売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05268 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

 当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、コロナ後の緩和策や円安を背景にインバウンド需要や内需の正常化により持ち直す動きが見られました。一方で、原材料・エネルギー価格の高騰や急激な為替相場の変動などの影響から、依然として先行不透明な状況が続いております。GDPの伸び率は、2023年10月~12月に前年同月比0.1%となりました。消費者物価指数(生鮮食品は除く)は、前年同月比2.0%~2.8%の間で推移しました。

 このような状況の下、当社グループでは、「ネクシーズZEROにおける金融機関等の提携パートナーを通じた新たな顧客層の開拓や新たに開始したACCEL JAPAN(以下、「アクセルジャパン)を中心に各種サービスの業容の拡大に注力しております

 これらの結果、売上高10,874百万円(前年同四半期比8.4%増)、営業利益297百万円(前年同四半期比0.8%増)、経常利益285百万円(前年同四半期比0.1%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は174百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益207百万円)となりました。

 

 当第2四半期連結累計期間における報告セグメントの概況は次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、従来の「電子メディア事業」の名称を「メディア・プロモーション事業」に変更しております。この変更はセグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。

 

[エンベデッド・ファイナンス事業]

 エンベデッド・ファイナンス事業では設置工事費用を含めた初期投資オールゼロで顧客に最新の省エネルギー設備等を導入できるネクシーズZEROの提供利用者獲得業務及び省エネルギー設備等の販売を行っております

 当第2四半期累計期間においては新たに積極的な中途採用を開始したことや、各地域の事業所での現地採用を強化し、人員の増強を図っております。また、銀行や保険代理店に加えて信用金庫との提携も進め、新たな顧客の開拓に努めております。これにより、設備投資案件が引き続き増加しております

 これらの結果、エンベデッド・ファイナンス事業は、売上高8,532百万円(前年同四半期比10.3%増)、セグメント利益259百万円(前年同四半期比45.8%減)となりました。

 

[メディア・プロモーション事業]

 メディア・プロモーション事業では、企業プロモーション支援を目的として、インターネットを主とした各種サービスを提供しております。

 当第2四半期連結累計期間においては、タレントを起用した企業プロモーション支援プロジェクト「アクセルジャパン」の新規契約だけでなく、年間契約の更新が加わり、好調に推移しております。電子雑誌「旅色」の宿泊施設や飲食店などの広告掲載が増加いたしました。ECサポートやウェブサイト制作・運営等については、業務効率化による収益性の向上に努めております。

 これらの結果、メディア・プロモーション事業は、売上高2,337百万円(前年同四半期比2.7%増)、セグメント利益473百万円(前年同四半期比70.0%増)となりました。

 

[その他事業]

 その他事業では、電力小売「ネクシィーズ電力」の提供を行っております。

 当第2四半期連結累計期間においては、前連結会計年度より開始した他社への顧客移管を終えました。当該施策により、損益が大幅に改善しております。

 これらの結果、その他事業は、売上高4百万円(前年同四半期比78.5%減)、セグメント利益1百万円(前年同四半期はセグメント損失19百万円)となりました。

 

②財政状態

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は15,310百万円となり、前連結会計年度末に比べて134百万円の減少となりました。

 

(流動資産)

 流動資産は11,130百万円となり、前連結会計年度末に比べて11百万円の減少となりました。これは主に、リース債権が939百万円減少した一方で、現金及び預金が900百万円増加したことによるものであります。

 

(固定資産)

 固定資産は4,180百万円となり、前連結会計年度末に比べて122百万円の減少となりました。これは主に、繰延税金資産が167百万円減少した一方で、工具、器具及び備品(純額)が6百万円、投資その他の資産のその他が22百万円増加したことによるものであります。

 

(流動負債)

 流動負債は9,469百万円となり、前連結会計年度末に比べて0百万円の減少となりました。これは主に、未払法人税等が280百万円、未払金が27百万円減少した一方で、短期借入金が305百万円増加したことによるものであります。

 

(固定負債)

 固定負債は2,692百万円となり、前連結会計年度末に比べて418百万円の増加となりました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定を除く)が406百万円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は3,149百万円となり、前連結会計年度末に比べて552百万円の減少となりました。これは主に、利益剰余金が434百万円、資本剰余金が79百万円減少したことによるものであります。

 

③キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」)の四半期末残高は5,882百万円となり、前連結会計年度末に比べて900百万円の増加となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は737百万円(前年同四半期は2,396百万円の収入)となりました。これは主に、売上債権の増加額420百万円、仕入債務の減少額122百万円があった一方で、税金等調整前四半期純利益308百万円、リース債権の減少額955百万円、支払利息が12百万円あったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は85百万円(前年同四半期は28百万円の支出)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入8百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出36百万円、無形固定資産の取得による支出20百万円、その他支出が37百万円あったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は247百万円(前年同四半期は462百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出801百万円、配当金の支払額258百万円があった一方で、長期借入れによる収入1,300百万円があったことによるものであります。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。