売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E04091 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、個人消費及び雇用情勢に持ち直しの動きがみられるものの、物価上昇の影響等もあり、緩やかな回復となりました。

このような状況の中で、当社グループは、中期経営計画「D2プラン」(2025~2027年度)を策定し、「新たなグループ経営推進体制のもと、長期ビジョン実現に向け、空港アクセス強化を推進するとともに、外部環境変化への耐性強化を目指す」を中期経営目標として掲げ、諸施策を推進してまいりました。

また、グループ経営体制の強化に向けた取り組みとして、営業力・採用力の強化等を目的に、バス事業、タクシー事業及び茨城県下における事業において、中間持株会社体制へ移行し、タクシー事業が3月1日に、バス事業及び茨城県下における事業が4月1日に新体制で営業を開始いたしました。

さらに、4月1日に、当社の完全子会社である新京成電鉄株式会社を吸収合併いたしました。

これらの事業再編に伴い、システム改修や人的投資の強化等を実施いたしました。

以上の結果、営業収益は1,646億2千8百万円(前年同期比4.2%増)となり、営業利益は208億2百万円(前年同期比5.8%減)となりました。経常利益は、301億9千6百万円(前年同期比4.2%減)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は、237億2千3百万円(前年同期比10.4%増)となりました。

 

セグメント別の業績は、以下のとおりであります。

 

(運輸業)

鉄道事業では、4月1日に京成津田沼~松戸間について、松戸線として営業を開始いたしました。また、押上~成田空港間を運行する新型有料特急の導入を決定し、設計に着手いたしました。さらに、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、京成高砂駅、青砥駅、鬼越駅、堀切菖蒲園駅のホームドア整備等を推進したほか、新千葉駅のバリアフリートイレを供用開始いたしました。安全輸送確保の取り組みとして、高架橋及び駅の耐震補強工事等を推進したほか、新たに京成中山駅の下り線側改札口の供用を開始し、構内踏切を廃止いたしました。

大規模工事については、葛飾区内の押上線連続立体化事業において、仮上り線切り替え工事を推進したほか、本線荒川橋梁架替事業等、各種工事を推進いたしました。また、成田空港の機能強化に伴う輸送力の強化に向けた宗吾車両基地拡充工事において、基礎工事及び躯体工事等を推進いたしました。

営業面では、海外プロモーションの強化として、海外旅行博への出展やインターネット広告の活用等、インバウンド需要の着実な取り込みを図りました。また、3代目「京成スカイライナー」のご利用者数が6000万人となったことを記念して式典を開催したほか、記念ヘッドマークを掲出したスカイライナー車両を運行するなど各種施策を実施いたしました。

バス事業では、中間持株会社体制への移行及び事業再編に合わせ、各社のロゴや車体デザインを決定いたしました。高速バス路線及び一般乗合バス路線では、需要動向を踏まえたダイヤ改正を実施し、一部の路線において増便するなど輸送力の増強、収益の拡大及び効率的な運行を図りました。また、貸切バスでは、京成バス東京株式会社及び京成バス千葉ウエスト株式会社において、営業区域を拡大いたしました。このほか、環境への取り組みとして、関東鉄道株式会社において、EV(電気自動車)車両を導入いたしました。

 

タクシー事業では、乗務員の採用の強化等により、稼働率の向上並びに回復した需要の着実な取り込みを図りました。また、千葉県内で運行する京成グループタクシーにおいて、コード決済サービス「AEON Pay」を導入し、利便性向上を図りました。このほか、環境への取り組みとして、京成タクシーウエスト株式会社において、EV(電気自動車)車両を導入いたしました。

以上の結果、営業収益は1,019億2千2百万円(前年同期比4.3%増)となり、営業利益は122億5千5百万円(前年同期比15.7%減)となりました。

 

(事業別内訳)

単位:百万円、%

前中間連結

会計期間

当中間連結

会計期間

増減

増減率

鉄道事業

営 業 収 益

51,132

53,429

2,297

4.5

営 業 利 益

11,178

9,688

△ 1,490

△ 13.3

バス事業

営 業 収 益

29,601

30,721

1,120

3.8

営 業 利 益

3,136

2,237

△ 899

△ 28.7

タクシー事業

営 業 収 益

17,006

17,771

764

4.5

営 業 利 益

220

330

110

49.9

運輸業

営 業 収 益

97,739

101,922

4,183

4.3

営 業 利 益

14,535

12,255

△ 2,279

△ 15.7

(注) 事業再編に伴い、運輸業と不動産業の間で資産の一部を移管しているため、前中間連結会計期間の数値については、移管後の区分に組み替えて記載しております。

 

 

(当社鉄道事業運輸成績表)

 

単位

前中間連結

会計期間

当中間連結

会計期間

増減

増減率(%)

営業日数

183

183

営業キロ

キロ

178.8

178.8

客車走行キロ

千キロ

58,585

58,763

177

0.3

旅客人員

定期

千人

112,403

113,317

914

0.8

定期外

81,823

84,083

2,260

2.8

194,226

197,400

3,174

1.6

うち成田空港発着

13,100

14,380

1,280

9.8

うち有料特急

4,436

4,735

299

6.7

旅客運輸収入

定期

百万円

12,925

13,260

335

2.6

定期外

29,710

31,489

1,779

6.0

42,636

44,750

2,114

5.0

うち成田空港発着

14,615

15,873

1,258

8.6

うち有料特急

4,481

4,856

374

8.4

運輸雑収

1,512

1,353

△ 158

△ 10.5

収入合計

44,148

46,104

1,955

4.4

一日平均収入

241

251

10

4.4

乗車効率

34.6

36.2

1.6pt

 

(注)1 乗車効率は

延人キロ

 により、算出しております。

客車走行キロ×平均定員

  2 前中間連結会計期間の数値については、松戸線(旧 新京成電鉄㈱)の実績を含めて記載しております。

 

 

 

(流通業)

流通業では、株式会社コミュニティー京成において、「ファミリーマート千葉ニュータウン中央駅店」をリニューアルオープンし、集客を図りました。また、株式会社水戸京成百貨店において、市況やライフスタイルの変化等への対応を目的に、大規模リニューアルを推進いたしました。このほか、環境への取り組みとして、株式会社京成ストアにおいて、太陽光発電設備の設置店舗を拡大いたしました。

以上の結果、営業収益は296億7千万円(前年同期比3.5%増)となり、営業利益は1億9千4百万円(前年同期比33.1%減)となりました。

 

(事業別内訳)

単位:百万円、%

前中間連結

会計期間

当中間連結

会計期間

増減

増減率

ストア業

営 業 収 益

20,980

22,058

1,078

5.1

営 業 利 益

325

329

3

1.2

百貨店業

営 業 収 益

4,957

4,951

△ 5

△ 0.1

営 業 利 益

△ 162

△ 270

△ 107

その他流通業

営 業 収 益

2,716

2,660

△ 56

△ 2.1

営 業 利 益

126

134

7

6.1

流通業

営 業 収 益

28,654

29,670

1,016

3.5

営 業 利 益

290

194

△ 96

△ 33.1

 

 

(不動産業)

不動産賃貸業では、事業基盤の拡充及び沿線活性化に向け、墨田区錦糸のオフィスビルにおいて、一部区画を追加で取得したほか、環境へ配慮したZEH-M認定物件を含む都内エリアの賃貸住宅7物件を取得いたしました。また、イオン株式会社との資本業務提携における第一弾の取り組みとして、新津田沼駅周辺の再整備による新たなランドマーク化を目指し、駅南側に隣接する賃貸施設の改修工事を推進いたしました。さらに、同エリアにおいて大規模賃貸住宅の建設工事を推進いたしました。

不動産販売業では、2026年度に引き渡し開始予定の中高層住宅「ルネ柏ディアパーク」及び今年度に引き渡し開始予定の中高層住宅「サングランデ南流山ザ・コート」を販売いたしました。さらに、超高層住宅「プレミストタワー船橋」の建設工事を推進したほか、成田空港の機能強化に伴う成田地域の住宅需要拡大に応えるため、中高層住宅「ルネ成田サングランデ」の建設工事を推進いたしました。

このほか、新鎌ヶ谷駅前における複合開発として、来年度に引き渡し開始予定の中高層住宅「ザ・レジデンス新鎌ケ谷ターミナルフロント」を完売したほか、商業施設の建設工事を推進いたしました。また、新鎌ケ谷駅周辺地区市有地活用事業として、鎌ケ谷市新鎌ケ谷の市有地を取得いたしました。

以上の結果、営業収益は186億3千9百万円(前年同期比14.2%増)となり、営業利益は64億5千7百万円(前年同期比12.5%増)となりました。

 

(事業別内訳)

単位:百万円、%

前中間連結

会計期間

当中間連結

会計期間

増減

増減率

不動産賃貸業

営 業 収 益

13,719

14,652

932

6.8

営 業 利 益

5,559

6,157

598

10.8

不動産販売業

営 業 収 益

18

1,147

1,128

営 業 利 益

△ 54

79

133

不動産管理業

営 業 収 益

2,583

2,840

257

10.0

営 業 利 益

237

221

△ 15

△ 6.7

不動産業

営 業 収 益

16,320

18,639

2,318

14.2

営 業 利 益

5,742

6,457

715

12.5

(注) 事業再編に伴い、運輸業と不動産業の間で資産の一部を移管しているため、前中間連結会計期間の数値については、移管後の区分に組み替えて記載しております。

 

 

(レジャー・サービス業)

レジャー・サービス業では、インバウンドを中心に増加した需要の着実な取り込みを図りました。ホテル業では、中国及び台湾等の旅行代理店への営業強化により、団体客を誘致いたしました。また、株式会社イウォレ京成において、「サブウェイ イトーヨーカドー曳舟店」をオープンいたしました。さらに、筑波観光鉄道株式会社において、筑波山ロープウェイ開業60周年を記念して各種キャンペーンを実施いたしました。このほか、環境への取り組みとして、京成リッチモンドホテル東京錦糸町において、「CO₂ゼロSTAY®」宿泊プランを販売いたしました。

以上の結果、営業収益は89億4千5百万円(前年同期比6.9%増)となり、営業利益は5億5千7百万円(前年同期比5.9%減)となりました。

 

(建設業)

建設業では、本線荒川橋梁架替事業をはじめとする鉄道施設改良工事や新鎌ヶ谷駅前における商業施設建設工事等を実施したほか、当社グループ外からの受注工事として、千葉県内における複合型リゾート施設の新築工事や北海道新幹線整備工事等を推進いたしました。

以上の結果、営業収益は182億1千7百万円(前年同期比18.4%増)となり、営業利益は10億2千7百万円(前年同期比13.2%増)となりました。

 

(その他の事業)

その他の事業の営業収益は51億2千1百万円(前年同期比5.5%増)となり、営業利益は2億8千5百万円(前年同期比99.8%増)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

資産合計は、前期末比68億3千3百万円(0.6%)増の1兆1,009億5千4百万円となりました。これは、「現金及び預金」が減少したものの、「投資有価証券」が増加したことによるものです。

負債合計は、前期末比189億8千1百万円(3.3%)減の5,504億8千1百万円となりました。これは、「未払法人税等」が減少したことによるものです。

純資産合計は、前期末比258億1千4百万円(4.9%)増の5,504億7千2百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により「利益剰余金」が増加したことによるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益に減価償却費等を調整した結果、51億2百万円の収入となり、前年同期と比べ25億6千4百万円の収入増となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出等により375億6千万円の支出となり、前年同期と比べ176億2千7百万円の支出増となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入等により177億6千8百万円の収入となりました。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。