売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E33110 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社グループは決算期変更に伴い、当連結会計年度は15ヶ月の変則決算となっております。このため、前年同四半期との比較は行っておりません。

 

(1) 経営成績の状況

当第4四半期連結累計期間における我が国経済は、一部に足踏みも見られたものの、雇用・所得環境が改善する中で、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、物価上昇や中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等に起因する景気の下振れリスクもあり、先行きは不透明な状況となっております。

旅行業界におきましては、2023年4月から2024年3月における日本人出国者数が前年同期比158.2%増の1,098万人*となりました。2019年4月から2020年3月との比較では39.4%減と、未だ本格回復には至らないものの、緩やかな回復傾向にあります。

このような情勢のもと、当社グループでは、個人旅行事業におきまして、回復傾向にある海外旅行需要を取り込むべく、人員採用活動や広告宣伝活動を再開しました。採算性を重視し、機動的なコストコントロールを行いながら、ヨーロッパやアメリカ、東南アジア方面を中心とした需要取り込みに努めました。法人旅行事業におきましては、業務出張及び団体案件等を中心に営業活動を行い、国内・海外の業務出張の取り扱いが伸長しました。

以上の結果、当第4四半期連結累計期間における連結業績は、売上高は2,773,950千円営業損失は246,547千円経常損失は288,589千円親会社株主に帰属する四半期純損失は248,966千円となりました。

なおセグメントの業績については、当社グループは旅行業の単一セグメントであるため、記載を省略いたします。

* 2024年4月 日本政府観光局(JNTO)「2024年 訪日外客数・出国日本人数」

 

(2) 財政状態の分析

(流動資産)

当第4四半期連結会計期間末における流動資産は3,190,942千円と、前連結会計年度末比1,658,463千円増加しました。これは主に、現金及び預金が前連結会計年度末比1,684,313千円、旅行前払金が前連結会計年度末比50,698千円増加した一方で、売掛金が前連結会計年度末比36,499千円、その他(流動資産)が前連結会計年度末比41,190千円減少したことによるものです。

 

(固定資産)

当第4四半期連結会計期間末における固定資産は247,169千円と、前連結会計年度末比66,529千円減少しました。これは主に、差入保証金が前連結会計年度末比24,317千円、その他(投資その他の資産)が前連結会計年度末比42,212千円減少したことによるものです。

 

(流動負債)

当第4四半期連結会計期間末における流動負債は612,394千円と、前連結会計年度末比1,734,438千円減少しました。これは主に、短期借入金が前連結会計年度末比1,799,000千円、資産除去債務が前連結会計年度末比38,866千円、その他(流動負債)が前連結会計年度末比50,048千円減少した一方で、買掛金が前連結会計年度末比21,646千円、旅行前受金が前連結会計年度末比121,832千円増加したことによるものです。

 

(固定負債)

当第4四半期連結会計期間末における固定負債は535,615千円と、前連結会計年度末比16,112千円減少しました。これはその他(固定負債)が前連結会計年度末比16,186千円減少した一方で、資産除去債務が前連結会計年度末比74千円増加したことによるものです。

 

 

(純資産)

当第4四半期連結会計期間末における純資産は2,290,103千円と、前連結会計年度末比3,342,483千円増加しました。これは主に、資本金が前連結会計年度末比1,813,036千円、資本剰余金が前連結会計年度末比1,813,036千円増加した一方で、利益剰余金が前連結会計年度末比248,966千円、為替換算調整勘定が前連結会計年度末比22,020千円減少したことによるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第4四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の期末残高は、2,512,222千円前連結会計年度末と比べ1,687,313千円の増加となりました。当第4四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第4四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失239,801千円の計上に加え、移転補償金44,862千円、関係会社株式売却益31,419千円、旅行前払金の増加43,272千円等の減少要因がある一方、株式交付費30,633千円、売上債権の減少39,737千円、仕入債務の増加30,760千円、旅行前受金の増加121,466千円、その他44,162千円等の増加要因から、87,660千円の支出となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第4四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出13,777千円資産除去債務の履行による支出38,866千円、敷金の差入による支出3,757千円、定期預金の預入による支出3,000千円等の減少要因がある一方、敷金の返還による収入40,096千円、定期預金の払戻による収入6,000千円等の増加要因から、12,405千円の支出となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第4四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、新株予約権の行使による株式の発行による収入619,736千円、株式の発行による収入2,969,366千円の増加要因がある一方、短期借入金の減少1,799,000千円、自己新株予約権の取得による支出7,903千円の減少要因から、1,782,198千円の収入となりました。

 

(4) 事業上および財務上の対処すべき課題

当第4四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。