売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37169 


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、当社グループは、前第3四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことにより、経済活動が正常化に向かっており、景気の緩やかな回復が進んでおります。一方、急速な円安による経済への悪影響や物価高が懸念材料となるなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 当社サービスを利用する理美容業界においても、外出規制やマスク規制の緩和といったアフターコロナの動きが顕著になる中、個人消費活動に持ち直しの傾向が見られてきました。

 このような環境の中、当社グループは、「インターネットを通じて、心のつながりを提供する」というミッションのもと、理美容店舗に対して、店舗とお客様のつながりをサポートする、クラウド型予約管理システム 「BeautyMerit(ビューティーメリット)」及び、複数の理美容店舗の集客サイト及び自社予約エンジンの在庫・ 料金等を一元管理する予約一元管理システム「かんざし」の提供を通じた事業展開を行ってまいりました。

 理美容サービスにおけるネット予約の普及等を背景に店舗の規模の大小に関わらず店舗経営の情報システム化は加速しており、営業活動を推進することで当社グループの更なるシェア拡大を目指しております。

 当第3四半期連結累計期間においては、教育体制や研修制度の見直しも順調に進んでいることから、営業人員の採用を再開いたしました。営業担当が商談等の営業活動に注力するために、業務を細分化し役割を分担するなど、さらなる営業力の強化と獲得スピードの向上を目指した取り組みも実施しております。また、サブスクリプションの売上・販売枚数等の集計・確認ができる機能や、キャッシュレス決裁機能の「BeautyMerit Pay」がLINEミニアプリ上でも利用できる機能など、店舗のニーズに対応した機能拡充を進めております。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,441,325千円、営業利益は104,427千円、経常利益は98,261千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,454千円となりました。

 なお、当社グループは理美容ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は4,931,675千円となり、前連結会計年度末に比べ165,110千円減少いたしました。

 これは主として、敷金及び保証金の増加79,077千円、のれんの減少202,157千円によるものです。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は1,766,509千円となり、前連結会計年度末に比べ172,565千円減少いたしました。

 これは主として、未払法人税等の減少49,441千円、長期借入金の減少160,704千円によるものです。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は3,165,166千円となり、前連結会計年度末に比べ7,454千円増加いたしました。

 これは、親会社株主に帰属する四半期純利益7,454千円を計上したことによる利益剰余金の増加によるものです。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 重要な研究開発活動はありません。