売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E00161 Japan GAAP

売上高

558.9億 円

前期

483.9億 円

前期比

115.5%

時価総額

680.0億 円

株価

1,206 (04/19)

発行済株式数

56,386,718

EPS(実績)

83.00 円

PER(実績)

14.53 倍

平均給与

585.1万 円

前期

612.7万 円

前期比

95.5%

平均年齢(勤続年数)

39.6歳(13.5年)

従業員数

335人(連結:671人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社及び当社の関係会社15社(うち、連結子会社13社)は、熱絶縁工事を中心とする建設工事事業及びボイラ事業の事業活動を展開しております。

 各事業における当社及び関係会社の位置付け等は次のとおりであります。

 なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

(1)建設工事事業(14社)

 当社と国内及びアジア地域等での現地法人を含めた連結子会社で構成されており、国内外での材料等の製造及び施工において、熱絶縁工事、建材工事(クリーンルーム)、冷凍冷蔵低温設備工事等、幅広い需要先のニーズに対応しています。

[主な関係会社]

(施 工)   明星建工(株)、(株)エムエステック、メイセイ工事(株)、

   MEISEI INTERNATIONAL PTE.LTD.(シンガポール)

(製 造)   日本ケイカル(株)

(2)ボイラ事業(1社)

 ボイラ及び産業用機械器具の製造・施工及び販売・据付を国内外で行っております。

[関係会社]

(製造・施工) (株)よしみね

 

 なお、事業の系統図は次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

 

 

23/06/28

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当社グループの当連結会計年度の受注高は、建設工事事業、ボイラ事業ともに大型案件が増加したことにより60,209百万円(前年同期比11.7%増)の計上となりました。

 売上高は、建設工事事業、ボイラ事業ともに大型工事等の進捗が堅調に推移し、55,890百万円(同15.5%増)の計上となりました。

 利益面につきましては、売上高の増加に伴い、営業利益は6,830百万円(前年同期比27.9%増)、経常利益は7,258百万円(同28.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は減損損失の計上等により4,680百万円(同23.4%増)の計上となりました。

 

 セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。

(建設工事事業)

 国内大型工事、メンテナンス工事ともに堅調に推移し、売上高は49,331百万円(前年同期比13.0%増)の計上となりました。また売上高の増加に伴い、セグメント利益は6,214百万円(同25.3%増)の計上となりました。

(ボイラ事業)

 大型案件、メンテナンス工事案件ともに堅調に推移したことにより、売上高は6,559百万円(前年同期比38.0%増)の計上となりました。セグメント利益は609百万円(同65.8%増)の計上になりました。

 

 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ6,359百万円増加し、77,508百万円となりました。

 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比べ2,835百万円増加し、18,060百万円となりました。

 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比べ3,523百万円増加し、59,448百万円となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ、1,820百万円増加して29,004百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

1. 営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動による資金は、4,068百万円の増加(前年同期は7,171百万円の増加)となりました。

 主な増加要因は、税金等調整前当期純利益6,901百万円、仕入債務の増加額2,076百万円であり、主な減少要因は、売上債権の増加額3,869百万円、法人税等の支払額1,764百万円であります。

2. 投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動による資金は、827百万円の減少(前年同期は9百万円の減少)となりました。

 主な増加要因は、定期預金の払戻による収入307百万円、投資有価証券の売却及び償還による収入154百万円であり、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出935百万円、定期預金の預入による支出307百万円であります。

3. 財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動による資金は、1,739百万円の減少(前年同期は2,661百万円の減少)となりました。

 主な増加要因は、長期借入れによる収入800百万円であり、主な減少要因は、配当金の支払額1,600百万円、長期借入金の返済による支出960百万円であります。

 

③生産、受注及び販売の状況

1. 受注実績

セグメントの名称

前連結会計年度

当連結会計年度

前年同期比

自 2021年4月1日

至 2022年3月31日

自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

建設工事事業(百万円)

47,901

52,722

10.1%

ボイラ事業(百万円)

6,019

7,486

24.4%

合計(百万円)

53,921

60,209

11.7%

 

2. 売上実績

セグメントの名称

前連結会計年度

当連結会計年度

前年同期比

自 2021年4月1日

至 2022年3月31日

自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

建設工事事業(百万円)

43,637

49,331

13.0%

ボイラ事業(百万円)

4,751

6,559

38.0%

合計(百万円)

48,389

55,890

15.5%

 (注)当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。

 

なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。

建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況

a.受注工事高、完成工事高及び繰越工事高

期別

区分

前期繰越工事高

(百万円)

当期受注工事高

(百万円)

(百万円)

当期完成工事高

(百万円)

次期繰越工事高

(百万円)

前事業年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

施工

8,356

36,507

44,863

33,528

11,335

販売

100

746

846

525

320

8,456

37,254

45,710

34,054

11,656

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

施工

11,335

36,841

48,177

36,984

11,192

販売

320

1,701

2,022

1,229

792

11,656

38,543

50,200

38,214

11,985

 (注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額が含まれております。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。

2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。

3.当期受注工事高のうち海外工事の割合は、前事業年度0.7%、当事業年度1.9%であります。

 

b.受注工事高の受注方法別比率

工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。

期別

区分

特命(%)

競争(%)

合計(%)

前事業年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

施工

43.2

56.8

100.0

販売

100.0

100.0

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

施工

41.6

58.4

100.0

販売

100.0

100.0

 (注)百分比は請負金額比であります。

 

c.完成工事高

期別

区分

国内

海外

合計

(B)

(百万円)

官公庁

(百万円)

民間

(百万円)

(A)

(百万円)

(A/B)

(%)

前事業年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

施工

4

33,522

1

0.0

33,528

販売

1

288

235

44.8

525

6

33,811

236

0.7

34,054

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

施工

37

36,932

14

0.0

36,984

販売

3

701

524

42.6

1,229

41

37,633

538

1.4

38,214

 (注)1.海外工事の地域別割合は、次のとおりであります。

地域

前事業年度(%)

当事業年度(%)

アジア

99.0

100.0

その他

1.0

100.0

100.0

2.完成工事高の内で主なものは、次のとおりであります。

前事業年度

 

 東洋エンジニアリング(株)

北海道石狩新港バイオマス発電所 建設断熱工事

 住友重機械工業(株)

王子グリーンエナジー徳島バイオマス発電所 建設保温工事

当事業年度

 

 三菱パワー(株)

JERA姉崎火力発電所 一般保温・耐火被覆工事

 東洋エンジニアリング(株)

愛知蒲郡バイオマス発電所 建設保温工事

3.前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が10%以上の相手先はありません。

 

d.次期繰越工事高(2023年3月31日現在)

区分

官公庁(百万円)

民間(百万円)

合計(百万円)

施工

11,192

11,192

販売

0

792

792

0

11,985

11,985

 (注)次期繰越工事高の内で主なものは、次のとおりであります。

東洋エンジニアリング(株)

唐津バイオマス発電所 建設保温・耐火工事

(2024年7月完成予定)

日揮(株)

中外製薬工業(株)藤枝工場 FJ3プロジェクト建設工事

(2024年7月完成予定)

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。

(財政状態)

 当連結会計年度末における総資産は、77,508百万円となり、前連結会計年度末と比べ6,359百万円増加いたしました。

 資産の部は、流動資産は55,674百万円となり、前連結会計年度末と比べ5,827百万円増加いたしました。主な要因は契約資産の増加2,531百万円、現金預金の増加1,825百万円、電子記録債権の増加950百万円であります。固定資産は21,833百万円となり、前連結会計年度末と比べ531百万円増加いたしました。主な要因は有形固定資産の増加278百万円であります。

 負債の部は、流動負債は14,056百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,180百万円増加いたしました。主な要因は工事未払金の増加820百万円、支払手形の増加705百万円、未払法人税等の増加588百万円、短期借入金の減少960百万円であります。固定負債は4,003百万円となり、前連結会計年度末と比べ655百万円増加いたしました。主な要因は、長期借入金の増加800百万円、退職給付に係る負債の減少59百万円であります。

 この結果、負債合計は18,060百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,835百万円増加いたしました。

 純資産の部は59,448百万円となり、前連結会計年度末と比較して3,523百万円増加いたしました。主な要因は親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加4,680百万円、剰余金の配当による減少1,600百万円であります。

 この結果、自己資本比率は76.2%(前連結会計年度末は78.1%)となりました。

 

(経営成績)

 当連結会計年度は、中期経営計画(2021年5月7日発表)の2年目にあたり、“新たなステージへの挑戦”のスローガンのもと、5つの基本方針に基づいて、グループ企業一丸となって収益力・競争力の強化及び事業領域拡大に向け経営資源を投入し、企業価値をより高めるために取り組んでまいりました。

1. 売上高

 当連結会計年度の売上高は、55,890百万円(対前年同期比15.5%増)の計上となりました。

 セグメント別では、建設工事事業においては国内大型工事、メンテナンス工事ともに堅調に推移したことにより、49,331百万円(対前年同期比13.0%増)の計上となり、ボイラ事業においても大型案件、メンテナンス工事案件ともに堅調に推移したことにより、6,559百万円(同38.0%増)の計上となりました。

2. 営業利益

 当連結会計年度の営業利益は、6,830百万円(対前年同期比27.9%増)の計上となりました。

 セグメント別では、建設工事事業においては売上高の増加に伴い、6,214百万円(対前年同期比25.3%増)の計上となり、ボイラ事業においても売上高の増加に伴い、609百万円(同65.8%増)の計上となりました。

3. 経常利益

 当連結会計年度の経常利益は、営業利益の増加に伴い7,258百万円(対前年同期比28.7%増)の計上となりました。

4. 親会社株主に帰属する当期純利益

 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失の計上等により4,680百万円(対前年同期比23.4%増)の計上となりました。

 

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2019年3月期

2020年3月期

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

自己資本比率(%)

72.7

76.0

78.3

78.1

76.2

時価ベースの自己資本比率(%)

58.6

56.7

57.7

48.3

49.7

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)

0.3

1.0

0.2

0.1

0.2

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

173.8

164.1

1,070.1

1,647.7

919.4

(注)自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。

※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。

※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。

※営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。

※利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

※営業キャッシュ・フローがマイナスとなった期につきましては、「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・カバレッジ・レシオ」を記載しておりません。

 

 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは材料費・外注費等の工事原価、並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要の主なものは、設備投資等によるものであります。

 資金需要には基本的に自己資金及び銀行借入等にて対応しております。なお、当社においては、機動的な資金調達手段の確保を目的として、総額3,000百万円のコミットメントライン契約を締結しております。

 当連結会計年度末における有利子負債残高は920百万円であり、現金及び現金同等物の残高は29,004百万円であります。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 なお、その他の事項については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。