株式会社エージェント・インシュアランス・グループ

保険業保険名証

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E38164 


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限が解除され、社会経済活動の正常化に向けた動きが進みましたが、引き続き金融市場の変動による影響や不安定な国際情勢による資源・エネルギー価格の高騰、円安を原因とする物価の上昇等、未だ先行き不透明な状況が続いております。

 このような経済環境のもと、当社グループは持続的な成長を実現するため、国内・海外とも、引き続きWebによる面談、コンサルティング等を積極的に取り入れるとともに、AIやIT技術を活用したデジタル接点の強化を図り、お客様の利便性向上に努めてまいりました。

 

 この結果、当第3四半期連結累計期間における営業収益は2,588,882千円(前年同期比5.8%増)、営業利益は80,194千円(同46.3%減)、経常利益は79,770千円(同47.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は51,603千円(同42.0%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

① 国内事業

 国内事業においては、2023年5月に開設した愛知支店や昨年開設した大阪支店を中心に事業承継が進展し、合流前の保険募集人が取り扱っていた保険契約を譲り受けたことにより、損害保険の売上が順調に推移いたしました。生命保険においては、提案スキル向上のための人材育成を強化しており、法人契約を中心として生命保険の売上が拡大しました。また、合流する保険募集人を「保険代理店支援プラットフォーム」を通じて支援する組織体制・運営体制の強化を図るため、引き続き人員の増強や保険診断アプリ「ほけチョイス」の機能拡充、新たなお客様接点としてSMS送信サービス導入等のシステム強化に積極的に取り組みました。

 この結果、同事業の当第3四半期連結累計期間における営業収益は2,392,676千円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は28,835千円(同77.6%減)となりました。

 

② 海外事業

 米国においては新規保険獲得件数が増えたことや、既存の法人顧客の売上拡大に伴う保険料の増加、既存の法人顧客・個人顧客へのクロスセルなどにより、営業収益及び利益が大幅に増加いたしました。

 この結果、同事業の当第3四半期連結累計期間における営業収益は196,205千円(前年同期比35.3%増)、セグメント利益は50,935千円(同136.8%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,624,382千円となり、前連結会計年度末に比べ209,749千円増加いたしました。これは主に売掛金が106,489千円増加したことによるものであります。

 固定資産は521,513千円となり、前連結会計年度末に比べ31,486千円増加いたしました。これは主に顧客関連資産の増加46,432千円によるものであります。

 この結果、総資産は、2,145,896千円となり、前連結会計年度末に比べ241,236千円増加いたしました。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は720,881千円となり、前連結会計年度末に比べ47,988千円増加いたしました。これは主に預り金の増加などによるその他流動負債が67,169千円増加したことによるものであります。

 固定負債は258,960千円となり、前連結会計年度末に比べ122,828千円増加いたしました。これは主に長期借入金の増加123,404千円によるものであります。

 この結果、負債合計は、979,842千円となり、前連結会計年度末に比べ170,817千円増加いたしました。

 

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,166,053千円となり、前連結会計年度末に比べ70,418千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が51,603千円増加したことによるものであります。

 この結果、自己資本比率は54.3%(前連結会計年度末は57.5%)となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7)経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。