E31854 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における経済状況は、短期的には資源価格の高騰やインフレの進行、長期的には労働力不足や人口減少が課題になっており、景気後退の懸念が強まっています。このような状況において、当社では、2023年度12月期においても、中長期を見据えて将来の事業の中核となる事業を育てるため、引き続き、教育と美容医療領域を中心に開発と投資をすすめています。当第3四半期連結累計期間においては、メディア事業のうち、クーポン事業及びチャット型小説事業が不調であったものの、ゲーム事業については着実に成長を続け、教育や美容医療などの投資育成事業についても成長いたしました。ゲーム広告においては、円安の影響によって広告単価が好調に推移し、教育事業においては、国や公共団体のリスキリング支援による新規需要を受けて、好調に推移しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における経営成績につきましては、売上高は4,573百万円(前年同期比11.0%増)、営業利益は491百万円(前年同期比83.5%増)、経常利益は489百万円(前年同期比84.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は327百万円(前年同期比83.3%増)となりました。
セグメント別の業績については、以下の通りになります。
①メディア事業
当社自身の顧客基盤を持ち、Web・アプリ上でサイトを運営するサービスおよびそれに関連するサービスであるメディア事業については、投資育成事業を中心に成長しました。そのため、当第3四半期連結累計期間におけるメディア事業の売上高は3,950万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は352百万円(前年同期比135.0%増)となりました。
②ソリューション事業
自社開発の機能を外部展開し、提携パートナーのサービス収益化やエンゲージメントの向上を支援するサービスであるソリューション事業については、一部案件の停止があったもののユーザー数が堅調に成長し、当第3四半期連結累計期間における売上高は623百万円(前年同期比12.2%増)、営業利益は138百万円(前年同期比17.8%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は5,388百万円(前連結会計年度末比404百万円増)となりました。これは主に、売掛金が48百万円減少し、一方で現金及び預金が382百万円、無形固定資産が31百万円増加したことによるものであります。
負債は3,050百万円(前連結会計年度末比156百万円増)となりました。これは主に、未払法人税等が29百万円減少した一方で、買掛金が98百万円、未払金が103百万円増加したことによるものであります。
純資産は2,338百万円(前連結会計年度末比247百万円増)となりました。これは、配当により利益剰余金が93百万円減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益327百万円を計上したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。