売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02842 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

 当第3四半期連結累計期間(2023年6月1日~2024年2月29日)の業績は、売上高76億83百万円(前年同期比3.6%減)、経常利益6億10百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億70百万円(前年同期比26.9%増)となりました。

 当第3四半期連結累計期間のセグメント別の状況は以下のとおりであります。

(不織布事業)

 エレクトロニクス分野では、中国の工場稼働率の低下、通信機器関連需要の低迷の影響があったものの、自動車関連需要の復調、食品分野等への拡販に取組んだことにより、売上高、利益面とも前年同期比横ばいとなりました。

 メディカル分野では、得意先のニーズに合致した新製品の開発や新規販路の拡大を進めるものの、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行により、感染対策用の消耗品類の需要が減少したため、売上高、利益面とも前年同期を下回りました。

 コスメティック分野では、国内販売は比較的堅調に推移するも、東アジア市場向けの販売が低調に推移したため、売上高、利益面とも前年同期を下回りました。

 除染関連分野につきましては、国内電力会社等への営業活動を継続して実施した結果、採用実績がありました。

 小津(上海)貿易有限公司では、コスメティック分野において販売が減少したこと、中国の工場稼働率が低調であったことから、売上高、利益面とも前年同期を下回りました。

 ウエットティシュ等の製造販売を営む株式会社ディプロでは、販売価格の適正化や原材料費の低減に努めた結果、前年同期に比べ、売上高は横ばい、利益面は増加いたしました。

 アグリ分野を担う日本プラントシーダー株式会社では、国内販売の減速および、海外販売の伸び悩みにより、前年同期に比べ、売上高は微減、利益面は減少いたしました。

 これらの結果、売上高は75億35百万円(前年同期比3.6%減)、セグメント利益は4億51百万円(前年同期比12.3%増)となりました。

(その他の事業)

 その他の事業(除菌関連事業および不動産賃貸業)につきましては、売上高は1億48百万円(前年同期比4.5%減)、セグメント利益は28百万円(前年同期比22.7%減)となりました。

 

(注)日本プラントシーダー株式会社の決算期は2月末日のため、当第3四半期連結累計期間には2023年3月から2023年11月の実績が、株式会社ディプロおよびエンビロテックジャパン株式会社(除菌関連事業)の決算期は3月末日のため、当第3四半期連結累計期間には各社の2023年4月から2023年12月の実績が反映されております。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 資産につきましては、前連結会計年度末に比べて2億93百万円増加し、249億23百万円となりました。主な要因は、「土地」の増加3億87百万円、「受取手形及び売掛金」の増加2億63百万円、「現金及び預金」の減少3億80百万円であります。

(負債)

 負債につきましては、前連結会計年度末に比べて69百万円減少し、65億40百万円となりました。主な要因は、「支払手形及び買掛金」の増加55百万円、流動負債の「その他」に含まれる「未払費用」の減少1億38百万円であります。

(純資産)

 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて3億63百万円増加し、183億83百万円となりました。主な要因は、「利益剰余金」の増加2億60百万円であります。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、27百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループ全体の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。