E00977 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間会計期間における我が国経済は、緩やかな回復基調で推移したものの、地政学リスクや米国の関税政策等の影響及び物価上昇の長期化等、依然として先行き不透明な状況が継続しております。また、医療分野でも、高度医療や医師育成を担う国立大学病院において、人件費や資材価格上昇等に伴う経営悪化の可能性が報じられており、国内医療全体への影響が懸念されています。
臨床検査薬分野においては、引き続き様々な呼吸器感染症が流行する中で、各種疾患の診断や治療に欠かせない検査試薬及び機器の重要性に変化はありません。また、個別化医療や遺伝子治療等に寄与する高度な検査から、臨床検査技師の実務負担や患者の負担軽減に資する検査試薬や医療機器まで、価値ある検査の継続的な開発と供給が求められています。
このような状況の中、当社では敗血症診断用プロカルシトニンキットのシェア拡大に注力するとともに、当社の基幹分野である、クレアチニンをはじめとする生化学検査試薬や、輸血検査試薬・機器の拡販活動を推進しております。この結果、当中間会計期間の当社売上高は27億6千8百万円(前年同期比3.7%増)となりました一方、円安の影響を含む原材料価格の上昇や人件費等の増加により、営業利益は、4億2千2百万円(前年同期比10.4%減)、経常利益は、4億2千7百万円(前年同期比9.8%減)、中間純利益は、3億6百万円(前年同期比12.0%減)となりました。
(2)財政状態の状況
当中間会計期間末における資産合計は89億円となり、前事業年度末と比べ1億1千5百万円の増加となりました。流動資産は59億3千7百万円となり、前事業年度末と比べ1億1千6百万円の増加となりました。これは、現金及び預金が8千9百万円減少し、受取手形及び売掛金が9千3百万円、電子記録債権が7千1百万円、前渡金が2千8百万円増加したこと等によります。固定資産は29億6千3百万円となり、前事業年度末と比べ1百万円の減少となりました。これは、繰延税金資産が2千1百万円、減価償却の進捗に伴い4千9百万円減少し、固定資産の取得により3千5百万円、投資有価証券が3千4百万円増加したこと等によります。
当中間会計期間末における負債合計は19億5千1百万円となり、前事業年度末と比べ5千8百万円の減少となりました。これは、賞与引当金が1千9百万円、未払法人税等が1千8百万円増加し、未払費用が5千5百万円、支払手形及び買掛金が4千3百万円減少したこと等によります。
当中間会計期間末における純資産合計は69億4千9百万円となり、前事業年度末と比べ1億7千4百万円の増加となりました。これは、配当金の支払いによる減少と、中間純利益により増加したこと等によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は29億6千7百万円となり、前事業年度末と比べ8千9百万円の減少となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動は7千9百万円の資金の増加(前年同期は3億4千5百万円の増加)となりました。これは、売上債権の増加1億6千2百万円、未払費用の減少5千5百万円、仕入債務の減少4千6百万円、未払金の減少4千7百万円、法人税等の支払9千2百万円により減少し、税引前中間純利益4億2千7百万円、減価償却の進捗4千9百万円により増加したこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動は0百万円の資金の増加(前年同期は1千2百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動は1億6千9百万円の資金の支出(前年同期は3億9千6百万円の支出)となりました。これは、配当金の支払い1億5千5百万円等によります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間会計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当中間会計期間における研究開発活動の金額は1億2千6百万円であります。
なお、当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当中間会計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に変更はありません。
当社は、流動性資金を安定的に確保するための基本方針として、年次資金計画に基づき、事業運営のために
必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。また、現金及び現金同等物の十分な流動性を確保しなが
ら、事業継続と将来に向けた事業の拡大のため、効率的に資本を投下、運用していくことが経営課題でありま
す。