売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E35488 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当社グループ(当社及び連結子会社)は主力事業である「女性だけの30分フィットネス カーブス」などを通じて健康寿命の延伸に寄与し、社会課題の解決に貢献する「地域密着の健康インフラ」として、顧客サービス強化による会員満足度向上、会員数拡充、店舗網拡大に努めております。

 

当第3四半期連結累計期間(2023年9月~2024年5月)の経営成績は以下の通りです。

 

 

前第3四半期

連結累計期間

(百万円)

当第3四半期

連結累計期間

(百万円)

増減額

(百万円)

増減率

(%)

売上高

22,189

26,511

4,322

19.5

営業利益

(利益率)

3,094

(13.9%)

4,454

(16.8%)

1,359

43.9

経常利益

2,980

4,472

1,491

50.0

親会社株主に帰属する

四半期純利益

1,874

2,924

1,049

56.0

 

 

会員数は、前連結会計年度末77.7万名から2.3万名純増し、80.0万名(前年同期末比2.8万名純増)となりました。(*会員数はオンラインフィットネス「おうちでカーブス」会員および店舗とオンラインのハイブリッドサービス「おうちでカーブスWプラン」会員を含む)当第3四半期連結会計期間(2024年3月~2024年5月)は、3月、4月にTVCMを集中投下しWEBを中心としたマーケティングを展開したこと等により、引き続きヤング層(50~64歳)の入会増において着実な成果を上げることができました。また顧客満足度の一層の向上により、月次退会率はコロナ前の水準以下に抑えることができております。

会員向け物販は、会員様への「食生活の相談」を強化した結果、当第3四半期連結会計期間も引き続き順調に推移しております。

これらによって、当第3四半期連結会計期間末(2024年5月31日)の国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)店舗数及び会員数は次の通りとなりました。

 

 

国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)店舗数・会員数

 

前連結会計

年度末

(2023年8月末)

当第3四半期連結会計期間

(2024年5月末)

 

※ご参考:

コロナ前実績

2020年8月期

第2四半期末

(2020年2月末)

 

前連結会計年度末比

店舗数

1,962店舗

1,974店舗

12店舗

0.6%

 

2,014店舗

 内、直営店舗数

76店舗

78店舗

2店舗

2.6%

 

65店舗

   FC店舗数

1,886店舗

1,896店舗

10店舗

0.5%

 

1,949店舗

会員数

77.7万人

80.0万人

2.3万人

3.0%

 

83.2万人

 

(注)1.当第3四半期連結会計期間の新規出店数は7店舗、閉店・統合数は4店舗となっております。

2.国内カーブス会員数には、オンラインフィットネス「おうちでカーブス」および店舗とオンラインの

  ハイブリッドサービス「おうちでカーブスWプラン」の会員数を含んでおります。

 

男性向け運動施設「メンズ・カーブス」の総店舗数は、17店舗となっております。

海外事業は、2019年7月にFC本部事業を買収しました欧州を重点地域と位置付けております。当第3四半期連結会計期間末(2024年3月末(決算期のずれにより、2ヶ月遅れでの連結取り込み))の欧州カーブス(イギリス・イタリア・スペイン・他5ヶ国)店舗数は、136店舗(全店FC店舗)となっております。

 

当第3四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費は、前年同期比3億68百万円増加しました。これは、当期を会員数増大の好機と捉え広告宣伝費を積み増したこと、円安進行に伴いのれん・商標権償却額が増加したこと(注1)、将来への投資として人件費およびその他費用が増加したことなどによるものです。一方で、海外子会社であるCurves International, Inc.の無形固定資産の償却が終了したことなどにより償却費全体は前年同期比84百万円減少しました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、265億11百万円(前年同期比19.5%増)、営業利益は44億54百万円(前年同期比43.9%増)、経常利益は44億72百万円(前年同期比50.0%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税、住民税及び事業税を17億26百万円計上したことなどにより、29億24百万円(前年同期比56.0%増)となりました。

 

(注1)のれん・商標権は、Curves International, Inc.買収時に発生した米ドル建てのものであり、定額法により毎四半期2,532千ドル償却しております。対米ドルの期中平均為替換算レートが前年同期に比べ、1ドルにつき9.49円円安になったことにより当第3四半期連結累計期間における円換算の償却額が72百万円増加しております。

 

なお、海外連結子会社等の財務諸表項目の主な為替の換算レートは、次の通りです。

 

1米ドル

第1四半期

9-11月

第2四半期

12-2月

第3四半期

3-5月

第4四半期

6-8月

期中平均

為替換算レート

145.44円[138.68円]

145.74円[139.22円]

146.98円[137.49円]

-[137.98円]

連結会計期間末の為替換算レート

149.58円[144.81円]

141.83円[132.70円]

151.41円[133.53円]

-[144.99円]

 

[ ]内は前年同期の換算レート

 

また、当社グループはカーブス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1億18百万円増加し392億29百万円(前連結会計年度末比0.3%増)となりました。

流動資産は59百万円増加し143億97百万円(同比0.4%増)となりました。これは主に、現金及び預金が15億55百万円減少した一方、受取手形及び売掛金が10億99百万円、商品が7億57百万円増加したことなどによるものです。

有形固定資産は53百万円増加し4億91百万円(同比12.4%増)となりました。

無形固定資産は12百万円増加し231億95百万円(同比0.1%増)となりました(注2)。

投資その他の資産は7百万円減少し11億45百万円(同比0.7%減)となりました。

固定資産の総額は58百万円増加し248億31百万円(同比0.2%増)となりました。

(注2)無形固定資産のうちCurves International, Inc.買収時に発生したのれん・商標権の資産価額が、毎期の償却により米ドル建てで7,598千ドル減少した一方、対米ドルの当第3四半期連結会計期間末為替換算レートが前連結会計年度末に比べ、1ドルにつき6.42円円安となったことにより、円換算では1億91百万円の減少となっています。

(

前連結会計年度末 149,435千ドル 1ドル=144.99円 円換算  216億66百万円
償却による減少  △7,598千ドル
当第3四半期連結会計期間末 141,836千ドル 1ドル=151.41円 円換算  214億75百万円

)

 

 

(負債)

流動負債は58百万円減少し106億28百万円(同比0.5%減)となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が5億47百万円増加した一方、未払法人税等が4億92百万円、賞与引当金が1億74百万円減少したことなどによるものです。

固定負債は24億35百万円減少し109億18百万円(同比18.2%減)となりました。これは主に、長期借入金が24億67百万円減少したことなどによるものです。

負債の総額は24億94百万円減少し215億47百万円(同比10.4%減)となりました。

 

(純資産)

純資産は26億12百万円増加し176億82百万円(同比17.3%増)、うち株主資本は18億93百万円増加し125億15百万円(同比17.8%増)となりました。

これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益29億24百万円の計上と配当金10億32百万円の支払いにより利益剰余金が18億91百万円増加したことによるものです。また、円安進行により為替換算調整勘定が7億17百万円増加し51億67百万円(同比16.1%増)となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当社グループは、国立大学等の研究機関と共同で健康や運動による脳機能への効果測定などを行っております。

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は21百万円であります。