売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03025 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社企業グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。

 

(1)業績の状況

   当第1四半期連結累計期間における百貨店業界は、大都市圏では富裕層の消費やインバウンド需要の拡大により好調に推移したが、地方都市においては本格的な回復には至らなかった。

   このような状況の中、当社主力の百貨店業においては、引き続き「新しい商品と企画」を機軸とする営業強化策を推進してきた。

   香林坊店においては、宝飾・時計を中心とした高額品の伸びが顕著に見受けられるとともに、人流の回復によるインバウンド関連売上の増加、また昨秋のリニューアル効果もあり、化粧品の売上が大きく伸長した。

   富山店においては、昨年リニューアルした生鮮食品・惣菜の集客、売上が大きく伸長した他、ラグジュアリーブランド企画が堅調に推移している。

   また、両店においてアニメや人気イラストレーターの催事を開催し人気を博するなど、次世代顧客の集客、獲得に努めてきた。

   併せて、3月には「ダイワプライマリーカード・ゴールド」を新たに発行し、重点顧客層の深耕と新規優良顧客の獲得に努めてきた。

   こうした取組みにより、売上高については香林坊店が堅調に推移し、2店舗合計で増収となったものの、利益面においては情報システム更改に伴う償却費等が増加した影響もあり減益となった。

   この結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、売上高42億1千6百万円(前年同四半期比5.2%増)、営業利益1億4千万円(前年同四半期比16.4%減)、経常利益1億3千2百万円(前年同四半期比33.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億3千2百万円(前年同四半期比26.6%減)となった。

   また、百貨店業の業績は、売上高35億9千8百万円(前年同四半期比3.9%増)、経常利益8千3百万円(前年同四半期比53.5%減)となった。

   ホテル業の業績は、売上高3億2千2百万円(前年同四半期比28.3%増)、経常利益1千1百万円(前年同四半期は経常損失2千9百万円)となった。

   出版業の業績は、売上高1億4千1百万円(前年同四半期比5.4%減)、経常利益0百万円(前年同四半期比99.4%減)となった。

   飲食業の業績は、売上高8千9百万円(前年同四半期比3.4%減)、経常利益1千万円(前年同四半期比30.4%減)となった。

   その他事業の業績は、売上高2億1百万円(前年同四半期比51.1%増)、経常利益は2千9百万円(前年同四半期比13.4%増)となった。

   今後についても、「大和にしかない商品」「大和にしかできない企画」を推し進め、重点顧客層の更なる深耕と次世代顧客の獲得に取組んでいく。

 

(2)財政状態の分析

   当第1四半期連結会計期間末における総資産は、287億4千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億4千万円増加した。

   負債については、237億7千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億5千9百万円増加した。

   純資産については、49億6千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億8千万円増加した。

 

 

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

   前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はない。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

   当第1四半期連結累計期間において、当社企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はない。

 

(5)研究開発活動

   該当事項なし