売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E31854 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 当第1四半期連結累計期間における経済状況は、短期的には資源価格の高騰やインフレの進行、長期的には労働力不足や人口減少が課題になっており、景気減速の懸念が強まっています。このような状況において、当社では、2024年度12月期においても、中長期を見据えて将来の事業の中核となる事業を育てるため、引き続き、教育と美容医療領域に向けたメディア事業を中心に開発と投資をすすめています。当第1四半期連結累計期間においては、広告ゲーム事業が好調であり、社会人向け教育と美容医療領域に向けたメディア事業の伸長もあったため、営業利益が増加しております。
  以上の結果、当第1四半期連結累計期間における経営成績につきましては、売上高は1,721百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は242百万円(前年同期比27.9%増)、経常利益は245百万円(前年同期比30.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は174百万円(前年同期比39.4%増)となりました。

 

 

セグメント別の業績については、以下の通りになります。

①メディア事業

 当社自身の顧客基盤を持ち、Web・アプリ上でサイトを運営するサービスおよびそれに関連するサービスであるメディア事業については、広告ゲーム事業と教育・美容医療事業を中心に順調に成長しております。そのため、当第1四半期連結累計期間におけるメディア事業の売上高は1,493百万円(前年同期比16.8%増)、営業利益は177百万円(前年同期比58.8%増)となりました。

②ソリューション事業

 自社開発の機能を外部展開し、提携パートナーのサービス収益化やエンゲージメントの向上を支援するサービスであるソリューション事業については、ユーザー数は堅調に成長するも、昨年好調であったインターネット回線の繁忙期需要が低調であったことから、当第1四半期連結累計期間における売上高は228百万円(前年同期比6.7%減)、営業利益は65百万円(前年同期比16.0%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

当第1四半期連結会計期間末における総資産は5,588百万円(前連結会計年度末比118百万円増)となりました。これは主に、現金及び預金が104百万円、売掛金が107百万円が増加した一方で、関係会社預け金が100百万円減少したことによるものであります。

負債は3,187百万円(前連結会計年度末比118百万円増)となりました。これは主に、買掛金が27百万円、未払金が223百万円増加したものの、未払法人税等65百万円、ポイント引当金62百万円、役員賞与引当金が15百万円減少したことによるものであります。

純資産は2,401百万円(前連結会計年度末比0百万円増)となりました。これは主に、配当金182百万円により減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益174百万円を計上、自己株式の処分及び処分差益による5百万円、新株予約権3百万円の増加によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。