売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E36648 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウィルス感染症による状況が、感染法上の位置づけが変わったことにより影響は緩和されつつあるものの、ロシア・ウクライナ情勢の影響等から原材料の高騰や為替の影響により物価上昇が続いており、継続して景況感が不透明な状況が続いております。

当社グループを取り巻く事業環境としましては、テレワークが浸透し、就労の多様化が徐々に進展する一方で、企業における人手不足はますます深刻な状況となっております。

このような状況の下、当社グループは、中小企業を中心に営業リソース不足が深刻化している環境を、アウトソーシング拡大のビジネスチャンスとして捉え、主力サービスのセールス・プラットフォームサービスを中心とし、積極的にワーク・イノベーション事業の展開を推進してまいりました。その結果、在宅ワークが定着化した環境下におけるオンラインセールスの手法を必要とする多くの中小、中堅企業からご発注を頂くことになりました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,054,776千円(前年同四半期19.3%増)、営業利益は1,226,527千円(同11.6%減)、経常利益は1,233,209千円(同11.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は699,864千円(同16.1%減)となりました。

なお、当社グループは、ワーク・イノベーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

②財政状態の状況

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における資産合計は9,272,137千円となり、前連結会計年度末に比べ199,768千円増加となりました。

当第2四半期連結会計期間末における流動資産合計は、6,274,928千円となり、前連結会計年度末に比べ86,271千円の増加となりました。これは主に、有価証券が497,748千円増加した一方、投資有価証券の取得や法人税等の支払いにより現金及び預金が421,374千円減少したことによるものであります。

当第2四半期連結会計期間末における固定資産合計は、2,997,208千円となり、前連結会計年度末に比べ113,497千円の増加となりました。これは主に、投資有価証券が322,637千円増加し、のれんが103,939千円及び投資その他の資産(その他)が72,400千円減少したことによるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は3,273,863千円となり、前連結会計年度末に比べ499,285千円減少となりました。

当第2四半期連結会計期間末における流動負債合計は、3,046,132千円となり、前連結会計年度末に比べ476,077千円の減少となりました。これは主に、未払金が285,265千円及び未払法人税等が176,811千円減少したことによるものであります。

当第2四半期連結会計期間末における固定負債合計は、227,730千円となり、前連結会計年度末に比べ23,208千円の減少となりました。

 

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、5,998,273千円となり、前連結会計年度末に比べ699,054千円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金699,864千円の増加によるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び同等物は、前連結会計年度末に比べ421,374千円減少(前年同四半期は621,531千円の増加)し、5,224,306千円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、467,628千円の収入(前年同四半期は1,041,585千円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額681,107千円や未払金の減少201,344千円があったものの、税金等調整前四半期純利益1,228,327千円の計上があったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、886,092千円の支出(前年同四半期は411,510千円の支出)となりました。これは主に、有価証券の取得による支出500,000千円や投資有価証券の取得による支出337,455千円があったこと等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、2,910千円の支出(前年同四半期は8,543千円の支出)となりました。これは主に、短期借入れによる収入430,000千円があったものの、短期借入金の返済による支出409,999千円や長期借入金の返済による支出20,897千円、シンジケートローン手数料の支払額2,016千円があったこと等よるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当社グループは、顧客価値向上のために、既存サービスの機能拡充に取り組むほか、新サービスの開発にも取り組んだ結果、当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は10,682千円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。