株式会社アルファポリス( )

ブランドなど:アルファポリス
情報・通信業出版グロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E30908 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 当社は、株式会社WHITE FOXの全株式を取得し、子会社化したことにより当中間連結会計期間より中間連結財務諸表を作成しておりますので、前年同中間連結会計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。

 なお、みなし取得日を2025年9月30日としており、当中間連結会計期間においては、貸借対照表のみを連結しておりますので、当中間連結会計期間に係る中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書に同社の業績は含まれておりません。

 

(1)経営成績の状況

 当中間連結会計期間(2025年4月1日から2025年9月30日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で緩やかな回復が続いているものの、米国の通商政策の影響や物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を通じて個人消費に及ぼす影響等が我が国の景気を下押しするリスクとなっており、また、金融資本市場の変動等の影響が懸念される等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

 当社が属する出版業界におきましては、2025年上半期(1月から6月まで)の紙と電子を合算した出版市場(推定販売金額)は、前年同期比でマイナスとなりました。公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所によると、2025年上半期の紙と電子を合算した推定販売金額は前年同期比2.1%減の7,737億円となり、その内訳は、紙の出版物については同5.4%減の4,926億円、電子出版については同4.2%増の2,811億円と、紙の市場が前年同期を下回った一方で、電子出版市場の堅調な拡大が続いております。

 こうした環境の中、インターネット発の出版の先駆者である当社は、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業に取り組んでまいりました。

 以上の活動の結果、当中間連結会計期間の売上高は7,989,168千円、営業利益は1,695,739千円、経常利益は1,716,353千円、親会社株主に帰属する中間純利益は1,029,621千円となりました。

 

 当社グループの報告セグメントは、従来「出版事業」の単一セグメントでありましたが、当中間連結会計期間より、株式会社WHITE FOXを連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「アニメ制作事業」を追加しております。なお、当中間連結会計期間においては貸借対照表のみ連結しており、「アニメ制作事業」における売上高及び利益または損失は発生していないため、経営成績の状況の記載を省略しております。

 

 当中間連結会計期間における出版事業のジャンル別の概況は以下のとおりであります。

 

(出版事業)

① ライトノベル

 当中間連結会計期間の刊行点数は前年同期を上回る178点(前年同期比12点増)となりました。

 各書籍の売れ行きにつきましては、2024年7月にTVアニメ化された『異世界ゆるり紀行』の続刊やコミカライズが好評を博している『継母の心得』の続刊が好調に推移しました。また電子書籍販売につきましては、大手電子ストアにおいて実施している1話単位の販売や女性向け小説の販売が引き続き好調に推移し、当ジャンルの売上を牽引いたしました。

 結果、当中間連結会計期間の売上高は前年同期を上回る着地となりました。

 

② 漫画

 当中間連結会計期間の刊行点数は前年同期を大きく上回る106点(前年同期比21点増)となりました。

 各書籍の売れ行きにつきましては、2025年10月からアニメ放送を開始する『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』や紙書籍最新巻が初版8万部発行となる大ヒット作『継母の心得』等の人気シリーズの続刊が引き続き好調に推移いたしました。また、漫画と親和性が高い電子書籍販売につきましては、2025年8月から各電子ストアと連携して実施した「アルファポリス創業25周年記念キャンペーン」施策が奏功したこと等から、大幅な売り伸ばしを図ることができました。

 結果、当中間連結会計期間の売上高は前年同期を大幅に上回る着地となりました。

 

③ 文庫

 当中間連結会計期間の刊行点数は前年同期を上回る105点(前年同期比9点増)となりました。

 「キャラ文芸」「歴史・時代小説」「児童書」等、様々なジャンルで開催するWebコンテンツ大賞から、受賞作等を中心に優秀な作品を複数刊行し、取り扱いジャンルの強化及び拡大に注力してまいりました。

 結果、当中間連結会計期間の売上高は前年同期を上回る着地となりました。

 

④ その他

 当中間連結会計期間の刊行点数は2点(前年同期比1点減)となりました。

 当ジャンルにおいては、ビジネス書である『中小・ベンチャー企業〝ぼっち人事〟でも0から学べる人事の本』を刊行する等、更なる業績拡大及びポートフォリオ最適化の観点から幅広いジャンルにおける書籍刊行に努めてまいりました。

 しかし、刊行点数が前年同期から減少したこと等により、当中間連結会計期間の売上高は前年同期を下回る着地となりました。

 

(2)財政状態の分析

① 資産

 当中間連結会計期間末の流動資産は15,852,577千円となりました。主な内訳は、現金及び預金が10,699,373千円、売掛金が4,059,011千円であります。

 固定資産は2,622,792千円となりました。主な内訳は、のれんが1,265,067千円、投資その他の資産が893,191千円であります。

 

② 負債

 当中間連結会計期間末の流動負債は3,976,399千円となりました。主な内訳は、未払金が1,429,994千円、その他が968,065千円、未払法人税等が723,511千円、返金負債が503,524千円であります。

 固定負債は167,808千円となりました。主な内訳は、長期借入金が105,675千円、その他が23,396千円であります。

 

③ 純資産

 当中間連結会計期間末の純資産は14,331,161千円となりました。主な内訳は、利益剰余金が12,614,352千円であります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、10,674,343千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは609,728千円の収入となりました。主な増加要因は、税金等調整前中間純利益の計上によるものであります。また、主な減少要因は、売上債権の増加及び法人税等の支払によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは1,080,832千円の支出となりました。主な減少要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは421,823千円の支出となりました。主な減少要因は、配当金の支払によるものであります。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。