E03314 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用及び所得環境の改善等を背景に緩やかな回復が続いております。一方、米国通商政策の動向や物価上昇に伴う個人消費の弱含み、金融資本市場の変動等、先行きには不透明感が残っております。
外食業界におきましては、社会経済活動の正常化及びインバウンド需要の回復により来店機会は増加したものの、物価高や人手不足に伴うコスト増が続き、収益環境は依然として厳しい状況にあります。また、実質賃金の低下や高温等の気象の影響により、店舗立地・業態によって需要動向に差異が見られました。
百貨店業界におきましては、国内売上及びインバウンド需要の回復により売上高は前年を上回りましたが、構造的なコスト増への対応が課題となっております。食料品分野では、季節催事や訪日客の増加を背景に来店需要が堅調に推移いたしました。惣菜分野におきましても、行楽需要や家庭内食ニーズの高まりにより持ち直しがみられ、売上高は前年を上回る動きとなりました。
こうした環境下の中、当社グループでは、食材・資材及びエネルギー価格の上昇への対応とそれに伴う賃上げを実施する一方で、国内に4店舗出店いたしました。海外につきましては、2025年8月にタイ王国において2号店となる「銀座しゃぶしゃぶ 甲梅」1店舗を出店、ベトナムに現地法人を設立し、10月に1店舗の運営を開始いたしました。
管理部門におきましては、属人的な作業や手作業をAI及びRPA(Robotic Process Automation:定型的な事務作業を自動化する仕組み)を活用して効率化・省人化し、労働時間の削減と管理業務の高度化を進めております。京都・久留米・佐野のセントラルキッチンでは、生産品目の集約・見直しによる効率化に加え、OEM化への取り組みを継続しております。また、情報発信プロジェクトを立ち上げ、グループ内での情報整理・共有の仕組みを構築するとともに、発信体制の強化を図ってまいりました。さらに、SNSによる情報発信に加え、対象顧客に焦点を当てたアプローチを進めることで、認知度の向上及び集客力の拡大に努めております。
サステナビリティ活動におきましては、持続可能な社会の実現及び企業価値の向上に向け、サステナビリティ委員会を中心に環境・社会・企業統治に関する重要課題を策定し、取り組みを進めております。
セントラルキッチンでは、食品残渣を発酵分解して得られた生成物を原料とした肥料を生産者が使用し、当社は規格外品を含む農作物を全量買い取り、製造及び店舗で活用する循環型リサイクルシステムを継続しております。また、大豆「ゆきぴりか」につきましては、生産者との契約栽培を継続し、原材料の安定調達に努めております。
リブランディングに向けては、当社グループの存在意義を“花咲く、食のひとときを。”提供し続けることと再定義し、持続的な企業価値の創出、特にお客様の特別な日を最上のおもてなしでお迎えできるよう、サービス品質及びブランド価値の向上に取り組んでおります。また、株主様のご意見を企業経営及び商品開発等に反映するため、株主様を対象とした試食会や工場見学会を継続しております。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は140億56百万円(前年同期比101.4%)、営業損失は1億26百万円(前年同期は営業損失1億33百万円)、経常損失は2億52百万円(前年同期は経常損失2億23百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失は2億2百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失1億66百万円)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(外食事業)
外食事業におきましては、売上高80億1百万円(前年同期比100.8%)、セグメント利益2億98百万円(前年同期比159.5%)となりました。
各業態におきましては、SNSや公式アプリ「うめのあぷり」を活用したデジタル販促を継続し、ブランド認知の向上を図っております。また、米価や原材料価格の高騰、最低賃金改定に伴う人件費上昇への対応として、価格改定やメニューの見直し、店内加工への切り替え等を進めるとともに、人件費・原価管理を徹底し、収益改善に取り組んでおります。
「湯葉と豆腐の店 梅の花」におきましては、季節素材を活用した限定メニューやアプリ会員向けキャンペーン等により、ランチ及び懐石の売上高が前年を上回りました。また、敬老の日の高単価弁当販売や、「ふるさと納税返礼品」としての「おせち」予約も実施いたしました。
「和食鍋処 すし半」におきましては、9月よりグランドメニュー及びランチメニューの価格改定を行い、収益性の改善に取り組んでおります。また、2025年3月にリニューアルオープンした「旬の寿司と天ぷら すし半 粋 玉造店」は、客数・客単価ともに前年を上回り推移しております。
「海鮮処 さくら水産」におきましては、人件費及び原価管理の強化に加え、前期に不採算店舗を閉店した効果により、業績が大幅に改善しております。
「熊本あか牛しゃぶしゃぶ 甲梅」におきましては、富裕層・インバウンド向け施策や多言語プロモーションにより、海外顧客の来店が増加しております。
出店につきましては、2025年6月に「中華料理 梅香 地蔵横丁店」をオープンし、10月には「梅の花の定食や うめまめ くずはモール店」をオープンいたしました。
(テイクアウト事業)
テイクアウト事業におきましては、売上高50億42百万円(前年同期比102.1%)、セグメント利益2億36百万円(前年同期比80.2%)となりました。
売上高につきましては、梅の花業態では季節商品や新商品「二段弁当」が堅調に推移し、古市庵業態におきましてもイベント商品の販売が寄与した結果、前年を1億1百万円上回りました。また、米価及び原材料価格の高騰に対応した価格改定を実施したことで客単価が上昇し、売上高の確保に努めております。一方、客数は前年を下回ったことから、デジタルスタンプカードの導入や「うめのあぷり」との連携強化、接客体制の向上を通じて来店動機の強化に取り組んでおります。
営業利益につきましては、原材料費及び資材費の上昇幅が想定を上回ったことから、減益となりました。
出店につきましては、2025年5月に「梅の花 草津近鉄店」をオープンし、同年9月に「梅の花 池袋西武店」及び「古市庵 池袋西武店」を改装オープンいたしました。さらに、「古市庵 東大阪近鉄店」におきましては、品揃えの一部を梅の花業態の商品に入れ替えたコーナーを新設し、売上高向上に寄与しております。
(外販事業)
外販事業におきましては、売上高9億87百万円(前年同期比103.0%)、セグメント損失1億67百万円(前年同期はセグメント損失1億40百万円)となりました。
既存取引先への提案強化に加え、梅の花グループ共栄会に加入する企業へ商品提案を進めるとともに、展示会出展等を通じて、主力商品「とうふしゅうまい」、寿司、弁当等の販路拡大に取り組みました。その結果、これらの日配品が堅調に推移し、売上高は前年同期比101.1%となりました。通販におきましても、工場見学会の実施やメルマガ・アプリ配信等の販促活動が奏功し、売上高は前年同期比103.3%となりました。
営業利益につきましては、価格改定効果の反映時期が手続き等の関係で想定より後ろ倒しとなったことに加え、外販事業の体制強化に伴う人件費の増加が影響し、前年を下回りました。
(その他)
その他の売上高は24百万円(前年同期比137.9%)、セグメント利益2百万円(前年同期比401.4%)となりました。
当社グループが所有する土地・建物等の有効活用を目的としてストック事業を継続しており、業績動向を踏まえながら、賃貸事業の拡大に向けた検討を進めております。
(店舗数) 2025年10月31日現在
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ブランド |
前期末 |
出店 |
退店 |
中間期末 |
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外食事業 |
湯葉と豆腐の店 梅の花 |
69 |
- |
- |
69 |
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和食鍋処 すし半 |
8 |
- |
- |
8 |
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海鮮処 さくら水産 |
11 |
- |
- |
11 |
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その他 |
23 |
2 |
- |
25 |
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合計 |
111 |
2 |
- |
113 |
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テイクアウト事業 |
古市庵 |
102 |
- |
- |
102 |
|
梅の花 |
53 |
1 |
- |
54 |
|
|
その他 |
6 |
- |
- |
6 |
|
|
合計 |
161 |
1 |
- |
162 |
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国内計 |
272 |
3 |
- |
275 |
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海外計 |
1 |
2 |
- |
3 |
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総合計 |
273 |
5 |
- |
278 |
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(2) 財政状態の分析
(資産)
当中間連結会計期間末における資産は224億51百万円となり、前連結会計年度末と比べ4億99百万円減少いたしました。これは主に、商品及び製品が3億11百万円、並びに現金及び預金が2億35百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債は208億42百万円となり、前連結会計年度末と比べ2億82百万円減少いたしました。これは主に、引当金が71百万円及び固定負債その他が85百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は16億9百万円となり、前連結会計年度末と比べ2億16百万円減少いたしました。これは主に、普通株式及びA種優先株式の配当により資本剰余金が60百万円減少したこと、並びに親会社株主に帰属する中間純損失2億2百万円の計上によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して、2億21百万円減少し、17億64百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は2億4百万円(前年同期は1億96百万円の支出)となりました。
前年同期に比べ4億円収入が増加した主な要因は、税金等調整前中間純損失が1億41百万円増加し、投資有価証券売却損益が1億75百万円減少した一方、棚卸資産の増減額が3億16百万円、賞与引当金の増減額が1億円増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は3億17百万円(前年同期は2億2百万円の支出)となりました。
前年同期に比べ1億15百万円支出が増加した主な要因は、定期預金の払戻による収入が99百万円増加し、有形固定資産の取得による支出が1億48百万円減少し、投資有価証券の売却による収入が3億38百万円減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は1億8百万円(前年同期は11億82百万円の収入)となりました。
前年同期に比べ12億90百万円支出が増加した主な要因は、短期借入金の純増減額が1億20百万円増加し、株式の発行による収入が7億42百万円、長期借入れによる収入が6億49百万円減少したことによるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、資金繰り計画に基づき、主に銀行等金融機関からの借入により資金を調達しております。借入金のうち短期借入金は、主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金及びファイナンス・リース取引に係るリース債務は、主に設備投資に係る資金調達であります。
また、営業債務や借入金等は、流動性のリスクに晒されておりますが、当社グループではグループ会社や各部署からの報告に基づき担当部署が適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により流動性リスクを管理しております。
(5) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
該当事項はありません。