売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04517 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結会計期間末のお客さま数は、ガス・LPG・電気の合計で前年同四半期末と比べて7万9千件増加し298万6千件となった。ガスのお客さま数は、同1万件増加し175万6千件となった。LPGのお客さま数は、同1万4千件増加し61万4千件となった。電気のお客さま数は、同5万5千件増加し61万6千件となった。

 当第3四半期連結累計期間のガス販売量は、前年同四半期と比べて2.8%減少し24億2千1百万となった。用途別では、家庭用は、気温が高めに推移した影響等により4.9%の減少となった。業務用等は、お客さま先設備の稼働が前年同四半期を下回ったことにより同2.4%の減少となった。LPGの販売量は同2.2%減少し32万5千トン、電気の販売量は同9.6%増加し18億2千万kWhとなった。

  当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期と比べて7.5%減少し4,495億8千4百万円となった。売上原価は、同12.7%減少し3,243億5百万円となった。供給販売費及び一般管理費は、同3.7%増加し968億5千4百万円となった。これらの結果、経常利益は同38.3%増加し332億2百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同47.8%増加し254億7千4百万円となった。

  当第3四半期連結累計期間はガス販売量の減少があったものの、原料費調整制度による期ずれ差益をはじめとした原料関連の市況変動の影響などにより、前年同四半期と比べて増益となった。

 

 セグメントの業績を示すと、次のとおりである。

 

①ガス

お客さま数は、前年同四半期末と比べて1万件増加し175万6千件となった。販売量は、前年同四半期と比べて2.8%減少し24億2千1百万となった。売上高は、前年同四半期比120億1千4百万円減の2,988億3百万円となった。セグメント利益は、同4億9千7百万円減の249億6千6百万円となった。

 

②LPG・その他エネルギー

お客さま数は、前年同四半期末と比べて1万4千件増加し61万4千件、販売量は、前年同四半期と比べて2.2%減少し32万5千トンとなった。売上高は、前年同四半期比72億4千9百万円減の713億5千9百万円となった。セグメント利益は、同19億1千8百万円増の16億1千6百万円となった。

 

③電気

お客さま数は、前年同四半期末と比べて5万5千件増加し61万6千件、販売量は、前年同四半期と比べて9.6%増加し18億2千万kWhとなった。売上高は、前年同四半期比153億3千8百万円減の631億7千3百万円となった。セグメント損益は、同50億5千6百万円増の33億2千9百万円の損失となった。

 

④その他

売上高は、前年同四半期比1億1千1百万円増の364億8千8百万円となった。セグメント利益は、同6億4千7百万円増の39億4千2百万円となった。

 

  総資産は、前期末比60億4百万円の増加となった。これは、投資有価証券が増加したことなどによる。

 負債は、前期末比289億2千1百万円の減少となった。これは、有利子負債を削減したことなどによる。

 純資産は、前期末比349億2千6百万円の増加となった。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益を254億7千4百万円計上したことなどによる。

 これらの結果、自己資本比率は前期末の58.0%から62.5%となった。

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、10億6千5百万円である。

 

(3) 従業員数

 ①連結会社の状況

    当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数の著しい増減はない。

 

 ②提出会社の状況

当第3四半期累計期間において、当社の従業員数は前期末から467人減少し、1,171人となった。これは、2023年10月1日付で、当社の家庭用営業部門等を再編し、事業の一部を当社子会社である東邦ガスライフソリューションズ㈱及び東邦ガスコミュニケーションズ㈱に集約したことなどにより減少したためである。

 

(4) 主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はない。

なお、前連結会計年度末において計画中であった輸送幹線(南部幹線・知多~半田間)は2023年6月に完成した。