売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02385 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、資源価格の高騰や為替動向等の経済面及び、ウクライナ情勢に加えて中東情勢の不安定化等の政治面からの影響が重なり、不透明な状況が続きました。

 このような経営環境の中で、当社グループは『お客様が求める環境作りのために私たち(社員)はお客様の声を起

点に農と住の明日を創造する会社を目指します』を事業骨子とし、引き続き販売力の強化や新製品の開発に取り組

んでおります。

 当社グループが主力としております熱機器事業は、持続的な販売活動の積み重ね等により、農用施設工事売上高とヒートポンプ売上高が伸び、前年同期に比べ、売上高が増加いたしました。

 その結果、総売上高は59億1千5百万円(前年同期比2.8%増)となりました。
 損益面においては、売上高は増加しましたが、円安進行による輸入原材料の仕入価格上昇により売上総利益は前年同期比6百万円の増加に留まり、中期経営計画にも記載しております構造改革費用の支出が上期に先行したこと等により販売費及び一般管理費が前年同期比1億1千9百万円増加したため、営業利益は1億3百万円(前年同期比52.2%減)、経常利益は9千6百万円(前年同期比56.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6千2百万円(前年同期比54.7%減)と、前年同期を下回る結果となりました。

 

 当第3四半期連結累計期間のセグメント別の業績は、以下のとおりとなります。

[熱機器事業]
 当社グループが主力としております熱機器事業の農用機器は、持続的な販売活動の積み重ね等により、農用施設工事売上高とヒートポンプ売上高が伸び、熱機器事業の売上高55億4千5百万円(前年同期比4.2%増)となりました。

[衛生機器事業]
 衛生機器事業においては、簡易水洗便器市場の縮小等により、売上高は3億4千1百万円(前年同期比8.5%減)となりました。

[その他事業]
 その他事業におきましては、農産物販売の減少等により、売上高は2千8百万円(前年同期比49.3%減)となりました。

 

② 財政状態

[資産]
 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ、現金及び預金が1億2千7百万円減少しましたが、売上債権が3億3千1百万円、棚卸資産が1億3千4百万円増加したこと等により、3億9千万円の増加となりました。
 固定資産は、前連結会計年度末に比べ、無形固定資産が2千6百万円増加しましたが、有形固定資産が2千1百万円、投資その他の資産が9百万円減少したことにより、5百万円の減少となりました。
[負債]
 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ、短期借入金が5億3千5百万円増加したこと等により、5億6千万円の増加となりました。
 固定負債は、前連結会計年度末に比べ、長期借入金が1億9千1百万円減少したこと等により、1億7千3百万円の減少となりました。
[純資産]
 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ、利益剰余金が5百万円増加、その他有価証券評価差額金が8百万円増加しましたが、為替換算調整勘定が6百万円減少、退職給付に係る調整累計額が7百万円減少したこと等により、前連結会計年度末とほぼ同様の結果となりました。

 

以上の結果、前連結会計年度末に比べ、総資産は3億8千5百万円増加し、76億5百万円となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当社グループの研究開発活動は当社が行っております。

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の総額は、5億4千8百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。