売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03117 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績等の状況

  当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、ウクライナ情勢に加え新たに中東情勢が緊迫化したことや、円安傾向が継続したことによる原材料上昇など、不安定要因がありましたが、国内経済の正常化は一段と進みました。

小売業界におきましてはコロナ禍明けの需要回復が一巡する一方、インバウンド需要は引き続き堅調に推移しました。

一方で、残暑の影響で秋冬物衣料の動きが鈍い中で、当社におきましても最大需要期である秋口のスーツの受注・売上が予想を下回る結果となりました。また収益面におきましても材料費や人件費の上昇を吸収できる利益を十分に確保することができませんでした。

  以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高28億30百万円(前年同四半期比1.6%増)となりました。販売費及び一般管理費は人件費の上昇により15億22百万円(前年同四半期比2.1%増)となり経常利益は74百万円(前年同四半期比43.4%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は87百万円(前年同四半期比19.4%減)となりました。

 

セグメントごとの業績は、次の通りです。

小売事業

  残暑の影響で秋口のスーツ需要の受注・売上が予想を下回った結果、売上は16億44百万円(前年同四半期比1.6%減)、営業利益4百万円(前年同四半期比99.3%減)となりました。

卸売事業

  一部展示会の中止があった一方、新規開催あった結果、売上高7億15百万円(前年同四半期比7.4%増)、営業利益10百万円(前年同四半期比447.6%増)となりました。

受託縫製事業

  新規受託先の獲得などから受注・販売が順調に推移し、売上高4億68百万円(前年同四半期比4.7%増)、営業利益47百万円(前年同四半期比36.4%増)となりました。

 

財政状態は次のとおりであります。

  当第3四半期連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して3億73百万円減少し、38億47百万円となりました。

  資産の部では、流動資産が前連結会計年度末と比較して2億94百万円減少し、17億53百万円となりました。これは主に現預金が前連結会計年度末と比較して減少したこと等によるものであります。

固定資産は前連結会計年度末と比較して78百万円減少し、20億94百万円となりました。これは主に投資有価証券の時価の減少によるものであります。

  負債の部では、負債合計が前連結会計年度末と比較して4億6百万円減少し15億98百万円となりました。これは主に長期借入金の減少によるものであります。

  純資産の部は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益87百万円を計上した結果、当第3四半期連結会計年度末の株主資本は23億24百万円となりました。

 また、その他有価証券評価差額金は11百万円の減少でありました。

 

(2)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略・重要な指標等について変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

     当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

     該当事項はありません。