株式会社ベストワンドットコム

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利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E33948 Japan GAAP


  2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、24年1―3月期の実質GDPが、季調済前期比年率▲2.0%とマイナス成長に転じたものの、先行きについて、24年度以降は、内需を中心とした底堅い成長軌道に復すると予測されております。一方で、米欧での物価高の再燃リスクや、中国経済の失速懸念、中東を中心とする地政学リスクのさらなる悪化等、海外情勢による不安定要素も多数存在しています。また、クルーズ業界においては、昨年3月の日本発着外国船の運航再開以降、お客様の需要は堅調に回復してきております。

 

このような状況のもと、当社グループはMSCベリッシマを中心としたゴールデンウィークに催行されたクルーズの販促や、6月に当社が単独でチャーターするコスタセレーナ金沢発着クルーズの販促、季節ごとの大規模キャンペーンの実施等を行ってまいりました。今年のゴールデンウィークはMSCベリッシマのキャビンの買い取りを行いましたが、買い取りしていたキャビン数を大幅に上回るご予約をいただくことができました。その他、ダイヤモンド・プリンセスのご予約も多数いただくことができました。6月にチャーターするコスタセレーナについては、北陸地方でのテレビCMや新聞広告の他に、金沢、富山、福井、東京、福岡、大阪、名古屋等日本各地でセミナーを開催し、多数のお客様にご参加いただきました。また、国内発着クルーズ・海外発着クルーズ問わず、お得な料金でご提供する「初夏・真夏のミラクルパワーセール」等、引き続き季節ごとの大規模キャンペーンも行ってまいりました。その結果として、2-4月の予約受注額についても、同じ月としての過去最高を毎月更新いたしました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,023,642千円(前年同期比184.4%増)、営業利益は43,003千円(前年同四半期は26,857千円の営業損失)、経常利益は55,808千円(前年同四半期は30,907千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は36,853千円(前年同四半期は31,349千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

なお、当社グループは、全セグメントの売上高の合計額、営業損益の合計額に占める「旅行業」の割合がいずれも90%を超えるため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べて321,202千円増加し、2,982,931千円となりました。これは主に、現金及び預金が201,794千円、その他流動資産が49,930千円、旅行前払金が42,086千円、未収入金が27,389千円増加したことによるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は前連結会計年度末に比べて175,823千円増加し、2,121,442千円となりました。これは主に、未払金が18,016千円減少した一方、契約負債が127,700千円、1年以内返済長期借入金が27,586千円、長期借入金が16,082千円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は前連結会計年度末に比べて145,379千円増加し、861,488千円となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入により資本金が53,074千円、資本剰余金が53,074千円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が36,853千円増加したことによるものであります。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。