株式会社ネットプロテクションズホールディングス( )

ブランドなど:atone
情報・通信業ソフトウエアプライムTOPIX Small 1

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E37194 IFRS


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当半期報告書提出日現在において、判断したものです。

(1)経営成績の状況

当中間連結会計期間(2025年4月1日~9月30日)の業績は以下の通りです。

 

前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

  至 2024年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

  至 2025年9月30日)

増減率

 

百万円

百万円

営業収益

11,021

12,403

12.5

営業利益

866

1,549

78.9

税引前中間利益

829

1,538

85.5

親会社の所有者に帰属する

中間利益

468

955

103.9

 

当社グループは決済ソリューション事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしていませんが、可能な範囲で以下の区分で経営指標を開示しています。

 

区分名称

対象サービス名称

B2C取引向けサービス

B2Cサービス_NP後払い他

NP後払い、NP後払いair、AFTEE等

B2Cサービス_atone

atone

B2B取引向けサービス

B2Bサービス

NP掛け払い

経営指標は以下の通りです。

 

前第2四半期

当第2四半期

増減率

前中間期

当中間期

増減率

 

百万円

百万円

百万円

百万円

GMV(non-GAAP)

155,313

187,295

20.6

304,794

367,577

20.6

  B2Cサービス_NP後払い他

88,271

87,613

△0.7

174,099

174,869

0.4

  B2Cサービス_atone

9,105

15,034

65.1

17,178

28,378

65.2

  B2Bサービス

57,936

84,647

46.1

113,516

164,329

44.8

営業収益

5,767

6,240

8.2

11,021

12,403

12.5

  B2Cサービス_NP後払い他

4,212

4,107

△2.5

8,003

8,305

3.8

  B2Cサービス_atone

458

724

58.0

870

1,336

53.5

  B2Bサービス

1,095

1,408

28.5

2,147

2,761

28.6

 -その他営業収益

111

163

46.7

273

335

22.6

売上収益

5,655

6,077

7.5

10,747

12,068

12.3

 -請求関連費用

  (non-GAAP)

1,953

2,043

4.6

3,921

4,047

3.2

 -貸倒関連費用

  (non-GAAP)

941

927

△1.4

1,707

1,870

9.5

 -その他決済に係る

  費用(non-GAAP)

114

144

26.8

214

270

25.9

売上総利益(non-GAAP)

2,647

2,961

11.9

4,904

5,880

19.9

  B2Cサービス_NP後払い他

1,994

1,943

△2.6

3,597

3,997

11.1

  B2Cサービス_atone

132

209

58.4

251

376

49.4

  B2Bサービス

519

807

55.4

1,054

1,506

42.9

 -販売管理費及び

  その他営業費用

  (non-GAAP)

2,165

2,342

8.2

4,311

4,666

8.2

営業損益

593

782

31.9

866

1,549

78.9

 +減価償却費・償却費

400

430

7.6

802

855

6.7

 +株式報酬費用

1

12

3

13

340.7

 +固定資産除却損

2

2

△24.9

6

4

△37.6

 +減損損失

 -減損損失戻入益

EBITDA(non-GAAP)

997

1,227

23.0

1,678

2,423

44.4

 

 

(注)当社は投資家にとって当社グループの業績を評価するために有効であると考える指標として、当社が適用する会計基準である国際会計基準(以下「IFRS会計基準」という。)において規定されていないnon-GAAP指標を追加的に開示しています。

 

non-GAAP指標

指標の内容

GMV

当社グループ決済サービスの流通取引総額

請求関連費用

回収手数料+請求書発行手数料。主に請求1件当たりに発生する費用

貸倒関連費用

貸倒引当金繰入+貸倒損失+債権売却損。主に請求金額に対して割合で発生する費用

その他決済に係る費用

与信費用、NPポイント費用等、その他決済の提供に必要な費用

売上総利益

売上収益-(請求関連費用+貸倒関連費用+その他決済に係る費用)

販売管理費

及びその他営業費用

営業費用-(請求関連費用+貸倒関連費用+その他決済に係る費用)

EBITDA

営業利益+(減価償却費・償却費+株式報酬費用+固定資産除却損+減損損失-減損損失戻入益)

 

当社グループの加盟店数は数万社にわたるため、特定加盟店への依存度が低い一方で、マクロ環境の変化を通じたEC・決済市場への影響を受けやすい事業構造となっています。

 

(GMVについて)

当中間連結会計期間において、GMVは前年同期比20.6%増の367,577百万円(BtoCサービス_NP後払い他は同0.4%増の174,869百万円、BtoCサービス_atoneは同65.2%増の28,378百万円、BtoBサービスは同44.8%増の164,329百万円)となりました。

B2Cサービス_NP後払い他における要因は以下の通りです。

・「NP後払い」においては、GMVの成長は限定的でした。

・役務・サービス分野向けBNPL決済である「NP後払いair」は、全国的な請求業務のDXニーズを背景に、GMVが前年同期比で伸長しました。

B2Cサービス_atoneにおける要因は以下の通りです。

・前期において、新規稼働した加盟店や、つど後払いを導入した加盟店のGMVが伸長しました。

・また、継続的な営業体制強化により、当期に新規稼働した加盟店がGMVの伸長に寄与しました。特に、デジタルコンテンツ、エンタメを中心としたNP後払いと特色の異なる加盟店の伸長が顕著になっています。

B2Bサービスにおける要因は以下の通りです。

・前期から引き続き、労働者派遣業・求人広告業界などの大手加盟店を中心とした既存加盟店にてGMVが伸長しました。

・また、継続的な営業体制強化により、当期に新規稼働した加盟店がGMVの伸長に寄与しました。

・近年の少子化の進展による労働力人口の減少、働き方改革などの潮流に加え、事業拡大に伴う決済業務の効率化が重視される傾向の高まりを追い風とし、今後も戦略的な営業やサービス開発を通じて、大手企業からの受注を獲得し、GMVを成長させてまいります。

全社のGMVは、計画に対して順調に進捗しています。

 

(営業収益について)

当中間連結会計期間において、営業収益は前年同期比12.5%増の12,403百万円(BtoCサービス_NP後払い他は同3.8%増の8,305百万円、BtoCサービス_atoneは同53.5%増の1,336百万円、BtoBサービスは同28.6%増の2,761百万円)となりました。

各サービスでのGMV伸長により、絶対額が増加しました。

また、GMVに対する営業収益率は、手数料率が相対的に低い大手加盟店が伸長したことにより、低下しました。

全社の営業収益は、計画に対して順調に進捗しています。

 

 

(売上総利益について)

当中間連結会計期間において、売上総利益は前年同期比19.9%増の5,880百万円(BtoCサービス_NP後払い他は同11.1%増の3,997百万円、BtoCサービス_atoneは同49.4%増の376百万円、BtoBサービスは同42.9%増の1,506百万円)となりました。

営業収益同様、各事業のGMVが伸長したことにより、絶対額が増加しました。

GMVに対する売上総利益率における増減の要因は以下の通りです。

・また、各事業において債権の回収状況は良化傾向にあるため、当中間連結会計期間におけるGMVに対する貸倒関連費用の割合が減少し、売上総利益率が良化しました。

・今後も、各事業においてGMVに対する貸倒関連費用及び請求関連費用の割合を低減すべく継続して回収状況の改善に取り組んでまいります。

なお、貸倒関連費用は長期的に適正な値になるよう算出のルールを定めていますが、四半期等の短い期間で区切った場合、長期のトレンドにかかわらず前期比・前年同期比での変動が生じることがあります。

全社の売上総利益は、計画に対して順調に進捗しています。

 

(営業利益、EBITDAについて)

営業利益は1,549百万円(前年同期比78.9%増)、EBITDAは2,423百万円(前年同期比44.4%増)となりました。要因は以下の通りです。

売上総利益の増額に伴い、本項目も増額しています。販売管理費額自体は前年同期比で増額していますが、業務効率化の推進の結果、前年同期比でGMVに対する比率は減少しています。

全社の営業利益は、計画に対して早期に進捗したため、下期の計画の修正を行うこととしました。

 

(2)財政状態の状況

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当中間連結会計期間

(2025年9月30日)

増減

増減率

 

百万円

百万円

百万円

資産合計

70,848

81,469

10,621

15.0

  流動資産合計

50,540

61,129

10,588

21.0

  非流動資産合計

20,307

20,340

33

0.2

負債合計

51,618

61,180

9,562

18.5

  流動負債合計

46,249

60,900

14,650

31.7

  非流動負債合計

5,368

280

△5,088

△94.8

資本合計

19,229

20,289

1,059

5.5

 

当中間期末時点における流動資産は前期末比10,588百万円増加しました。これは主に取扱高の増加等に伴い営業債権及びその他の債権が5,839百万円増加したこと、現金及び現金同等物が4,889百万円増加したことによるものです。

非流動資産は前期末比33百万円増加しました。

流動負債は前期末比14,650百万円増加しました。これは主に営業債務及びその他の債務が9,430百万円増加したことによるもので、営業債権同様取扱高の増加によるものです。また、1年以内に返済予定の借入金を非流動負債から流動負債に振り替えたことにより、短期借入金が4,699百万円増加しました。

なお、当社グループの流動資産のうち営業債権及びその他の債権(貸倒引当金を控除前)45,960百万円は主に決済を利用したエンドユーザー向けの債権、流動負債のうち営業債務及びその他の債務48,370百万円は主に加盟店向けの債務です。当社グループの決済サービスはエンドユーザーからの回収サイクルと加盟店への支払サイクルが短期間でバランスしており、事業拡大に伴うワーキングキャピタルの増加は限定的です。そのため、金利上昇の影響を受けづらい構造になっています。なお、当社グループが提供する決済サービスの加盟店向け債務の支払は主に金曜日に行われるため、期末日の曜日によって期末残高が変動します。

非流動負債は前期比末比5,088百万円減少しました。これは主に、1年以内に返済予定の借入金を非流動負債から流動負債に振り替えたことによるものです。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 

 

前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

  至 2024年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

  至 2025年9月30日)

増減

 

百万円

百万円

百万円

営業活動によるキャッシュ・フロー

1,544

6,173

4,628

投資活動によるキャッシュ・フロー

△704

△840

△135

財務活動によるキャッシュ・フロー

2,438

△490

△2,928

現金及び現金同等物に係る換算差額

△32

47

79

現金及び現金同等物の増減額

(△は減少)

3,246

4,889

1,643

現金及び現金同等物の期首残高

10,810

17,039

6,229

現金及び現金同等物の中間期末残高

14,056

21,929

7,872

 

当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は21,929百万円(前年同期は14,056百万円)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、獲得した資金は、6,173百万円(前年同期は1,544百万円の獲得)となりました。

これは主に、以下の要因によるものです。

・税引前中間利益の計上 (1,538百万円)

・減価償却費、償却及び減損損失の計上 (855百万円)

・営業債権及びその他の債権の増減 (△5,839百万円)

・営業債務及びその他の債務の増減 (9,430百万円)

・その他資産・負債の増減等 (1,006百万円)

・法人所得税の支払 (△757百万円)

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は840百万円(前年同期は704百万円の使用)となりました。

これは主に、以下の要因によるものです。

・システム開発投資による、無形資産の取得 (△830百万円)

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、使用した資金は490百万円(前年同期は2,438百万円の獲得)となりました。

これは主に、以下の要因によるものです。

・短期借入金の純増減額 (△353百万円)

・リース負債の返済による支出 (△142百万円)

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当中間連結会計期間において、当社グループの重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について、重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について、重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

該当事項はありません。