売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05145 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は一部地域では底堅く推移しましたが、不安定な国際情勢の長期化や金融引き締めの影響により景気が低迷するなど先行き不透明な状況となりました。日本経済は物価の上昇傾向が続いている中、経済活動の活発化に伴い、雇用・所得環境が改善に向かい景気は緩やかな回復傾向が見られました。

当フィットネス業界におきましては、積極的な個人消費の広がりや外出機会の増加により健康やスポーツへの取り組みも増えており、様々なサービス提供も広がりをみせ、全体として回復基調となりました。

このような状況の中、当社グループは経営理念である『0歳から一生涯の健康づくりに貢献する』のもと、「現在価値の再強化による顧客満足度の向上」を目標とし、接客力・指導力の再強化に注力するとともに、安心・安全で快適な環境を提供できるよう努めてまいりました。

店舗については、10月に直営店として「セントラルウェルネスクラブ24久喜店」(埼玉県久喜市)の運営を開始し、当第3四半期連結会計期間末は直営181店舗、業務受託60店舗、合計241店舗となりました。

会費収入については、フィットネスは増加傾向が続いており、スクールについてはほぼ横ばいとなっております。

当第3四半期連結会計期間は、見学や体験からの入会獲得や紹介による入会、再入会の促進を行うとともに、利便性を上げるべくWEB入会の推進を行いました。また子ども向けには秋の短期スクールや野外スクールの募集強化を行いました。店舗施設については、トレーニングマシンをはじめとした設備や施設の環境改善や整備を引き続き進めております。

法人向け健康サービスや介護予防関連サービスについては前年を上回り、引き合いも多くなりました。特に介護予防関連サービスは好調で、出張・派遣事業も増えており、今後もその取り組みは進んでいくものと見込んでいます。

所属選手については、10月にベルギーで開催された第52回世界体操競技選手権大会の代表選手となった萱和磨、千葉健太、三輪哲平が男子団体総合で8年ぶりとなる金メダルを獲得し、畠田千愛は女子団体総合で8位となり、日本の女子団体パリオリンピック出場権獲得に貢献しました。11月の第40回日本パラ水泳選手権大会では、荻原虎太郎が200m個人メドレーで日本新記録を出して優勝、100mバタフライでも優勝しました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は33,995百万円(前年同期比4.7%増)、経常利益は1,781百万円(前年同期比109.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,133百万円(前年同期比153.3%増)となりました。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,122百万円減少し、41,442百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金、売掛金の減少等により流動資産が561百万円減少し、有形固定資産の減少等により固定資産が560百万円減少したことによるものです。
 負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,082百万円減少し、16,580百万円となりました。その主な要因は、契約負債、賞与引当金の減少により流動負債が411百万円減少し、長期借入金の減少等により固定負債が1,670百万円減少したことによるものです。
 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ959百万円増加し、24,861百万円となりました。この結果、自己資本比率は60.0%となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、94百万円であります。
 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。