売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E31009 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

なお、当社は、当第3四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の回復ペース鈍化による下押し圧力を受けるものの、新型コロナウイルス感染症の位置づけが感染法上の5類になったことに伴い、経済活動が正常化するなか消費者需要が回復したことに加え、緩和的な金融環境や政府の経済政策の効果などにも支えられて、景気は緩やかに持ち直し、潜在成長率を上回る成長が続きました。しかしながら、海外の経済・物価動向、資源価格の動向、企業の賃金・価格設定行動など、先行きは依然として不透明な状況であります。

当社は、“「プロフェッショナル・テック」で、次の常識をつくる“ をミッションとして、法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」および税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」等を通じたインターネットメディアの運営、ならびに契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」をはじめとしたIT・ソリューションサービスの提供を行ってまいりました。

また、2023年10月2日付で判例データベース「判例秘書」を提供し、業界で圧倒的シェアを有する株式会社エル・アイ・シーの株式を取得し、同社および同社の子会社である株式会社EOC.comの業績が当第3四半期連結累計期間より反映されております。

加えて、当第3四半期連結累計期間より四半期連結財務諸表を作成していることから、従来より保有しているSMBCクラウドサイン株式会社に係る投資有価証券について、持分法による投資利益を計上しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は8,020百万円営業利益887百万円経常利益931百万円親会社株主に帰属する四半期純利益571百万円となりました。

 

報告セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

 

(メディア事業)

メディア事業では、法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」および税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」等を通じたインターネットメディアの運営を行っております。

「弁護士ドットコム」では、ユーザーに向けた有益なコンテンツの提供やユーザビリティの向上に注力するとともに、身近な話題を弁護士が法的観点から解説するオウンドメディア「弁護士ドットコムニュース」の記事配信による認知度向上に努めました。その結果、2023年12月における月間サイト訪問者数は1,091万人、当第3四半期連結会計期間末時点の会員登録弁護士数が23,274人、そのうち、弁護士支援サービスの有料会員登録弁護士数が5,387人、「弁護士ドットコム」の有料会員サービスの有料会員数が185,573人となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,290百万円セグメント利益は1,095百万円となりました。

 

(IT・ソリューション事業)

IT・ソリューション事業では、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」をはじめとしたIT・ソリューションサービスの提供を行っております。また、2023年10月2日付で判例データベース「判例秘書」を提供し、業界で圧倒的シェアを有する株式会社エル・アイ・シーの株式を取得し、同社および同社の子会社である株式会社EOC.comの業績が当第3四半期連結累計期間より反映されております。

「クラウドサイン」では、積極的な人材採用による開発体制・営業体制の強化および各種媒体への広告出稿等を通じて、ユーザビリティの向上、認知度の向上、および顧客基盤の拡大に努めました。その結果、当第3四半期連結会計期間の契約送信件数は2,094,572件となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,729百万円セグメント利益は983百万円となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は9,068百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金3,189百万円、売掛金1,511百万円、のれん1,860百万円、ソフトウエア863百万円であります。

(流動資産)

当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、5,148百万円となりました。主な内訳は現金及び預金3,189百万円、売掛金1,511百万円であります。

(固定資産)

当第3四半期連結会計期間末の固定資産は3,920百万円となりました。主な内訳はのれん1,860百万円、ソフトウエア863百万円であります。

(流動負債)

当第3四半期連結会計期間末の流動負債は2,508百万円となりました。主な内訳は前受金803百万円、未払金691百万円であります。

 (固定負債)

 当第3四半期連結会計期間末の固定負債は2,684百万円となりました。主な内訳は長期借入金2,382百万円であります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、3,875百万円となりました。主な内訳は利益剰余金3,436百万円であります。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題については重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。