売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E33822 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当社グループは「3つの楽しみ(顧客満足の楽しみ、一生懸命の楽しみ、実践と行動の楽しみ)」という経営理念のもと、お客様と私たち従業員の「楽しみ」創出のために、日々事業活動を推進しております。

当社グループの主力事業でありますアミューズメント施設では、依然として景品ゲームが好調に推移しており、全体の売上高を牽引しております。5月の新型コロナウイルス感染症の5類移行後は、全ての月で前年を上回るお客様にご来店いただいており、店舗は活気に満ちております。

コスト面におきましては、昨今の物価高による仕入れコストの増加等懸念材料はあるものの、生産性向上に向けた取組みを継続しており、適切にコントロールされております。

また将来の市場規模成長が見込めるeスポーツ分野におきましては、株式会社コナミアミューズメント主催の「BEMANI PRO LEAGUE SEASON 3- beatmania IIDX(ビーマニ プロ リーグ シーズンスリー ビートマニアツーディーエックス)」にて、当社グループが運営する「APINA VRAMeS(アピナ ブレイムス)」が見事優勝を果たし、2021年の初代チャンピオンに続いて2度目の王者に輝きました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から12月31日まで)の当社グループの業績は、売上高は10,746,757千円(前年同期比18.1%増)、営業利益は764,821千円(同35.5%増)、経常利益は776,144千円(同38.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は436,669千円(同35.9%増)となりました。

 

 当第3四半期連結累計期間における、セグメント別の概況は次のとおりであります。

① アミューズメント施設運営事業

 アミューズメント施設運営事業におきましては、「明るい・安心・三世代」をテーマに、清潔な店舗づくりと丁寧な接客に取り組んでおります。

 アミューズメント業界全体における景品ゲーム人気は今なお継続しており、引き続き景品ゲーム機の増台やバラエティ感溢れる景品の充実に努めております。また人気Youtuberとコラボした動画配信等を通じて、アミューズメント施設の「楽しさ」を継続して発信しており、潜在顧客層の取り込みを意識した宣伝活動にも取り組んでおります。

 出退店につきましては、4月の「アピナ吉岡店」に続き、8月には宮城県で2店舗目となる「アピナ富谷店」を、9月には千葉県で5店舗目となる「アピナ津田沼店」を、また12月には愛知県で3店舗目となる「アピナ名古屋栄店」の計4店舗を新規出店し、2店舗を閉店しました。これにより、第3四半期連結会計期間末での総店舗数は61店舗となっております。12月に出店した「アピナ名古屋栄店」では、当社グループとして初となるカプセルトイコーナー「Capsule Pit(カプセルピット)」を新設し、景品ゲームとはまた一味違ったドキドキ感をお楽しみいただけます。

 以上の結果、アミューズメント施設運営事業における売上高は9,636,103千円(前年同期比11.7%増)、セグメント利益(営業利益)は866,316千円(同0.1%増)となりました。

 

② アミューズメント機器販売事業

 アミューズメント機器販売事業におきましては、アミューズメント業界全般で景品ゲームが好調なこともあり、引き続き景品ゲーム機及び景品の需要が増加しております。景品販売においては、ぬいぐるみやフィギュア、小型家電等、多岐にわたるジャンルが人気を博しておりますが、加えてスクイーズを使用したオリジナル景品等の販売にも積極的に取り組んでおります。

 以上の結果、アミューズメント機器販売事業における売上高は482,290千円(前年同期比89.1%増)、セグメント利益(営業利益)は194,603千円(同8.4%増)となりました。

 

③ その他事業

 その他事業とは、主に各種媒体を利用した広告代理店業や、当社グループが所有する不動産の賃貸業、並びに子会社である株式会社ブルームの商品販売等であります。ブルームの商品販売につきましては、海外及びECサイトでの物販に加え、国内直販店の販売が堅調に推移しております。

 以上の結果、売上高は628,362千円(前年同期比183.0%増)、セグメント利益(営業利益)は164,232千円(前年同期はセグメント損失38,344千円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して213,920千円減少し、13,067,682千円となりました。この要因は、建物及び構築物(純額)が130,518千円増加したものの、商品が450,420千円減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して554,713千円減少し、9,321,928千円となりました。この要因は、長期借入金が366,164千円増加したものの、支払手形及び買掛金が527,307千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して340,792千円増加し、3,745,754千円となりました。この要因は、利益剰余金が323,568千円増加したこと等によるものであります。