E04504 Japan GAAP
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上高(営業収益)は、電気料金の見直しなどにより、1兆2,048億円と前年同四半期連結累計期間に比べ249億円の増収となった。
営業利益は、燃料価格の低下に伴う燃料費調整制度の期ずれ影響の改善などにより、1,758億円と前年同四半期連結累計期間に比べ2,828億円の増益となった。
支払利息などの営業外損益を加えた経常利益は1,653億円となり、前年同四半期連結累計期間に比べ2,893億円の増益となった。
渇水準備金を取崩し、法人税などを控除した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,205億円となり、前年同四半期連結累計期間に比べ2,872億円の増益となった。
セグメントの経営成績は次のとおりである。
○総合エネルギー事業
売上高(営業収益)は、電気料金の見直しなどから、1兆1,292億円と前年同四半期連結累計期間に比べ291億円の増収となった。
営業利益は、燃料価格の低下に伴う燃料費調整制度の期ずれ影響の改善などにより、1,325億円と前年同四半期連結累計期間に比べ2,372億円の増益となった。
○送配電事業
売上高(営業収益)は、料金改定による基準接続託送収益の増加はあったものの、再生可能エネルギーの市場販売価格やインバランス料金単価の低下に伴う他社販売電力料の減少などから、3,512億円と前年同四半期連結累計期間に比べ674億円の減収となった。
営業利益は、基準接続託送収益の増加に加え、需給調整に係る費用が減少したことなどから、380億円と前年同四半期連結累計期間に比べ440億円の増益となった。
○情報通信事業
売上高(営業収益)は、電気通信関係事業収入が増加したことなどから、330億円と前年同四半期連結累計期間に比べ8億円の増収となった。
営業利益は、37億円と前年同四半期連結累計期間に比べ2億円の増益となった。
資産は、現金及び預金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ996億円増加し、4兆1,396億円となった。
負債は、有利子負債は増加したものの未払費用の減少などにより、前連結会計年度末に比べ418億円減少し、
3兆5,427億円となった。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ1,414億円増加し、5,969億円となった。
この結果、自己資本比率は、14.2%となった。
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、53億円である。
なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況について重要な変更はない。
(3) 生産、受注及び販売の実績
当社及び連結子会社の業種は広範囲かつ多種多様であり、また、当社の電気事業が事業の大半を占めることから、当社の電気事業の販売実績及び発受電実績についてのみ記載している。
①販売実績
(注) 1 他社販売電力量及び他社販売電力料には、インバランス・調整電源等に係る他社販売電力量及び他社販
売電力料を含んでいない。
2 小売販売電力量には、自社用を含んでいない。
3 当第3四半期連結累計期間における電灯料及び電力料には、「物価高克服・経済再生実現のための総合
経済対策」に基づき実施されている「電気・ガス価格激変緩和対策事業」により受領した補助金86,693
百万円(電灯・電力計)を含んでいない。
4 四捨五入の関係で合計と一致しない場合がある。
(注) 1 他社受電電力量は、インバランス・調整電源等に係る電力量を含んでおり、当第3四半期連結会計期間末日現在で把握している電力量を記載している。
2 揚水発電所の揚水用電力量とは、貯水池運営のための揚水用に使用する電力である。
3 当第3四半期連結累計期間の出水率は、1992年度から2021年度までの30か年の第3四半期連結累計期間の平均に対する比である。
4 発受電電力量合計と総販売電力量の差は損失電力量等である。
5 四捨五入の関係で合計と一致しない場合がある。
(4) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、総合エネルギー事業における主要な設備の変動は以下のとおりである。
第1四半期連結会計期間(4月1日~6月30日)において、出力が変動した設備
(注)2023年4月30日、水島発電所2号機を廃止したことにより、水島発電所の認可出力は625,000kWとなった。
第2四半期連結会計期間(7月1日~9月30日)及び第3四半期連結会計期間(10月1日~12月31日)における著しい変動はない。