E37902
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期累計期間(2024年1月1日から2024年3月31日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が一段と薄れて各地域で人流が回復し、海外渡航者も増加してきたことから個人消費にも回復の動きが見られました。その一方で、不安定なウクライナ情勢に加え物価上昇や円安の進行など、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
在宅医療業界におきましては、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、地域包括ケアシステムの構築を実現させることが国策として進められているなか、当社は、訪問看護が地域包括ケアにおいてより重要な役割を担えるように、訪問看護業務の電子化を進めるべく、当社サービスの普及と追加機能のリリース等、サービスの拡充に努めてまいりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、主力サービスの「iBow」の新規顧客獲得および「iBow事務管理代行サービス」の推進に注力し、売上高は574,960千円(前年同期比23.4%増)、営業利益は234,057千円(同4.9%増)、経常利益は234,186千円(同4.7%増)、四半期純利益は161,261千円(同4.4%増)となりました。
当社は、訪問看護ステーション向けサービス提供事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。売上高をサービスカテゴリー別に示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)
売上高 |
営業利益 |
|||||||
会計期間 |
クラウドサービス |
BPOサービス |
その他 |
計 |
||||
iBow |
iBow レセプト |
その他 |
iBow事務管理代行サービス |
その他 |
||||
当第1四半期累計期間 |
457,306 |
46,038 |
8,637 |
54,195 |
240 |
8,542 |
574,960 |
234,057 |
(2)財政状態の状況
(資産)
当第1四半期会計期間末における流動資産は1,698,837千円となり、前事業年度末に比べ157,931千円減少しました。これは主に、現金及び預金が158,605千円減少したこと等によるものであります。固定資産は505,787千円となり、前事業年度末に比べ18,173千円減少しました。これは主に、投資その他の資産「その他」が16,717千円減少したこと等によるものであります。
この結果、総資産は2,204,625千円となり、前事業年度末に比べ176,104千円減少となりました。
(負債)
当第1四半期会計期間末における流動負債は400,587千円となり、前事業年度末に比べ188,049千円減少しました。これは主に、法人税等の支払により未払法人税等が158,057千円減少したこと等によるものであります。固定負債は102,136千円となり、前事業年度末に比べ84千円増加しました。
この結果、負債合計は502,724千円と前事業年度末に比べ187,965千円減少となりました。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産は1,701,900千円となり、前事業年度末に比べ11,860千円増加しました。これは主に、繰越利益剰余金が四半期純利益の計上により161,261千円増加、配当金の支払により149,616千円減少したこと等によるものであります。
この結果、自己資本比率は前事業年度末の71.0%から77.2%となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期累計期間における当社の研究開発活動の金額は、624千円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。