株式会社スペースマーケット

ブランドなど:スペースマーケット
情報・通信業インターネットグロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E35330 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 わが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が一段と薄れて各地域で人流が回復し、国内の経済・消費活動の正常化が進んでまいりました。その一方で、不安定な国際情勢の中、原材料価格やエネルギー価格の高騰、諸物価の上昇や為替相場の急激な変動など、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。

 当社の事業領域であるシェアリングエコノミー領域においては、2024年4月からライドシェアが国内の一部地域で解禁され、シェアリングエコノミー領域がより活性化される事が期待されております。

 このような外部環境の中、当社グループにおいては、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」とい
うビジョンのもと、「スペースシェアをあたりまえに」というミッションを掲げており、当社のプラットフォ
ーム「スペースマーケット」を運営してまいりました。
 当連結会計年度においては、検索エンジンへの奏功効果の継続、掲載スペース数の増加により、当社の主要KPIの構成要素である利用スペース数は堅調に推移しております。

 また、公共施設予約管理システム「Spacepad」の自治体への導入も進んでおり、アナログ管理されていた施設の予約管理をデジタル化する事で煩雑な管理業務の効率化を見込んでおります。キャッシュレス決済や、予約システムと連携したスマートロック導入も進める事で更なる業務効率化と住民の利便性向上を実現してまいります。
 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は447,926千円(前年同期比30.3%増)、営業利益は37,960千円(同444.6%増)、経常利益は37,908千円(同461.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は40,788千円(同1,577.3%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(流動資産)

当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,567,273千円となり、前連結会計年度末に比べ137,163千円減少いたしました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的に3月のスペース利用が減少したことに伴い未収入金が減少したものです。

 

(固定資産)

当第1四半期連結会計期間末における固定資産は337,160千円となり、前連結会計年度末に比べ3,434千円減少いたしました。これは主に、のれんの償却によるものです。

 

(流動負債)

当第1四半期連結会計期間末における流動負債は1,281,238千円となり、前連結会計年度末に比べ186,789千円減少いたしました。これは主に、季節的要因によりスペース利用が増加する12月と比較し、相対的に3月のスペース利用が減少したことに伴う掲載ホストへの未払金減少によるものであります。

 

(固定負債)

当第1四半期連結会計期間末における固定負債は23,557千円となり、前連結会計年度末に比べ1,521千円減少いたしました。これは主に、長期借入金を返済したことによるものであります。

 

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は599,638千円となり、前連結会計年度末に比べ47,712千円増加いたしました。これは主に、当第1四半期連結会計期間に親会社株主に帰属する四半期純利益40,788千円、新株予約権の増加が6,898千円生じたことによるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。