E04704 Japan GAAP
本文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済状況は、経済が正常化に戻りつつあるなか、燃料や物価高騰により個人消費の伸び悩みや、長期化しているウクライナ情勢の影響で依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループは構造改革の第2フェーズとして、主力であるウェルネス事業の成長戦略等に取り組んでおり、フィットネスでは新サービス提供施策としてピラティススタジオを中心に子供のためのエンタメスクール「スタジオスター」や「パルクール教室」など当社ならではのサービスの提供をいたしました。保育では園内サービスプログラムや来年度の園児獲得に向けた活動を推進いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は27億25百万円(前年同四半期比1.2%減)、売上総利益は25億66百万円(前年同四半期比0.8%増)、営業利益は38百万円(前年同四半期は営業損失24百万円)、経常利益は7百万円(前年同四半期は経常損失67百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は16百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億38百万円)となりました。
当第3四半期連結累計期間における売上高をセグメント別に示すと次のとおりであります。
<事業部門売上高>
セグメントの名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) |
前年同四半期比(%) |
ウェルネス事業(千円) |
2,434,112 |
103.8 |
(フィットネス) |
663,048 |
99.4 |
(保育・介護等) |
1,771,063 |
105.5 |
クリエーション事業(千円) |
55,590 |
48.3 |
不動産賃貸事業(千円) |
132,013 |
103.4 |
その他(千円) |
103,462 |
61.0 |
合計(千円) |
2,725,179 |
98.8 |
(注) 1. ウェルネス事業は、フィットネス部門、保育部門、介護部門等の売上高であります。
2.クリエーション事業は、オンラインクレーンゲーム部門の売上高であります。
3.不動産賃貸事業は、不動産賃貸部門の売上高であります。
4.その他は、コールセンター部門、カウネット代理店部門等の売上高であります。
(ウェルネス事業)
フィットネスは、第2四半期で行った入会キャンペーンとピラティススタジオの新規出店等により既存店では売上高は伸びているものの、7月に災害により閉店した秋田広面店の影響があり前年同期比99.4%となりました。保育は、サーキットプログラムの提供や保護者向けのイベントに出展するなど、園児充足率を高い水準で維持しており、介護は、訪問介護とグループホームにおいて顧客ニーズに対応しながら利用率等を維持し、売上高は前年同期比105.5%となりました。
以上の結果、売上高は24億34百万円(前年同期比103.8%)となりました。
(クリエーション事業)
オンラインクレーンゲームは、タイムパフォーマンスが重要視され消費者の時間の使い方が変わり、業界全体で利用ユーザーが減少している中、キャンペーンや限定イベント等を行い収益改善に取り組みましたが、売上高は55百万円(前年同期比48.3%)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸は、2023年4月より新規テナント誘致をしたことで収入が増加し、売上高は1億32百万円(前年同期比103.4%)となりました。
(その他)
報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に当社子会社が運営するコールセンター事業やカウネット代理店事業、通販サイト「NorthernLABO」などのEC事業等となり、売上高は1億3百万円(前年同期比61.0%)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は11億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億66百万円減少しました。これは主に現金及び預金が4億61百万円減少したことによるものであります。固定資産は28億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億88百万円減少しました。これは主に有形固定資産が92百万円、無形固定資産が6百万円、差入保証金が1億57百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、39億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億55百万円減少しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は19億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億64百万円減少しました。これは主に短期借入金が1億円、1年内返済予定の長期借入金が34百万円、未払法人税等が52百万円、転貸損失引当金が72百万円減少したことによるものであります。固定負債は6億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億73百万円減少しました。これは主に長期借入金が1億23百万円、社債が27百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は26億11百万円となり前連結会計年度末に比べ4億37百万円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は13億56百万円となり、前連結会計年度末に比べ17百万円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失16百万円計上したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は34.2%(前連結会計年度末は31.1%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。