共立印刷株式会社

上場廃止 (2022/09/29) KYORITSUの完全子会社化 その他製品印刷スタンダードTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00746 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発したエネルギー価格の高騰や急速に進む円安などにより電力燃料費、諸資材が値上がり傾向にあり、先行き不透明な情勢が続いております。
 こうした環境のなか、当社グループを取り巻く環境は、電気やガスといったエネルギー費用や原材料、資材の高騰により製造コストの増加が収益を押し下げる要因となっております。

このような状況下にあって当社グループは、価値観の多様化や世界的なESGへの関心に応えるために本年10月1日から持株会社体制に移行して、多角化経営や成長事業への積極投資に取り組んで参ります。
 事業内容は、祖業の印刷事業に加えて、マーケティング情報を活用したBPO事業、電子コミック関連のデジタル事業、生分解性プラスチックの製造などを行う環境事業に分類し、積極的な事業展開に努めております。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同四半期と比べ16億8千8百万円(9.8%)増収の189億3千5百万円、営業利益は4千7百万円(7.3%)減益の6億円、経常利益は9百万円(1.8%)減益の5億5千3百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は9百万円(2.8%)減益の3億2千5百万円になりました。

 (売上高)

売上高は前年同四半期と比べ16億8千8百万円(9.8%)増収の189億3千5百万円になりました。
 印刷事業につきましては、折込チラシや製品カタログなどの受注が緩やかに増加したことなどにより、前年同四半期と比べ10億6千6百万円(7.5%)増収の153億5千4百万円になりました。
 BPO事業につきましては、購買履歴を活用したダイレクトメールやPOP類の一括受注が堅調に推移したことなどにより、前年同四半期と比べ8千6百万円(4.4%)増収の20億4千9百万円になりました。
 デジタル事業、環境事業につきましては、デジタル制作の受注や生分解性プラスチックの受注量が増加したことなどにより、前年同四半期と比べ5億3千5百万円(53.8%)増収の15億3千1百万円になりました。

 (営業利益)

営業利益は4千7百万円(7.3%)減益の6億円になりました。これは、前期の新型コロナウイルス感染による売上高減少から緩やかな回復基調による売上高増加はありましたものの、電力燃料費や原材料費の高騰による製造コストの上昇が影響したことなどによります。

 (経常利益)

経常利益は9百万円(1.8%)減益の5億5千3百万円になりました。これは、営業利益が減少したことなどによります。

 (親会社株主に帰属する四半期純利益)

親会社株主に帰属する四半期純利益は9百万円(2.8%)減益の3億2千5百万円になりました。これは、経常利益が減少したことなどによります。

 

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.0%減少し、226億8千1百万円となりました。これは、棚卸資産が増加したものの、売掛金が減少したことなどによります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて2.0%減少し、192億4千万円となりました。これは、リース資産やのれんが償却により減少したことなどによります。

これらの結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて2.5%減少し、419億2千2百万円となりました。

 (負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて5.4%減少し、148億5千3百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金や電子記録債務が減少したことなどによります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ1.3%減少し、111億8百万円となりました。これは、長期借入金が増加したものの、リース債務が減少したことなどによります。

これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて3.7%減少し、259億6千2百万円となりました。

 (純資産)

純資産は、前連結会計年度末に比べて0.5%減少し、159億5千9百万円となりました。これは、自己株式を取得したことと利益剰余金の増加などによります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前年同四半期と比べ5億3千2百万円減少の127億6千9百万円となりました。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少などはありましたものの、売上債権の減少などにより、前年同四半期と比べ1千3百万円増加の7億6千3百万円の獲得となりました。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより、前年同四半期と比べ8億7千6百万円増加の3億7千2百万円の使用となりました。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入がありましたものの、長期借入金の返済による支出などにより、前年同四半期と比べ3億9百万円増加の5億6千4百万円の使用となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。