株式会社エージェント・インシュアランス・グループ

保険業保険名証

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E38164 


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における日本経済は、個人消費や企業の生産活動を中心に経済活動の正常化が緩やかに進んだものの世界的な金融引き締めや不安定な国際情勢による資源・エネルギー価格の高騰や物価の上昇等、未だ先行き不透明な状況が続いております。

 このような経済環境のもと、当社グループは持続的な成長を実現するため、国内・海外とも、引き続きWebによる面談、コンサルティング等を積極的に取り入れるとともに、AIやIT技術を活用したデジタル接点の強化を図り、お客様の利便性向上に努めてまいりました。

 

 この結果、当第1四半期連結累計期間における営業収益は900,872千円(前年同期比13.4%増)、営業利益は22,310千円(前年同期は営業損失2,023千円)、経常利益は21,800千円(前年同期は経常損失2,250千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,345千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3,288千円)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

① 国内事業

 国内事業においては、愛知支店を中心に事業承継が順調に進み、合流前の保険募集人が取り扱っていた保険契約を譲り受けたことにより、損害保険の売上が順調に推移いたしました。また、生命保険においては、既存のお客様へのクロスセルにより販売が促進されました。

 この結果、同事業の当第1四半期連結累計期間における営業収益は839,112千円(前年同期比11.3%増)、セグメント利益は25,784千円(同724.9%増)となりました。

 

② 海外事業

 米国においては、昨年度に続き、お客様とのオンライン面談などで接点を強化し、損害保険を中心に売上が好調に推移いたしました。しかしながら、決算作業の業務委託費用の支出に加え、人員増加に伴う人件費の増加のため、例年どおり、当第1四半期のセグメント損益はマイナスとなりました。

 この結果、同事業の当第1四半期連結累計期間における営業収益は61,760千円(前年同期比52.0%増)、セグメント損失は3,984千円(前年同期はセグメント損失5,376千円)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,616,064千円となり、前連結会計年度末に比べ23,751千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が34,704千円増加したことによるものであります。

 固定資産は564,259千円となり、前連結会計年度末に比べ8,301千円増加いたしました。これは主に顧客関連資産が3,298千円増加、敷金及び保証金が5,189千円増加したことによるものであります。

 この結果、総資産は、2,180,323千円となり、前連結会計年度末に比べ32,053千円増加いたしました。

 

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は720,311千円となり、前連結会計年度末に比べ31,535千円増加いたしました。これは主に営業未払金が19,292千円増加、預り金が16,194千円増加したことによるものであります。

 固定負債は230,457千円となり、前連結会計年度末に比べ19,260千円減少いたしました。これは主に長期借入金が18,573千円減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は、950,768千円となり、前連結会計年度末に比べ12,275千円増加いたしました。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は1,229,555千円となり、前連結会計年度末に比べ19,778千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が9,345千円増加、為替換算調整勘定が10,433千円増加したことによるものであります。

 この結果、自己資本比率は56.4%(前連結会計年度末は56.3%)となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7)経営成績に重要な影響を与える要因

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。