E03819 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループの主力事業であるFX取引事業を中核とする金融商品取引事業は、子会社であるトレイダーズ証券株式会社(以下、「トレイダーズ証券」といいます。)において、『みんなのFX』(FX証拠金取引)、『LIGHT FX』(FX証拠金取引)、『みんなのシストレ』(自動売買ツールを利用したFX証拠金取引)及び『みんなのオプション』(FXオプション取引)、『みんなのコイン』(暗号資産証拠金取引)のサービスを提供し収益確保を図ってまいりました。当社グループの主要な事業領域である外国為替市場におきましては、主要通貨ペアの為替変動率(ボラティリティ)や市場流動性の変動、ならびに参加者構成の変化が引き続き大きな影響を及ぼしております。これらの市場環境の下、当社グループでは、次の施策を実行いたしました。
1. スプレッド・スワップポイントの改良
2. 流動性提供能力強化/カバー取引先カウンターパーティの分散
3. システム基盤の強化および取引利便性向上
4. 顧客誘引・維持のためのプロモーション・サービス強化
その結果、当中間連結会計期間における主な増減要因および実績は下記のとおりです。FX収益を確保する上で重要な指標となるFX顧客からの預り資産は、当中間連結会計期間末において123,088百万円(前連結会計年度末比10,817百万円増、9.6%増)となりました。当中間連結会計期間のトレーディング損益は、預り資産が順調に積み上がったものの、高金利通貨のFX相場変動率が限定的であったため、5,733百万円(前年同期比1,819百万円減、24.1%減)と前年同期を下回りました。
また、子会社である株式会社FleGrowth(以下、「FleGrowth」といいます。)が営むシステム開発・システムコンサルティング事業は、トレイダーズ証券向けにFX取引システムの開発及び保守・運用を行うとともに、外部顧客向けにFX取引及び暗号資産証拠金取引に関連したシステム開発などのフィンテックサービス、生成AIを用いた社内相談窓口や音声文字起こしツールの製品化、さらに、業務効率化ツールをはじめとするDX化支援システム及びDX/AIコンサルティングサービスの提供やWeb制作及びマーケティング支援、営業アウトソーシング等、多様なサービスを提供し収益の確保を図ってまいりました。当中間連結会計期間のシステム開発・システムコンサルティング事業における外部顧客に対する営業収益は、65百万円(前年同期比12百万円増、24.2%増)と前年を上回る結果となりました。
以上の結果、営業収益合計は、5,856百万円(前年同期比1,801百万円減、23.5%減)となり、売上原価及び金融費用を差し引いた純営業収益合計は、5,813百万円(前年同期比1,791百万円減、23.6%減)となりました。
一方、販売費及び一般管理費は3,383百万円(前年同期比51百万円増、1.5%増)となりました。これは主に、前年同期には譲渡制限付株式報酬制度における報酬費用の計上について会計上の見積りの変更を行った影響で増加していた人件費が当中間連結会計期間は1,346百万円(前年同期比188百万円減、12.3%減)に減少した一方で、取引関係費が1,089百万円(前年同期比62百万円増、6.1%増)に増加したことに加え、システム投資の強化により不動産関係費が373百万円(前年同期比49百万円増、15.1%増)に増加したこと、さらに租税公課が149百万円(前年同期比42百万円増、39.1%増)に増加したこと等によります。
その結果、営業利益は2,430百万円(前年同期比1,843百万円減、43.1%減)、経常利益は2,442百万円(前年同期比1,841百万円減、43.0%減)、税金等調整前中間純利益は2,443百万円(前年同期比1,841百万円減、43.0%減)となりました。
法人税等合計は696百万円(前年同期比704百万円減、50.3%減)と前期より減少しました。これは、税金等調整前中間純利益の減少に伴う法人税、住民税及び事業税の減少に加え、前年同期には繰延税金資産の取り崩しにより法人税等調整額178百万円を計上していたのに対し、当中間連結会計期間では繰延税金資産の取り崩しがなく法人税等調整額が発生しなかったことによるものです。
以上の結果、当中間連結会計期間の親会社株主に帰属する中間純利益は1,747百万円(前年同期比1,137百万円減、39.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、以下のとおりです。
(金融商品取引事業)
トレイダーズ証券が営む当セグメントの営業収益は5,795百万円(前年同期比1,809百万円減、23.8%減)、セグメント利益は2,143百万円(前年同期比1,863百万円減、46.5%減)となりました。
なお、FX取引事業・暗号資産証拠金取引事業の当中間連結会計期間末における顧客口座数、預り資産は以下のとおりとなりました。
顧客口座数 632,536口座 (前連結会計年度末比 26,507口座増)
預り資産 123,088百万円 (前連結会計年度末比 10,817百万円増)
(システム開発・システムコンサルティング事業)
FleGrowthが営む当セグメントの営業収益は1,470百万円(前年同期比140百万円減、8.7%減)となりました。同収益の内訳は、グループ会社であるトレイダーズ証券に対するFX取引及び暗号資産CFD取引システムの開発・保守運用等の内部売上が1,405百万円(前年同期比152百万円減、9.8%減)、外部顧客に対する売上が65百万円(前年同期比12百万円増、24.2%増)であります。セグメント利益は286百万円(前年同期比276百万円減、49.1%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
① 連結財政状態
当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較して17,269百万円増加し、142,318百万円となりました。これは主に、現金及び預金が3,882百万円減少した一方で、顧客分別金信託が18,404百万円増加したこと及び短期差入保証金が2,738百万円増加したこと等によるものです。
負債合計は、前連結会計年度末と比較して16,631百万円増加し、124,265百万円となりました。これは主に、未払法人税等が930百万円減少した一方で、受入保証金が17,593百万円増加したこと等によるものです。
純資産は、前連結会計年度末と比較して637百万円増加し18,052百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益を1,747百万円計上した一方で、剰余金の配当545百万円及び自己株式取得798百万円により減少したこと等によります。
② キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、営業活動により2,149百万円減少、投資活動により596百万円減少、財務活動により1,232百万円減少しました。この結果、資金は、前連結会計年度末と比較して3,982百万円減少し8,108百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況及び当該増減の要因は、以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金は、2,149百万円の支出超過(前年同期は3,928百万円の収入超過)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益2,443百万円による資金増加があった一方、短期差入保証金の増減額2,738百万円及び法人税等の支払額1,586百万円等により資金が減少したものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金は、596百万円の支出超過(前年同期は306百万円の支出超過)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出179百万円及び投資有価証券の取得による支出69百万円等により資金が減少したものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金は、1,232百万円の支出超過(前年同期は839百万円の支出超過)となりました。これは主に、配当金の支払額544百万円と自己株式の取得による支出798百万円等により資金が減少したものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループの研究開発は、システム開発・システムコンサルティング事業を営むFleGrowthが、金融商品取引システムの開発に関する研究活動を行っており、当事業の当中間連結会計期間における研究開発費は130百万円です。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員の状況
当中間連結会計期間において、従業員数の著しい増減はありません。
(7)生産、受注及び販売の状況
当中間連結会計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。
(8)設備の状況
当中間連結会計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。