E05096 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 連結経営成績に関する定性的情報
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、インバウンド需要の継続などにより、一部に回復傾向がみられるものの、物価上昇による個人消費の低迷など、先行きは不透明な状況が続いております。また、為替相場の動向や長期化するロシア・ウクライナ情勢、中東情勢の地政学リスク、米トランプ政権による関税措置の影響等、依然として社会や経済環境を注視していく必要があります。
このような環境の中、当社グループは「人の能力は、無限の可能性を秘めています。私たちは、その能力を最大限に引き出し、人と社会の幸せのために貢献します。」を統括理念として掲げ、事業を運営してまいりました。当社グループは、全37社・18分野にわたり約41万人のプロフェッショナルネットワークを有しております。ネットワークするクリエイターや医師、ITエンジニア、弁護士、会計士、建築士、ファッションデザイナー、シェフ、研究者等の専門的な能力を有するプロフェッショナルへのニーズは底堅く推移しております。
当中間連結会計期間は、主要なクリエイティブ分野(日本)及び医療分野を中心に着実に利益成長を実現し、概ね計画通りに推移いたしました。当社グループは2025年3月に新たに6社を連結子会社化いたしました。株式会社バンダイナムコエンターテインメントと共同で設立した合弁会社 株式会社URS Gamesはゲーム関連での開発・運営事業を、株式会社T&Wオフィスを持株会社とする高橋書店グループ5社は手帳・日記、カレンダー等の企画、編集、出版等の事業を展開しております。また、2025年6月1日付で株式会社C&Rインキュベーション・ラボより社名を変更した株式会社C&R EVERLASTING STORYは、経営者をプロフェッショナルと捉え、優秀な経営人材が活躍する場を提供するとともに、社会問題化する優良企業の事業承継に関する課題を解決することを目的として、事業を加速しております。今回の高橋書店グループの連結子会社化はその第一弾としての位置づけであり、今後、当社グループのリソースを掛け合わせ、企業価値の向上を目指してまいります。
なお、高橋書店グループの業績は当中間連結会計期間より連結損益に反映されております。手帳や日記、カレンダーなどの企画・編集・出版を主要事業とする高橋書店グループは、出版業界特有の商習慣により当中間連結会計期間は出荷した商品の返品が集中する時期となるため、営業損益及び経常損益において一時的にマイナス要因となっておりますが、通期では安定した収益確保を見込んでおります。当中間連結会計期間における高橋書店グループの業績は、売上高361百万円、営業損失378百万円、経常損失383百万円となりました。一方、一時的な赤字及び税効果会計の影響に伴い税金費用が減少したことにより、中間純利益633百万円となりました。
これらの結果、当社グループの当中間連結会計期間の業績は、売上高28,092百万円(前年同期比108.7%)、営業利益2,138百万円(前年同期比97.4%)、経常利益2,112百万円(前年同期比93.2%)、親会社株主に帰属する中間純利益は2,214百万円(前年同期比150.7%)となりました。
報告セグメントごとの業績は次のとおりであります。なお、当中間連結会計期間より、報告セグメントを変更しております。当中間連結会計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
① クリエイティブ分野(日本)
クリエイティブ分野(日本)は、グループの中核となる当社を筆頭に全6社で構成しております。映像、ゲーム、Web、広告・出版等のクリエイティブ領域で活躍するクリエイターを対象としたプロデュース、ライツマネジメント、エージェンシー事業を展開しております。
当中間連結会計期間におけるクリエイティブ分野(日本)の業績は、映像、ゲーム、Web等の主力分野が堅調に推移し、売上高19,113百万円(前年同期比109.4%)、セグメント利益(営業利益)1,335百万円(前年同期比115.8%)となりました。
② クリエイティブ分野(韓国)
クリエイティブ分野(韓国)は、連結子会社 CREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co., Ltd.を中心に2社で構成しており、クリエイティブ分野(日本)と同様のビジネスモデルを韓国にて展開しております。主な活動分野は、映像分野と出版分野であり、テレビ局への人材派遣やオリジナルコミックの企画・制作等を展開しております。
当中間連結会計期間におけるクリエイティブ分野(韓国)の業績は、売上高1,402百万円(前年同期比88.9%)、セグメント損失(営業損失)16百万円(前年同期はセグメント損失11百万円)となりました。
③ 医療分野
医療分野は、連結子会社 株式会社メディカル・プリンシプル社を中心に2社で構成しております。医師の紹介事業や医学生・研修医向けのイベント開催、地域医療周辺サービス事業等を展開しております。
当中間連結会計期間における医療分野の業績は、医師紹介の成約数が前年同期を上回って順調に推移した結果、売上高3,584百万円(前年同期比109.7%)、セグメント利益(営業利益)1,247百万円(前年同期比122.4%)となりました。
④ 会計・法曹分野
会計・法曹分野は、連結子会社 ジャスネットコミュニケーションズ株式会社及び連結子会社 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社が、会計士や弁護士を対象としたエージェンシー事業を中心に展開しております。
当中間連結会計期間における会計・法曹分野の業績は、前期より続く人材紹介サービスの成約長期化の影響により、売上高1,186百万円(前年同期比95.4%)、セグメント利益(営業利益)54百万円(前年同期比88.5%)となりました。
⑤ CRES分野
CRES分野は、連結子会社 株式会社C&R EVERLASTING STORY(2025年6月1日付で株式会社C&Rインキュベーション・ラボより社名変更)を中心に、2025年3月に連結子会社化した高橋書店グループを含めた全6社で構成しております。連結子会社 株式会社C&R EVERLASTING STORYは、事業承継・再生支援、投資・ファンド・M&Aアドバイザリー事業、事業戦略コンサルティング事業等を展開しております。当社グループがネットワークするプロフェッショナルの知恵・経験といった未来への財産を活かしながら、新たな事業承継の形を作り出し、中小企業の「事業承継」問題という社会課題の解決に取り組んでおります。
なお、高橋書店グループの業績は当中間連結会計期間より連結損益に反映され、のれんの償却費用等が計上されております。
当中間連結会計期間におけるCRES分野の業績は、売上高389百万円(前年同期は売上高5百万円)、セグメント損失(営業損失)467百万円(前年同期はセグメント利益11百万円)となりました。
⑥ その他の事業
その他の事業は、全19社で構成しております。成長著しいIT分野やAI/DX分野、衣食住に関わるファッション分野、建築分野、アグリカルチャー分野での事業展開に加え、新たな事業の創出やプロフェッショナル・クライアントの課題解決の一助となるサービスの提供を推進しております。当社グループの連携を強化しながら業容拡大に取り組んでおります。
当中間連結会計期間におけるその他の事業の業績は、売上高は順調に増加している一方で、引き続き事業拡大に向けた積極的な投資を行っており、売上高2,416百万円(前年同期比106.7%)、セグメント損失(営業損失)2百万円(前年同期はセグメント損失36百万円)となりました。
(2) 連結財政状態に関する定性的情報
(資産)
当中間連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末より16,805百万円増加し37,604百万円となりました。これは、主として高橋書店グループの連結子会社化に伴い、現金及び預金が増加したことによるものであります。
当中間連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末より3,971百万円増加し10,251百万円となりました。これは、主として高橋書店グループの連結子会社化に伴い、有形固定資産及び繰延税金資産が増加したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末より19,255百万円増加し29,539百万円となりました。これは、主として高橋書店グループの連結子会社化に伴い、短期借入金が増加したことによるものであります。
当中間連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末より109百万円増加し891百万円となりました。これは、主として繰延税金負債が増加したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末より1,413百万円増加し17,426百万円となりました。これは、主として親会社株主に帰属する中間純利益を計上したことにより利益剰余金が増加した一方で、配当金の支払いにより利益剰余金が減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ13,093百万円増加し、22,112百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、3,193百万円の収入(前年同期は3,756百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前中間純利益2,169百万円及び、預り金の増加に伴うその他の負債の増減額1,448百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,648百万円の収入(前年同期は1,248百万円の収入)となりました。主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入2,104百万円及び、有形固定資産の取得による支出361百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、8,261百万円の収入(前年同期は360百万円の支出)となりました。主な要因は、短期借入金の純増減額9,100百万円及び、配当金の支払額891百万円等によるものであります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の記載について、重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。