E00722 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症が収束しつつある中で、景気に緩やかな持ち直しの動きが見られた一方、ウクライナ・中東情勢を契機とする原材料やエネルギー価格の上昇、急激な円安の進行など、依然として先行き不透明な状況が続きました。
印刷業界におきましては、依然としてWeb化等による印刷需要の減少のほか、原材料の供給面での制約や価格高騰など、引き続き厳しい状況が続いております。
このような状況のもと、DP(データプリント)サービスの製品開発やサービスの充実、販売マネジメントの強化による創注や原価構造改善に積極的に取り組んでまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は30億6百万円(前年同四半期比11.0%減)となりました。利益面については、営業損失は2億5百万円(前年同四半期は30百万円の営業損失)、経常損失は2億6百万円(前年同四半期は32百万円の経常損失)、四半期純損失は1億47百万円(前年同四半期は26百万円の四半期純損失)となりました。
品目別売上高につきましては、以下のとおりであります。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度と比べ3億55百万円減少し、68億91百万円となりました。
主な要因は、受取手形及び売掛金が82百万円増加したものの、電子記録債権が2億85百万円、機械及び装置が1億18百万円減少したこと等によるものです。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度と比べ1億84百万円減少し、17億88百万円となりました。
主な要因は、リース債務(固定負債)が48百万円、長期借入金が39百万円、買掛金が35百万円減少したこと等によるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度と比べ1億71百万円減少し、51億2百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が1億82百万円減少したこと等によるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ22百万円減少し、7億11百万円となりました。また、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動によって得られた資金は、前年同四半期比8百万円増加し2億46百万円となりました。これは、前年同四半期比で税引前四半期純損失が1億73百万円増加、売上債権の減少額が1億52百万円増加したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動によって支出した資金は、前年同四半期比2億51百万円減少し、1億19百万円となりました。これは、前年同四半期比で有形固定資産の取得による支出が3億12百万円減少したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動によって支出した資金は1億48百万円となりました(前年同四半期は80百万円の収入)。これは、前年同四半期比で長期借入れによる収入が4億円減少、短期借入金の純増減額が1億80百万円増加したこと等によるものです。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は56,321千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。