売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05272 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当社グループは、「United Innovation “価値共創 and beyond”」をスローガンに[成長の追求]と[成長を支える経営基盤強化]を基本方針とする中期経営計画(2023~2025年度)を推進しています。

[成長の追求]では「社会課題への貢献を通じた価値共創」「電子コミックとヘルスケアでの成長継続と海外展開」「サービス化の継続推進」「成長領域への投入資源集中」を主要な施策として、また[成長を支える経営基盤強化] では「人財力の強化」に取り組み、業績目標の達成を目指します。

 

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高60,363百万円(前年同四半期比19.8%増)、営業利益6,365百万円(同9.4%増)、経常利益6,445百万円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,271百万円(同128.6%増)となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりです。

 

a.ネットビジネス・セグメント

当第3四半期連結累計期間のネットビジネス・セグメントは、売上高42,126百万円(前年同四半期比25.4%増)、 営業利益5,661百万円(同29.2%増)となりました。

電子コミック配信サービスにおいて、従量課金コースの利用が好調に推移したことに加え、ヒット作品の創出とマーケティング施策の相乗効果により、業績は成長路線を維持しています。そのため、前年同四半期比で大幅に増収増益となりました。

 

b.ITサービス・セグメント

当第3四半期連結累計期間のITサービス・セグメントは、売上高は、病院向け事業を中心に堅調に推移し18,237百万円(前年同四半期比8.7%増)となりました。営業利益は、売上構成差及びサービス化に向けた先行投資を継続したことにより756百万円(同47.4%減)となりました。

同期間には、ヘルスケア事業における製品ラインナップ拡充とともに中小規模医療施設市場への展開を加速するため、クラウド及びAI画像解析技術を用いた医用画像診断システムを自社で開発・提供する㈱ジェイマックシステムの連結子会社化を行いました。また、災害・危機対応サービスの付加価値向上と新サービスの創出等を目的に、AI危機管理サービスの㈱Specteeとの資本業務提携を進めるなど、成長に向けた資本投資を実行しました。

加えて、サービス領域の拡大を図るため、既存製品の新バージョン開発やクラウドサービスの機能改善・展開等に加え、外国人介護人材紹介サービスの提供を開始しました。

 

② 財政状態

総資産は、売上債権が減少する一方、投資有価証券の取得等による投資その他の資産の増加及び㈱ジェイマックシステムを子会社化したことによる資産の取得並びにのれんの発生等により、前連結会計年度末と比較して2,657百万円増加し、62,945百万円となりました。負債は、賞与引当金及び未払法人税等が減少する一方で、㈱ジェイマックシステムを子会社化したことによる負債の取得及び支払債務の増加等により、前連結会計年度末と比較して905百万円増加し、15,998百万円となりました。また、純資産は、利益剰余金が配当金の支払により減少する一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して1,752百万円増加し、46,946百万円となりました。

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の74.3%から73.9%となりました。

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は121百万円です。