売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E34954 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、コロナウイルス禍からの経済活動の正常化が進んだことなどから、緩やかな景気回復の動きが見られました。しかしながら、世界的な金融引締め等が続く中で海外景気の下振れが国内景気に及ぼすリスクに加え、急速な円安進行による資源価格の高騰等による影響など、今後の先行きは依然として不透明な状態となっております。

 そのような中、当社グループは、「いつかの未来を、いつもの日々に~New Normal Acceleration」をパーパスに掲げ、新たなモノ・コトを積極的に活用していくための活動を社会に広げていくことに取り組んでおります。当社は設立以来、通信業界をメインステージにセールスプロモーション事業を展開してまいりましたが、オンライン接客事業による展開領域の拡大と、AIボーディング事業を含む新規事業の立上げなど、中長期的な成長に向けた事業ポートフォリオの強化を行っております。

 当連結会計期間においては、オンライン接客センターなどのオンライン接客事業領域の堅調な拡大推進とともに、M&Aでグループ化した子会社の外注費圧縮などの経営努力により売上総利益が大幅に増加しました。また、リモートワークボックス事業が黒字化したことも営業利益の増加に貢献したほか、AIロールプレイングシステム「mimik」などを含む、AIボーディング事業も着実に新規顧客開拓が進んでおります。

 これらの結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,591百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益155百万円(前年同期比81.9%増)、経常利益146百万円(前年同期比86.4%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は127百万円(前年同期比61.0%増)となりました。

 なお、当社グループはコンサルティング事業を主要な事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

(流動資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産は3,538百万円となり、前連結会計年度末に比べ126百万円減少いたしました。これは、主に現金及び預金が161百万円減少したことによるものであります。

 

(固定資産)

 当第1四半期連結会計期間末における固定資産は1,090百万円となり、前連結会計年度末に比べ6百万円増加いたしました。これは、主に投資有価証券が49百万円増加したことによるものであります。

 

(流動負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債は1,355百万円となり、前連結会計年度末に比べ226百万円増加いたしました。これは、主に1年内返済予定の長期借入金が209百万円増加したことによるものであります。

 

(固定負債)

 当第1四半期連結会計期間末における固定負債は870百万円となり、前連結会計年度末に比べ394百万円減少いたしました。これは、主に長期借入金が386百万円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は2,403百万円となり、前連結会計年度末に比べ48百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金が47百万円増加したことによるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた事項はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。