みらい證券株式会社

証券、商品先物取引業証券

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03802 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

   当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)  の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

 当中間会計期間におけるわが国経済は、経済社会活動の正常化が段階的に進んだことにより、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られました。しかしながら、サプライチェーンの混乱や長引く半導体不足による生産活動の制限、長期化するウクライナ情勢による資源価格の高騰に加え、世界的な金融引き締めに伴う急激な円安による原材料価格の高騰など、先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況のもと、当社は、株主コミュニティ制度の拡充に注力して経営基盤の改善及び収益力の向上に努めてまいりました。

 その結果、当中間会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

a.財政状態

 当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ448千円減少し、293,025千円(前事業年度末293,474千円)となりました。

 当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ2,818千円減少し、22,023千円(前事業年度末24,842千円)となりました。

 当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ2,370千円増加し、271,001千円(前事業年度末268,631千円)となりました。

 

b.経営成績

 当中間会計期間の経営成績は、営業収益は27,274千円(前年同期76,063千円)、純営業収益は27,274千円(前年同期76,063千円)、経常損失5,741千円(前年同期経常利益43,147千円)、中間純利益2,362千円(前年同期52,152千円)となりました。

 

 

<営業収益>

部門

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

金額(千円)

百分比(%)

金額(千円)

百分比(%)

証券業務

委託手数料

引受け・売出し手数料

募集・売出しの取扱手数料

トレーディング損益

408

0.54

1,500

5.50

その他

6,825

8.97

16,520

60.57

小計

7,233

9.51

18,020

66.07

証券業に関連する業務

投資事業組合等管理収入

情報提供・コンサルティング収入

68,760

90.40

9,124

33.45

営業投資有価証券売買損益

その他

小計

68,760

90.40

9,124

33.45

金融収益

70

0.09

129

0.48

合計

76,063

100.00

27,274

100.00

(注) 証券業務「その他」及び証券業に関連する業務「情報提供・コンサルティング収入」「その他」は、中間損益計算書の営業収益、受入手数料の「その他の受入手数料」に含まれております。

 

(証券業務)

 当中間会計期間において、委託手数料はありませんでした(前年同期も同様)。トレーディング損益は1,500千円(前年同期408千円)、株主コミュニティ運営手数料、審査料等のその他は16,520千円(前年同期6,825千円)となりました。

(証券業に関連する業務)

 当中間会計期間において、情報提供・コンサルティング収入は9,124千円(前年同期68,760千円)となりました。

 

(金融収支)

 当中間会計期間における金融収益は、投資先からの配当金やファンドからの分配金等により129千円(前年同期70千円)となりました。

 

<販売費・一般管理費>

 当中間会計期間の販売費・一般管理費は、33,547千円(前年同期33,654千円)となりました。

 

<営業外損益>

 当中間会計期間の営業外収益は、受取利息516千円(前年同期584千円)により、営業外損益は531千円の利益(前年同期739千円の利益)となりました。

 

<特別損益>

 当中間会計期間の特別損益は、貸倒引当金戻入額8,249千円により、8,249千円の利益(前年同期9,149千円の利益)となりました。

 

 

 

② 証券業務の状況

a 受入手数料の内訳

期別

区分

株券

(千円)

債券

(千円)

受益証券

(千円)

その他

(千円)

(千円)

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

委託手数料

引受け・売出し手数料

募集・売出しの取扱手数料

その他の受入手数料

6,825

6,825

6,825

6,825

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

委託手数料

引受け・売出し手数料

募集・売出しの取扱手数料

その他の受入手数料

16,520

16,520

16,520

16,520

 

b トレーディング損益の内訳

区分

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

実現損益

(千円)

評価損益

(千円)

(千円)

実現損益

(千円)

評価損益

(千円)

(千円)

株券等トレーディング損益

408

408

1,500

1,500

債券等トレーディング損益

その他のトレーディング損益

408

408

1,500

1,500

 

③ 証券業に関連する業務の状況

a 投資事業組合等の管理運営業務

イ 当社が運営の任にあたる投資事業組合等の状況は、以下のとおりであります。

区分

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

投資事業組合受入出資金総額(千円)

(期末日現在)

投資事業組合数(組合)

(期末日現在)

投資事業組合等管理収入(千円)

 

 

 

ロ 新規に設立又は受入出資金総額が増加した投資事業組合等は以下のとおりであります。

区分

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

投資事業組合受入出資金総額(千円)

投資事業組合数(組合)

 

b 情報提供・コンサルティング業務

区分

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

件数(件)

14

8

情報提供・コンサルティング収入(千円)

68,760

9,124

(注) 情報提供・コンサルティング収入は、中間損益計算書の営業収益、受入手数料の「その他の受入手数料」に含まれております。

 

c 営業投資業務

(投資会社数)

区分

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

(社)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

(社)

株券

16

4

債券

その他

合計

16

4

(注) 上記投資会社数には、投資事業組合等から行った間接的な投資は含まれておりません。

 

(営業投資有価証券売買損益)

区分

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

実現損益

(千円)

評価損益

(千円)

(千円)

実現損益

(千円)

評価損益

(千円)

(千円)

営業投資業務

投資事業組合等損益

合計

(注) 上記には、投資事業組合持分に係る営業投資有価証券売買損益を含んでおります。

 

 

 

(2)キャッシュ・フロー

 キャッシュ・フローの状況につきましては、「現金及び現金同等物の中間期末残高」は、前事業年度末と比較し13,842千円の減少となりました。なお、「現金及び現金同等物の期首残高」は178,968千円であり、「営業活動におけるキャッシュ・フロー」による資金の減少19,842千円及び、「投資活動によるキャッシュ・フロー」による資金の増加6,000千円の結果、中間会計期間末残高は165,125千円となりました。

 

 当中間会計期間における各キャッシュ・フローの詳細は次のとおりであります。

 

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、資金は19,842千円の減少となりました。増加要因としては、税引前中間純利益2,507千円の計上等によるものであり、減少要因としては、貸倒引当金の減少による8,249千円の計上、預託金の増加による5,000千円の計上等によります。

 

(投資活動におけるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、資金は6,000千円の増加となりました。増加要因としては、長期貸付金の回収6,000千円の計上によるものであります。

 

(財務活動におけるキャッシュ・フロー)

 財務活動による資金の増減はありませんでした。

 

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(2)当中間会計期間の経営成績の分析

 当中間会計期間の経営成績は、受入手数料が25,644千円(前年同期75,585千円)、トレーディング損益1,500千円(前年同期408千円)を計上したこと等により、営業収益は27,274千円(前年同期76,063千円)、金融費用を差し引いた純営業収益は27,274千円(前年同期76,063千円)、営業損失6,273千円(前年同期営業利益42,408千円)、経常損失5,741千円(前年同期経常利益43,147千円)となり、中間純利益は2,362千円(前年同期52,152千円)となりました。

 なお、業務内容別の概況につきましては、「第2事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。

 

(3)経営成績に重要な影響を与える要因について

 当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、日本経済の景気変動、株式市場の変動、海外の政治・経済情勢、投資先の業績の悪化などが考えられます。

 安定的な収益確保が見込めない場合において、一時的に財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの変動に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社の当中間会計期間末の現金及び現金同等物は、前事業年度末から13,842千円減少し、165,125千円となっております。これは、当中間会計期間の営業活動におけるキャッシュ・フローによる19,842千円などの支出によります。なお、「第2事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。