売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E00119 Japan GAAP

売上高

279.8億 円

前期

263.2億 円

前期比

106.3%

時価総額

228.8億 円

株価

2,933 (04/26)

発行済株式数

7,800,000

EPS(実績)

157.82 円

PER(実績)

18.58 倍

平均給与

832.1万 円

前期

803.3万 円

前期比

103.6%

平均年齢(勤続年数)

43.3歳(17.2年)

従業員数

405人(連結:709人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び子会社9社で構成され、エネルギー分野(主に鉄鋼、自動車、非鉄金属、電池製造関連)、情報・通信分野(主に精密塗工・乾燥関連)、環境保全分野(主に大気浄化、廃棄物処理・リサイクル関連)の3分野における、工業炉・産業機械・環境設備・燃焼設備についての設計・製作・施工及び燃焼機器などの製作・販売を主な内容とし、さらに各事業に付帯するエンジニアリング、研究開発並びにその他のサービスなどの事業活動を展開しております。

当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。

 

エネルギー分野

自動車・機械部品熱処理炉、電池・基板・触媒・磁性材熱処理炉、鉄鋼・非鉄金属加熱炉・熱処理炉、金属ストリッププロセスライン、塗装ライン、各種工業用バーナ、省エネ制御機器などの設計・製作・施工・販売を行っております。

(主な関係会社)当社

 

情報・通信分野

精密塗工・乾燥装置、FPD用熱処理設備などの設計・製作・施工・販売を行っております。

(主な関係会社)当社

 

環境保全分野

大気浄化設備、キルン・環境プロセス設備などの設計・製作・施工・販売を行っております。

(主な関係会社)当社、中外エンジニアリング㈱

 

その他

中外エンジニアリング㈱を除く、国内・海外子会社の事業を「その他」としております。中外プラント㈱は工業炉等の技術サービス・人材派遣業務を行っており、㈱シーアールは当社グループを対象に損害保険の代理店業務、リース業務、並びに人材派遣業務を行っております。また、台湾中外炉工業股有限公司は台湾における工業炉等の販売・資材調達を、中外炉熱工設備(上海)有限公司は中国における工業炉等の製作・販売・資材調達を、中外炉設備技術(上海)有限公司は中国における工業炉等の設計・技術サービス提供、仲介販売及び輸出入代理業務を、Chugai Ro (Thailand) Co.,Ltd.はタイにおける各種工業炉等の販売及びメンテナンス業務を、PT. Chugai Ro Indonesiaはインドネシアにおける各種工業炉等の販売及びメンテナンス業務を、Chugai Ro de Mexico, S.A. de C.V.はメキシコにおける各種工業炉等の販売及びメンテナンス業務を、それぞれ行っております。

(主な関係会社)中外プラント㈱、㈱シーアール、台湾中外炉工業股份有限公司、中外炉熱工設備(上海)有限公司、中外炉設備技術(上海)有限公司、Chugai Ro (Thailand) Co.,Ltd.、PT. Chugai Ro Indonesia、Chugai Ro de Mexico, S.A. de C.V.

 

(注)2023年4月1日より、経営戦略推進の方向性と達成度をより明確にできるよう、セグメントを以下の4事業に見直しております。

   ・熱処理事業(自動車、機械、半導体、化学(カーボン、セラミックス))

   ・プラント事業(鉄鋼、非鉄、窯業)

   ・開発事業(カーボンニュートラル、ゼロエミッション、精密塗工)

   ・その他(国内及び中国、台湾、タイ、インドネシア、メキシコ等の顧客)

 

 

事業系統図等

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

23/06/29

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況の概要及び分析・検討内容

当連結会計年度におけるわが国経済は、ウイズコロナの下で各種政策の効果もあって、景気は緩やかに持ち直し  ました。しかしながら、原材料・エネルギー価格の高騰など世界的インフレや政策金利の引上げに伴う、海外景気  の下振れが国内景気を下押しするリスクとなっております。半導体等の長期化する部品の供給不足による自動車の  生産活動は正常化しつつありますが、物価上昇や金融資本市場の変動などの影響により景気の先行きは依然として  不透明な状況にあります。
   一方で、2050年の脱炭素社会の実現に向けた政府の成長戦略を受け、企業の設備投資には持ち直しの動きがみら れました。

このような事業環境のもと、当社グループはカーボンニュートラルに資するべく水素やアンモニアを利用した技術提案を積極的に行い、受注活動を展開しました。
その結果、海外向け電熱式連続焼鈍設備や国内向け半導体関連の機能材熱処理炉、インドネシア向け機械部品熱処理炉などの成約を得て、受注高は前期比115.6%の32,522百万円と増加しました。
  売上面につきましては、国内鉄鋼向け省エネ型加熱炉や水素ガス加熱装置、インドネシア向け機械部品熱処理炉などの工事が進捗し、売上高は前期比106.3%の27,977百万円となりました。
  利益面につきましては、原材料・輸送費高騰の影響を受けましたが、為替ヘッジや調達コストダウンに取り組み、営業利益は1,309百万円(前期比103.7%)、経常利益は1,575百万円(前期比105.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,231百万円(前期比90.5%)となりました。

 

各分野別の概況は次のとおりです。なお、分野別の受注高及び売上高は、セグメント間取引相殺消去前の金額によっております。
 (エネルギー分野)
  受注面では、海外向け電熱式連続焼鈍設備や国内向け半導体関連の機能材熱処理炉、インドネシア向け機械部品熱処理炉などの成約を得て、受注高は27,072百万円(前期比119.0%)と増加しました。
  売上面では、国内鉄鋼向け省エネ型加熱炉や連続焼鈍設備、インドネシア向け機械部品熱処理炉や国内向け機械部品熱処理設備などの工事が進捗し、売上高は23,190百万円(前期比125.3%)と増加しました。
 (情報・通信分野)
  受注面では、国内向け次世代電池や半導体関連のRSコータや海外向け精密塗工装置の改造・予備品などの成約を得て、受注高は633百万円(前期比80.5%)となりました。
  売上面では、中国向け半導体パッケージ関連精密塗工装置や国内向け次世代電池関連のRSコータなどの工事が進捗しましたが、期初受注残高が少なかったこともあり、売上高は264百万円(前期比10.5%)に留まりました。
 (環境保全分野)
  受注面では、環境規制強化に対応した国内及び中国、タイ向け蓄熱式排ガス処理装置などの成約を得て、受注高は2,500百万円(前期比96.3%)となりました。
  売上面では、活性コークス用熱処理炉や国内及び中国、台湾向け蓄熱式排ガス処理装置などを納入し、売上高は2,500百万円(前期比113.0%)と増加しました。
 (その他)
  受注面では、海外子会社において、中国向けモータコア焼鈍炉や蓄熱式排ガス処理装置などの成約を得て、受注高は5,066百万円(前期比118.4%)と増加しました。
  売上面では、中国向けステンレス製造設備用機器や線材コイル焼鈍炉などを納入し、売上高は4,801百万円(前期比87.6%)となりました。

 

 

受注高、売上高、営業利益、売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)の期初目標に対する実績は以下のとおりです。

 

 

2023年3月期実績

期初目標

達成度(%)

受注高(百万円)

32,522

37,500

86.7

売上高(百万円)

27,977

32,500

86.1

営業利益(百万円)

1,309

1,450

90.3

売上高営業利益率(%)

4.7

4.5

104.4

自己資本利益率(%)

5.2

4.8

108.3

 

売上高営業利益率、自己資本利益率が目標を上回った主な要因は、原価・経費の削減であります。

 

(2)財政状態の状況の概要及び分析・検討内容

資産合計は、現金及び預金は減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産の増加などにより、前期末比3,036百万円増加の41,178百万円となりました。
 負債合計は、買掛金の増加などにより、前期末比2,206百万円増加の17,136百万円となりました。
 純資産合計は、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加などにより、前期末比830百万円増加の24,041百万円となり、自己資本比率は57.9%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況の概要及び分析・検討内容

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

売上債権及び契約資産の増加により、2,500百万円の資金の減少となりました。(前期は6,090百万円の増加)

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

有形固定資産の売却はあったものの、有形固定資産や無形固定資産の取得による支出により、63百万円の資金の減少となりました。(前期は510百万円の増加)

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

配当金の支払や自己株式取得による支出により、727百万円の資金の減少となりました。(前期は2,508百万円の減少)

(資本の財源及び資金の流動性)

当社グループの運転資金及び設備・投融資資金は、主に営業活動によるキャッシュ・フローを財源とし、必要に応じ、金融機関からの借入を行うこととしております。また、資金の流動性を確保するため、取引金融機関と当座貸越契約を締結しております。

 

(4)生産、受注及び販売の状況

a.生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

エネルギー分野

23,190

125.3

情報・通信分野

264

10.5

環境保全分野

2,500

113.0

その他

4,801

87.6

相殺消去

△2,778

115.1

合計

27,977

106.3

 

(注) 金額は売上高により表示しております。

 

 

b.受注状況

当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

受注高(百万円)

前期比(%)

受注残高(百万円)

前期比(%)

エネルギー分野

27,072

119.0

20,675

123.5

情報・通信分野

633

80.5

511

256.2

環境保全分野

2,500

96.3

1,543

100.0

その他

5,066

118.4

2,623

118.5

相殺消去

△2,749

120.6

△703

99.1

合計

32,522

115.6

24,649

123.3

 

 

c.販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

エネルギー分野

23,190

125.3

情報・通信分野

264

10.5

環境保全分野

2,500

113.0

その他

4,801

87.6

相殺消去

△2,778

115.1

合計

27,977

106.3

 

   (注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

 

相手先

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

JFEスチール㈱

538

2.0

3,712

13.3

 

 

(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。