売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03245 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間(2023年3月1日~2023年11月30日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことにより、経済活動は正常化が進みました。一方で、エネルギー価格の高騰や為替の変動など、依然として先行き不透明な状態が続いております。

小売業界におきましても、業種・業態の垣根を越えた競争環境が激化する中、生活必需品や光熱費など物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりに加え、仕入れ原価の高騰や人件費上昇など、厳しい経営状況が継続しております。

このような状況のもと、当社は「Save Money Good Life(節約による豊かな暮らし)」をコーポレートスローガンにかかげ、地域に暮らすお客さまに豊かさを実感していただくため、いつでもお買い得価格で購入できる商品を販売するなど、豊かさを創造する取組みに努めてまいりました。

営業概況におきましては、節約志向の高まりによる買い控えの影響により、客数は減少いたしました。また、天候不順により季節商品の売上高は前年を割り込む状況となりました。特に、9月から10月にかけては異例の残暑の影響により、秋冬物商材の販売は苦戦を強いられる結果となりました。一方、当社が注力してきたペット用品はペットフードを中心に売上高は好調に推移しております。

また、加速している少子高齢化の影響を見据えた取組みとして、当社で購入した商品をご指定の場所へ配達するだけでなく、DIYアドバイザーの資格を持つ従業員が補修・修繕・取付けまで行い、お客さまの「暮らしの不便」を解消するSUN急便の取組みを推進しており、買い物に不便を感じるお客さまを中心にご好評いただいております。

当該期間における新規出店としては、青森県八戸市にサンデー八戸尻内店を開店した他、ペット専門店のZoomore(ズーモア)2店舗、プロショップDayPRO(デープロ)1店舗を開店いたしました。また、青森県弘前市のサンデー弘前石渡店を増床し、プロ商材を強化した店舗へリニューアルオープンするなど、専門性を高めた店舗の出店に注力しております。

 

①財政状態

当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に対して24億41百万円増加し368億49百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加2億58百万円、売掛金の増加3億12百万円、新規出店等に伴う商品及び製品の増加13億31百万円及び有形固定資産の増加4億51百万円等によるものであります。

負債については、前事業年度末に対して22億17百万円増加し248億10百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の増加17億11百万円、未払法人税等の減少1億95百万円、賞与引当金の減少2億43百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加2億2百万円、流動負債その他(未払金、未払費用等)の増加8億3百万円等によるものであります。

純資産については、前事業年度末に対して2億23百万円増加し120億38百万円となりました。これは主に四半期純利益3億68百万円の計上と配当金の支払い1億61百万円等によるものであります。

 

②経営成績

当第3四半期累計期間における当社の売上高は364億26百万円(前年同期比9億5百万円の減)、営業利益は5億89百万円(前年同期比3億79百万円の減)、経常利益は6億47百万円(前年同期比3億50百万円の減)、四半期純利益は3億68百万円(前年同期比2億79百万円の減)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。