売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E35488 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当社グループ(当社及び連結子会社)は主力事業である「女性だけの30分フィットネス カーブス」などを通じて健康寿命の延伸に寄与し、社会課題の解決に貢献する「地域密着の健康インフラ」として、顧客サービス強化による会員満足度向上、会員数拡充、店舗網拡大に努めております。

 

当第2四半期連結累計期間(2023年9月~2024年2月)の経営成績は以下の通りです。

 

 

前第2四半期

連結累計期間

(百万円)

当第2四半期

連結累計期間

(百万円)

増減額

(百万円)

増減率

(%)

売上高

14,482

17,028

2,545

17.6

営業利益
 (利益率)

2,033
 

(14.0%)

2,809
 

(16.5%)

776
 

38.2
 

経常利益

1,914

2,792

877

45.9

親会社株主に帰属する

四半期純利益

1,178

1,805

626

53.2

 

 

会員数は、前連結会計年度末77.7万名から0.5万名純増し、78.2万名(前年同期末比2.4万会員純増)となりました。(*会員数はオンラインフィットネス「おうちでカーブス」会員および店舗とオンラインのハイブリッドサービス「おうちでカーブスWプラン」会員を含む)第2四半期連結会計期間(2023年12月~2024年2月)は例年、季節的要因によって新規入会数が低調に推移し、会員数が減少する期間にあたります。新規入会キャンペーンを実施しない一方、既存会員様へのサービス品質向上を通じた顧客満足度の一層の向上を図って参りました。月次退会率はコロナ前の水準以下に抑えることができ、春、夏の会員増への土台づくりを進めております。また、会員様への「食生活の相談」を強化し、会員様向け物販の拡充を図りました。主力商品であるプロテインの全面リニューアルおよび新商品の販売が順調に推移し、とくに新商品の販売が当初予想を上回る実績となりました。

これらによって、当第2四半期連結会計期間末(2024年2月29日)の国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)店舗数及び会員数は次の通りとなりました。

 

国内カーブス(メンズ・カーブスを除く)店舗数・会員数

 

前連結会計

年度末

(2023年8月末)

当第2四半期連結会計期間

(2024年2月末)

 

※ご参考:

コロナ前実績

2020年8月期

第2四半期末

(2020年2月末)

 

前連結会計年度末比

店舗数

1,962店舗

1,971店舗

9店舗

0.5%

 

2,014店舗

 内、直営店舗数

76店舗

77店舗

1店舗

1.3%

 

65店舗

   FC店舗数

1,886店舗

1,894店舗

8店舗

0.4%

 

1,949店舗

会員数

77.7万名

78.2万名

0.5万名

0.7%

 

83.2万名

 

(注)1.当第2四半期連結会計期間の新規出店数は1店舗、閉店・統合数は1店舗となっております。

2.国内カーブス会員数には、オンラインフィットネス「おうちでカーブス」および店舗とオンラインの
ハイブリッドサービス「おうちでカーブスWプラン」の会員数を含んでおります。

 

男性向け運動施設「メンズ・カーブス」の総店舗数は、17店舗となっております。

海外事業は、2019年7月にFC本部事業を買収しました欧州を重点地域と位置付けております。当第2四半期連結会計期間末(2023年12月末(決算期のずれにより、2ヶ月遅れでの連結取り込み))の欧州カーブス(イギリス・イタリア・スペイン・他5ヶ国)店舗数は、135店舗(全店FC店舗)となっております。

当第2四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費は、前年同期比47百万円増加しました。これは、円安進行に伴いのれん・商標権償却額が増加したこと(注1)、将来への投資として人件費およびその他費用が増加したことなどによるものです。一方で、海外子会社であるCurves International, Inc.の無形固定資産の償却が終了したことなどにより償却費全体は前年同期比65百万円減少しました。また、広告宣伝費は前年同期比減少しました。広告宣伝費の減少は、会員数増加に伴いフランチャイズ加盟店からの広告分担金供出額が増加したこと、マーケティングの効率が改善したことなどによるものです。なお、当第2四半期連結会計期間の販売費及び一般管理費は、季節要因をふまえたマーケティング費用抑制などによって、第1四半期連結会計期間対比48百万円の減少となっております。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は170億28百万円(前年同期比17.6%増)、営業利益は28億9百万円(前年同期比38.2%増)、経常利益は27億92百万円(前年同期比45.9%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税、住民税及び事業税を11億89百万円計上したこと等により、18億5百万円(前年同期比53.2%増)となりました。

 

(注1)のれん・商標権は、Curves International, Inc.買収時に発生した米ドル建てのものであり、定額法により毎四半期2,532千ドル償却しております。対米ドルの期中平均為替換算レートが前年同期に比べ、1ドルにつき6.52円円安になったことにより当第2四半期連結累計期間における円換算の償却額が33百万円増加しております。

 

なお、海外連結子会社等の財務諸表項目の主な為替の換算レートは、次の通りです。

 

1米ドル

第1四半期

9-11月

第2四半期

12-2月

第3四半期

3-5月

第4四半期

6-8月

期中平均

為替換算レート

145.44円[138.68円]

145.74円[139.22円]

-[137.49円]

-[137.98円]

連結会計期間末の為替換算レート

149.58円[144.81円]

141.83円[132.70円]

-[133.53円]

-[144.99円]

 

[ ]内は前年同期の換算レート

 

また、当社グループはカーブス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

 

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ10億76百万円減少し380億35百万円(前連結会計年度末比2.8%減)となりました。

流動資産は1億59百万円減少し141億78百万円(同比1.1%減)となりました。これは主に、現金及び預金が15億44百万円減少したことなどによるものです。

有形固定資産は12百万円増加し4億49百万円(同比3.0%増)となりました。

無形固定資産は10億26百万円減少し221億56百万円(同比4.4%減)となりました(注2)。

投資その他の資産は96百万円増加し12億49百万円(同比8.4%増)となりました。

固定資産の総額は9億16百万円減少し238億56百万円(同比3.7%減)となりました。

(注2)無形固定資産のうちCurves International, Inc.買収時に発生したのれん・商標権の資産価額が、毎期の償却、および対米ドルの当第2四半期連結会計期間末為替換算レートが前連結会計年度末に比べ、1ドルにつき3.16円円高となったことにより、円換算では11億90百万円の減少となっています。

(

前連結会計年度末 149,435千ドル 1ドル=144.99円 円換算  216億66百万円
償却による減少  △5,065千ドル
当第2四半期連結会計期間末 144,369千ドル 1ドル=141.83円 円換算  204億75百万円

)

 

 

   (負債)

流動負債は2億7百万円減少し104億78百万円(同比1.9%減)となりました。これは主に、未払金が1億55百万円、未払法人税等が95百万円減少したことなどによるものです。

固定負債は18億34百万円減少し115億20百万円(同比13.7%減)となりました。これは主に、長期借入金が16億45百万円減少したことなどによるものです。

負債の総額は20億41百万円減少し219億99百万円(同比8.5%減)となりました。

 

   (純資産)

純資産は9億65百万円増加し160億35百万円(同比6.4%増)、うち株主資本は13億37百万円増加し119億59百万円(同比12.6%増)となりました。

これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益18億5百万円の計上と配当金4億69百万円の支払いにより利益剰余金が13億35百万円増加した一方、円高進行により為替換算調整勘定が3億73百万円減少したことなどによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して15億53百万円減少し、63億1百万円となりました。 

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果、11億51百万円の資金増加(前年同期17億49百万円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益27億71百万円、減価償却費3億55百万円、棚卸資産の増加額10億25百万円、商標権償却額6億85百万円、および法人税等の支払額11億24百万円などによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果、5億76百万円の資金減少(前年同期△5億25百万円)となりました。
これは主に、無形固定資産の取得による支出5億5百万円、有形固定資産の取得による支出53百万円などによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果、21億17百万円の資金減少(前年同期△19億75百万円)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出16億45百万円、配当金の支払額4億69百万円によるものです。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及
び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当社グループは、国立大学等の研究機関と共同で健康や運動による脳機能への効果測定などを行っております。

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は15百万円であります。