株式会社ベストワンドットコム

ブランドなど:ベストワンクルーズ
サービス業旅行代理店グロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E33948 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における当社を取り巻く経営環境は、不安定な国際情勢、円安・物価の高騰等により良好な見通しとは言えない状況ではありますが、昨年3月から運航を再開している日本発着外国船の需要が高い状況が続いております。

このような状況のもと、当社グループは、当社単独でチャーターする2024年6月15日出発と6月19日出発のコスタセレーナ金沢発着クルーズのPR活動や販売活動、その他の日本発着外国船を中心としたクルーズ旅行の販促、「謹賀新年総額1億円スーパー還元お年玉セール2024年」等のお得なキャンペーンの実施等を行ってまいりました。6月出発のチャータークルーズに関しては、引き続き、テレビCMやラジオCM、新聞での広告掲載、リアルな会場でのセミナー開催等、あらゆる手法でPR活動を行いました。チャータークルーズ以外でも、当社が一部キャビンの買取を行うゴールデンウィークのMSCベリッシマの横浜発着クルーズやMSCベリッシマが冬季に行う横浜発着クルーズや那覇発着クルーズ、春から夏にかけて行われるダイヤモンド・プリンセス日本発着クルーズ等目玉商品が多数あり、それらの販促に力を入れてまいりました。その他、大規模キャンペーンの効果もあり、11月には単月の予約受注額が過去最高を更新(これまでの過去最高は前月2023年10月)し、その後も同じ月としては過去最高の予約受注額となる記録を毎月更新しております。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,268,126千円(前年同期比475.6%増)、営業損失は63,624千円(前年同期は87,256千円の営業損失)、経常損失は53,002千円(前年同期は90,413千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は53,778千円(前年同期は90,707千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

なお、当社グループは、全セグメントの売上高の合計額、営業損益の合計額に占める「旅行業」の割合がいずれも90%を超える為、セグメント情報の記載を省略しております。

 

(資産)

当第2四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べて152,801千円増加し、2,814,529千円となりました。これは主に、旅行前払金が67,885千円減少した一方で、現金及び預金が124,343千円、未収入金が94,693千円増加したことによるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末の負債合計は前連結会計年度末に比べて99,980千円増加し、2,045,599千円となりました。これは主に、契約負債が16,758千円減少した一方で、長期借入金が76,780千円、1年以内返済長期借入金が40,248千円増加したことによるものであります。

 

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末の純資産は前連結会計年度末に比べて52,820千円減少し、768,930千円となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入により資本金が53,074千円、資本剰余金が53,074千円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が53,778千円減少したことによるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、以下に記載のキャッシュ・フローにより、1,390,862千円となり、前連結会計年度に比べ124,343千円増加いたしました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結会計期間における営業活動による資金収支は89,859千円の支出(前年同四半期は83,004千円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失53,002千円の計上、旅行前払金の減少額67,885千円、未収入金の増加額94,688千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結会計期間における投資活動による資金収支は12,964千円の支出(前年同四半期は11,029千円の支出)となりました。これは固定資産の取得による支出が12,119千円あったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結会計期間における財務活動による資金収支は221,235千円の収入(前年同四半期は169,079千円の支出)となりました。これは主に長期借入金返済による支出が132,972千円あったものの、長期借入れによる収入が250,000千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入が105,446千円あったことによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。