売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E31343 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は4,654,738千円(前年同期比0.9%増加)、営業利益は492,609千円(前年同期比3.1%減少)、経常利益は514,589千円(前年同期比0.8%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は290,521千円(前年同期比13.3%減少)となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

 

クリエイタープラットフォーム事業(CP事業)

CP事業におきましては、前第2四半期連結会計期間に連結子会社化したエフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社の業績が引き続き寄与し、当第3四半期連結累計期間におけるシステム売上※4は917,668千円(前年同期比34.2%増加)と前年同期から大きく増加した他、データ・コンテンツ提供売上※2は1,753,377千円(前年同期比1.0%減少)と前年同期並みを維持しました。一方で、インターネットメディアへの広告出稿については底は脱しつつあるものの依然十分ではなく、利益率の高いネット広告売上※1は、1,125,785千円(前年同期比13.8%減少)と引き続き前年同期を下回る水準となりました。また、出版ビジネスは364,543千円(前年同期比3.3%減少)となりました。

以上の結果、当セグメント売上高は4,129,880千円(前年同期比0.8%増加)、セグメント利益(営業利益)は384,113千円(前年同期比2.7%減少)となりました。

 

② クリエイターソリューション事業(CS事業)

CS事業におきましては、ECソリューションでやや受注が伸びていないものの、リサーチソリューションは好調を維持しており、全体としては、売上高、営業利益ともに前年同期から大きな変化はありません。

以上の結果、当セグメント売上高は524,857千円(前年同期比2.4%増加)、セグメント利益(営業利益)は108,496千円(前年同期比4.6%減少)となりました。

 

※1 ネット広告売上とは主に以下による広告売上

 ・運用型広告:アドネットワーク(異なる複数の広告媒体を束ねてネットワーク配信する仕組み)による売上

 ・アフィリエイト広告:成果報酬型のインターネット広告。商品購入や資料請求などの、最終成果またはクリックが発生した件数に応じて広告費用を支払う。

 ・提案型広告:Webメディア側による企画・提案または顧客の要望に基づいて制作する広告

 ・純広告:バナー広告、メール広告など

※2 データ・コンテンツ提供売上とは、主にコンテンツ、データ、商品、サービスの販売、提供(B2B含む)による売上

※3 出版ビジネス売上とは、主に雑誌販売による売上

※4 システム売上とは、主にメディア向け・EC向けのシステム及びデータセンター管理用システムの提供、運営支援による売上

 

 

(2) 財政状態の分析

(資産)
 当第3四半期連結会計期間末における総資産は6,138,936千円(前連結会計年度末比477,190千円増加)となりました。主な増減は、現金及び預金の増加346,293千円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加108,204千円であります。

(負債)
 当第3四半期連結会計期間末における負債総額は1,730,931千円(前連結会計年度末比241,947千円増加)となりました。主な増減は、長期借入金の増加124,011千円、1年内返済予定の長期借入金の増加60,000千円であります。

(純資産)
 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,408,005千円(前連結会計年度末比235,242千円増加)となりました。主な増減は、利益剰余金増加231,811千円であります。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。