売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01656 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、政府は2023年5月上旬に新型コロナウイルス感染症の位置づけを5類感染症へ移行し、結果、様々な行動制限が解除され、社会経済活動の正常化が進みました。一方、エネルギー価格や原材料価格の上昇、海外経済の不確実性や半導体の供給不足による経済活動への影響等、先行き不透明な状況が続いております。
 このような状況のもと、当社グループは、積極的な営業活動に制約を受ける一方、技術開発力の強化、経費の削減等諸施策を展開いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高42億3百万円(前年同期比5.4%増)、経常利益は4億17百万円(同117.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億83百万円(同112.7%増)となりました。
 

セグメントの業績を示すと次のとおりです。

(鋼製品関連事業)

鋼製品関連事業の売上高は11億29百万円(前年同期比1.8%減)、営業利益は2億5百万円(前年同期比6.0%増)となりました。耐火金庫では指紋・静脈認証耐火金庫に次いで最もセキュリティーを強化した虹彩・顔認証耐火金庫の拡販に努めました。また、操作履歴機能付指紋認証キーボックス等高付加価値製品の販売促進等積極的な営業展開に努めました、販売実績は前年同期を下回りました。

(デンタル関連事業)

デンタル関連事業の売上高は15億28百万円(前年同期比20.6%増)、営業利益は2億15百万円(前年同期比151.3%増)となりました。各種歯科ユニット等の新規開拓及び買替需要に対する営業活動等積極的に展開いたしました結果、前年同期実績を上回りました。

(書庫ロッカー関連事業)

書庫ロッカー関連事業の売上高は13億61百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益は73百万円(前年同期は営業損失8百万円)となりました。札幌工場・川島工場の生産性向上、新商品開発及び提案活動等に努めました、販売実績は前年同期を下回りました。

(不動産賃貸関連事業)

不動産賃貸関連事業の売上高は1億12百万円(前年同期比11.9%増)、営業利益は94百万円(前年同期比25.0%増)となりました。

(その他)

その他の売上高は71百万円(前年同期比0.0%減)、営業利益は17百万円(前年同期比11.1%減)となりました。

 

 

 ②財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産は58億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億78百万円増加しました。

(流動資産)

流動資産は27億64百万円となり、前連結会計年度末に比べ、現金及び預金の減少2億27百万円、受取手形及び売掛金の減少13百万円、電子記録債権の増加31百万円、原材料の増加22百万円等により、2億2百万円減少しました。

(固定資産)

固定資産は30億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ、有形固定資産の増加4億80百万円、投資有価証券の増加38百万円、退職給付に係る資産の増加1億29百万円、敷金及び保証金の減少69百万円等により、5億80百万円増加しました。

(流動負債)

流動負債は14億70百万円となり、前連結会計年度末に比べ、支払手形及び買掛金の減少15百万円、未払法人税等の増加88百万円、賞与引当金の増加1億3百万円、未払金の減少31百万円等により、1億66百万円増加しました。

(固定負債)

固定負債は4億35百万円となり、前連結会計年度末に比べ、繰延税金負債の増加7百万円等により、11百万円増加しました。

(純資産)

純資産は39億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ、利益剰余金の増加2億33百万円、自己株式の増加63百万円、その他有価証券評価差額金の増加24百万円等により、2億1百万円増加しました。

 

 

 (2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。

 

 (3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

 (5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間において支出した研究開発費の総額は1億28百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。