売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E00840 IFRS


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

 当中間連結会計期間における世界経済は、引き続き景気持ち直しの動きが緩やかに継続しましたが、一部の国や地域においては、需要の減少や米国の通商政策等を背景とする回復鈍化の傾向がみられました。日本経済においては、雇用や所得環境の改善による景気持ち直しの動きが継続したものの、米国の通商政策の影響による不透明感がみられました。

 

このような情勢のもとで、当社グループの当中間連結会計期間の業績は以下のとおりとなりました。

なお、当社は経営指標の一つとしてコア営業利益を採用しております。コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出しております。

 

売上収益は、前中間連結会計期間に比べ768億円減(8.6%減)の8,136億円となりました。これは、ナフサ等原料価格の下落に伴う販売価格の下落や、主にベーシック&グリーン・マテリアルズセグメントにおける販売の減少などによるものです。

コア営業利益は、前中間連結会計期間に比べ83億円減(15.8%減)の445億円となりました。これは、ナフサ等原料価格の下落に伴う在庫評価損益の悪化などによるものです。

営業利益は、前中間連結会計期間に比べ181億円減(39.3%減)の279億円となりました。これは、コア営業利益の減少に加え、中国でフェノール事業を展開する持分法適用会社の投資に対する減損損失を計上したことなどによるものです。

金融収益・費用は、前中間連結会計期間に比べ35億円改善の17億円の損失となりました。

以上により、税引前中間利益は、前中間連結会計期間に比べ146億円減(35.9%減)の262億円となりました。

親会社の所有者に帰属する中間利益は、前中間連結会計期間に比べ144億円減(64.7%減)の78億円となり、基本的1株当たり中間利益は41.76円となりました。

 

セグメント別の状況は、次のとおりであります。

 

なお、当社は、2025年4月1日に実施した組織改正に伴い、エム・エーライフマテリアルズ㈱他一部の連結子会社の帰属セグメントを見直しております。これに伴い、前中間連結会計期間比較にあたっては、前中間連結会計期間分を変更後のセグメントに組み替えて行っております。

 

(ライフ&ヘルスケア・ソリューション)

当セグメントの売上収益は、前中間連結会計期間に比べ2億円減の1,153億円、売上収益全体に占める割合は14%となりました。また、コア営業利益は、主にビジョンケア及び農業化学品の販売が堅調に推移したものの、大牟田工場製造設備の稼働停止影響により、前中間連結会計期間に比べ23億円減の130億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・減益となりました。

ビジョンケアのメガネレンズ用材料は、販売が堅調に推移しました。一方、大牟田工場製造設備の稼働停止影響により固定費等が悪化しました。

オーラルケアは、販売が前中間連結会計期間並で推移しました。

農業化学品は、販売が堅調に推移しました。

 

(モビリティソリューション)

当セグメントの売上収益は、子会社株式の譲渡により、前中間連結会計期間に比べ186億円減の2,582億円、売上収益全体に占める割合は32%となりました。また、コア営業利益は、主にエラストマーの販売が堅調に推移したものの、米国の関税影響や為替差等による交易条件の悪化により、前中間連結会計期間に比べ24億円減の260億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・減益となりました。

エラストマーは、販売が堅調に推移しました。一方、為替差等により交易条件が悪化しました。

PPコンパウンドは、販売が前中間連結会計期間並で推移しました。また、為替差による悪化があるものの、価格改定により交易条件が改善しました。

ソリューション事業は、販売が前中間連結会計期間並で推移しました。

 

(ICTソリューション)

当セグメントの売上収益は、子会社株式の譲渡により、前中間連結会計期間に比べ28億円減の1,370億円、売上収益全体に占める割合は17%となりました。一方、コア営業利益は、主に半導体・光学材料及びICTフィルム・シートの販売が堅調に推移したことにより、前中間連結会計期間に比べ50億円増の178億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・増益となりました。

半導体・光学材料は、半導体市場の需要回復により販売が堅調に推移しました。

コーティング・機能材は、販売が前中間連結会計期間並で推移しました。

ICTフィルム・シートは、半導体市場の需要回復により販売が堅調に推移しました。

不織布は、販売が前中間連結会計期間並で推移しました。

 

(ベーシック&グリーン・マテリアルズ)

当セグメントの売上収益は、前中間連結会計期間に比べ554億円減の2,956億円、売上収益全体に占める割合は36%となりました。また、コア営業損失は、ナフサ等原料価格の下落に伴う在庫評価損益の悪化などにより、前中間連結会計期間に比べ79億円増の105億円となりました。以上により、セグメント全体では、減収・コア営業損失の増加となりました。

フェノール類は、前中間連結会計期間に比べ販売が減少しました。

ポリオレフィンは価格改定により交易条件が改善しました。

ナフサクラッカーの稼働率は、川下製品の需要減少及び大規模な定期修理の影響により低調に推移しました。

 

(その他)

当セグメントの売上収益は、前中間連結会計期間に比べ2億円増の75億円、売上収益全体に占める割合は1%となりました。また、コア営業損失は、前中間連結会計期間に比べ8億円減の3億円となりました。

 

②財政状態

当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ538億円減の2兆1,002億円となりました。

当中間連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ598億円減の1兆1,236億円となりました。また、有利子負債は412億円減の7,505億円となりました。この結果、資産合計に対する有利子負債の比率は前連結会計年度末に比べ1.1ポイント減の35.7%となりました。

当中間連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ60億円増の9,766億円となり、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末に比べ1.3ポイント増の40.7%となりました。

以上により、当中間連結会計期間末のネットD/Eレシオ(ネット有利子負債(有利子負債-現預金・長期性預金)/親会社の所有者に帰属する持分)は、前連結会計年度末に比べ0.06ポイント減の0.67となりました。

 

③キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ17億円減の1,689億円となりました。

 

・営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動によって得られた資金は、前中間連結会計期間に比べ92億円増の1,272億円となりました。これは主に、運転資本が減少したことなどによるものです。

・投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動によって使用された資金は、前中間連結会計期間に比べ93億円増の576億円となりました。これは主に、子会社の取得による支出が発生したことや、子会社の売却による収入が減少したことなどによるものです。

・財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動によって使用された資金は、前中間連結会計期間に比べ317億円減の728億円となりました。これは主に、有利子負債の返済額が減少したことなどによるものです。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

当中間連結会計期間における研究開発費の総額は233億円であります。なお、当中間連結会計期間における当社グループの主要研究課題に重要な変更はありません。

 

(4)主要な設備

前連結会計年度末における当連結会計年度1年間の設備投資計画(新設・増設等)は1,540億円ですが、当中間連結会計期間末における変更はありません。

また、セグメント毎の設備投資計画についても変更はありません。