同期比29.7%増)、営業利益1,336百万円(前年同期比105.6%増)、経常利益1,727百万円(前年同期比112.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,204百万円(前年同期比93.5%増)となりました。

なお、当社グループは、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載していません。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は12,734百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,059百万円増加しました。これは主に、現金及び預金が2,811百万円、「クリエイティブ&エンジニアリング」売上の増加により売掛金が287百万円増加したことによるものです。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債は3,436百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,498百万円増加しました。これは主に、短期借入金979百万円の増加によるものです。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は9,297百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,561百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加1,204百万円、為替換算調整勘定339百万円の増加によるものです。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、172百万円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。