E05569 Japan GAAP
前期
29.9億 円
前期比
106.2%
株価
258 (04/26)
発行済株式数
8,572,400
EPS(実績)
15.35 円
PER(実績)
16.81 倍
前期
442.0万 円
前期比
95.8%
平均年齢(勤続年数)
38.0歳(9.7年)
従業員数
285人(連結:474人)
当社グループは、当社及び連結子会社1社より構成されており、技術者派遣に特化した技術職知財リース事業を主たる事業としております。技術職知財リース事業につきましては、主に製造業の開発部門・設計部門を対象としております。また、製造現場業務への一般派遣及びエンジニア派遣事業も行っており、顧客企業の開発工程から製造工程までトータルにサービスを提供しております。
当社は技術職知財リース事業を行っており、国内に9拠点(札幌営業所、水戸営業所、埼玉営業所、東京営業所、横浜営業所、浜松営業所、名古屋営業所、大阪営業所、福岡営業所)を有し、事業を展開・運営しております。
連結子会社の株式会社ジェイテックアドバンストテクノロジでは、技術職知財リース事業や一般派遣及びエンジニア派遣事業として、建築設計、施工管理業務、開発現場、製造現場業務への技術者派遣のほか、ヒューマンリソース事業、介護事業、イベント事業、ポスティング事業等を行っております。
”生活支援コミュニティー・スペース”を提供する「まなクル」事業では創業以来、 創造力と人間力を兼ね備えた人材育成等に取り組んでまいりました当社知見を活かす形で、昨今の「リスキリング」「リカレント」ニーズに応えるべく、教育・就職支援サービスの展開に取り組んでおります。
1.技術職知財リース事業について
当事業は、技術者派遣に特化した事業として、「機械設計」「電気・電子設計」「ソフトウエア開発」「建築設計」の4分野を中心に専門技術を顧客企業に提供、支援する業務の総称として位置づけております。
当社グループでは、一般的な派遣や請負のように、お客様に人を提供するだけのビジネスを目指しておりません。当社や当社の技術者が保有する知恵を提供する(リースする)ことで、お客様とともに新たな価値を創造していくことを理想として、これを「技術職知財リース事業」としております。
また、当社グループでは技術者を一般的なエンジニアと区別し、「テクノロジスト(技術職)」と呼称しております。専門教育による知識を基盤とし、高い人間力と高度な専門性に裏付けられた想像力や発想力を駆使することで、新たな付加価値を生み出しお客様に提供する社員たちを「テクノロジスト」としております。
当社グループの取引先業種(主に製造業)は多岐にわたっており、大別すると以下のとおりです。
①自動車関連 |
②航空機・宇宙関連 |
③産業用機器関連 |
④精密機器関連 |
⑤情報通信機器関連 |
⑥電子・電気機器関連 |
⑦半導体・集積回路関連 |
⑧情報処理関連 |
⑨建築関連 |
⑩その他 |
|
|
技術職知財リース事業の契約形態については以下のとおりです。
当社グループが顧客企業と技術職知財リース事業をすすめる際に顧客企業と取り交す契約には、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)に基づく「人材派遣契約」と、「請負契約、業務委託契約」があります。
(1) 人材派遣契約
人材派遣契約は、派遣労働者の雇用者(当社)と使用者(派遣先企業)とが分離しており、派遣労働者は使用者(派遣先企業)の指揮命令を受け、労働に従事いたします。
当社(派遣元)、使用者(派遣先企業)、派遣労働者(当社社員)の関係を図示すると、次のようになります。
※画像省略しています。
(2) 請負契約、業務委託契約
一部顧客においては、請負契約又は業務委託契約を締結しておりますが、人材派遣契約と異なり当社が取引先企業から業務を委託され、労働者の業務遂行指示その他の管理を当社が行い、仕事を完成させ成果物を納品する形式をとっております。
当社、取引先企業、請負労働者の関係を図示すると次のようになります。
※画像省略しています。
2.一般派遣及びエンジニア派遣事業について
当事業は、連結子会社の株式会社ジェイテックアドバンストテクノロジが、開発現場、製造現場業務への技術派遣のほか、ヒューマンリソース事業、介護事業、イベント事業、ポスティング事業を行っております。
一般派遣及びエンジニア派遣事業の特徴は、当社が労働者を派遣する際、労働者をあらかじめ当社に登録させ、その既登録者の中から派遣先企業の希望する条件に合致する労働者を選択し、決定してから当社との間で期間を定めて雇用契約を締結したうえ(契約社員)で、派遣先企業へ派遣することであります。
なお、派遣労働者は派遣先企業において、派遣先企業の指揮命令を受けて労働に従事することになります。
一般派遣及びエンジニア派遣事業における当社(派遣元)、使用者(派遣先企業)、派遣労働者(当社社員)の関係を図示すると、次のようになります。
※画像省略しています。
3.事業の流れ
当社の事業系統図は以下のとおりであります。
※画像省略しています。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染対策や経済社会活動への各政策の効果等により持ち直しの兆しが見られた一方、世界的なインフレの進行や中国でのコロナ感染状況、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化が懸念される中、急激な為替変動等、先行き不透明な状況が続きました。
このような状況の中、当社グループの主力事業である技術職知財リース事業においては、当社顧客の需要動向が相対的に回復状態にあり、テクノロジストに対するニーズは高い状況で推移しました。業界内での人材獲得競争等で減員となる面を抱えながらも、人材需要に対応すべく、年間通してテクノロジストの教育と営業活動に大きく注力し、稼働率は高水準、高付加価値業務への配属やローテーション等の施策で平均単価は上昇し、売上高は前年同期比で増加となりました。
費用面では、減員による原価減、全社的な業務効率化やコスト削減が奏功して販売費及び一般管理費も減少となり、利益は大幅に改善しました。
これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は2,012,658千円となり、前連結会計年度末より30,865千円の増加となりました。
当連結会計年度末の負債合計は944,511千円となり、前連結会計年度末より104,598千円の減少となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は1,068,147千円となり、前連結会計年度末より135,464千円の増加となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高3,177,947千円(前連結会計年度比6.2%増)、営業利益178,975千円(前連結会計年度は118,208千円の営業損失)、経常利益217,640千円(前連結会計年度比85.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益131,604千円(前連結会計年度比118.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(技術職知財リース事業)
技術職知財リース事業は、売上高は3,145,350千円(前連結会計年度比6.3%増)、セグメント利益は547,416千円(前連結会計年度比106.7%増)となりました。
(一般派遣及びエンジニア派遣事業)
一般派遣及びエンジニア派遣事業は、売上高は32,597千円(前連結会計年度比2.4%減)、セグメント利益は5,072千円(前連結会計年度は28,790千円のセグメント損失)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ48,306千円増加(前連結会計年度は78,901千円減少)し、1,332,834千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は155,279千円(前年同期は62,756千円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額74,650千円、未払金の減少28,598千円があったものの、税金等調整前当期純利益の計上212,844千円があったことにより資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は4,476千円(前年同期は6,111千円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,544千円、無形固定資産の取得による支出1,140千円があったものの、敷金及び保証金の回収による収入10,151千円があったことにより資金が増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は111,449千円(前年同期は147,770千円の支出)となりました。これは主に、自己株式の処分による収入6,719千円があったものの、長期借入金の返済による支出110,124千円があったことにより資金が減少したことによるものであります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
|
2021年3月期 |
2022年3月期 |
2023年3月期 |
自己資本比率(%) |
45.0 |
47.1 |
53.1 |
時価ベースの自己資本比率(%) |
72.0 |
83.7 |
102.9 |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 |
4.7 |
5.9 |
1.7 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
62.5 |
31.2 |
115.1 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注)2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注)3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
(注)4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループの事業は、技術職知財リース事業及び一般派遣及びエンジニア派遣事業であり、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため省略しております。
b.受注実績
生産実績と同様の理由により、記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
||
販売実績(千円) |
前年同期比(%) |
||
技術職知財リース事業 |
3,145,350 |
106.3 |
|
|
自動車関連 |
679,423 |
118.6 |
|
航空機・宇宙関連 |
66,062 |
65.5 |
|
産業用機器関連 |
671,695 |
115.8 |
|
精密機器関連 |
92,961 |
117.6 |
|
情報通信機器関連 |
124,897 |
101.7 |
|
電子・電気機器関連 |
251,775 |
88.7 |
|
半導体・集積回路関連 |
199,196 |
108.0 |
|
情報処理関連 |
433,500 |
116.5 |
|
建築関連 |
531,113 |
88.7 |
|
その他 |
94,723 |
150.1 |
一般派遣及びエンジニア派遣事業 |
32,597 |
97.6 |
|
合計 |
3,177,947 |
106.2 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 |
前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
株式会社LIXIL |
414,467 |
13.9 |
365,300 |
11.5 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び会計上の見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については「第一部 企業情報 第5 経理の状況 注記事項」に記載しております。
これらの連結財務諸表の作成にあたっては一部に会計上の見積りによる金額を含んでおりますが、見積りにつきましては、過去実績や状況に応じ合理的と考えられる要因等に基づいており、妥当性についての継続的な評価を行っております。しかしながら見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1) 財政状態
(資産合計)
当連結会計年度末の資産合計は2,012,658千円となり、前連結会計年度末より30,865千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加48,306千円、敷金及び保証金の減少12,880千円があったことによるものであります。
(負債合計)
負債合計は944,511千円となり、前連結会計年度末より104,598千円の減少となりました。これは主に、長期借入金の減少98,282千円、未払金の減少28,707千円があったことによるものであります。
(純資産合計)
純資産合計は1,068,147千円となり、前連結会計年度末より135,464千円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加123,667千円、退職給付に係る調整累計額の計上による増加5,253千円があったことによるものであります。この結果、自己資本比率は53.1%と前連結会計年度末の47.1%に比べ6.0ポイント上昇いたしました。
2) 経営成績
(売上高、売上原価及び売上総利益)
売上高は3,177,947千円(前連結会計年度比6.2%増)、売上原価は2,220,185千円(前連結会計年度比3.6%減)となりました。これらの要因としては、当社グループテクノロジストの稼働率及び稼働時間の増加によるものであります。
以上の結果、売上総利益は957,761千円(前連結会計年度比39.1%増)となりました。
(販売費及び一般管理費及び営業損益)
販売費及び一般管理費は778,785千円(前連結会計年度比3.4%減)となりました。主な要因としては、採用活動の強化による採用費の増加及びテクノロジスト増員を見据えた研修施設の増床や対応人員の増加による人件費等の増加によるものであります。
以上の結果、営業利益178,975千円(前連結会計年度は118,208千円の営業損失)となりました。
(営業外損益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益)
営業外損益は38,664千円の利益(前連結会計年度は235,636千円の利益)となりました。主な要因としては、助成金を受給したことによるものであります。
以上の結果、経常利益は217,640千円(前連結会計年度比85.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は131,604千円(前年同期比118.4%増)となりました。
3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、景気動向、法的規制、同業他社があると分析しております。
(景気動向)
当社グループが営む技術職知財リース事業や一般派遣及びエンジニア派遣事業を取り巻く事業環境は、景気の低迷により、主要顧客である製造業の業績が悪化し、企業の設備投資の抑制や研究開発の削減等が行われた場合は、当社グループへの受注の減少により業績に大きな影響があります。
(法的規制)
当社グループは労働者派遣法に基づき派遣業務を行っているため、新たに規制緩和や法改正が行われ、これらが当社グループの事業運営に不利な影響を及ぼすものであった場合、当社グループの業績に大きな影響があります。
(同業他社)
当社グループが属する人材派遣事業の市場は、特別に設備投資をする必要がほとんどなく比較的企業が参入しやすい市場であるため、競合する企業が増加し人材獲得競争が激しくなった場合、テクノロジストの確保困難により当社グループの業績に大きな影響があります。
c.資本の財源及び資金の流動性について
(資金需要)
当社グループ事業における運転資金の主なものは当社グループテクノロジストの人件費となります。当社グループの事業は、優秀なテクノロジストの確保が最重要であり、近年テクノロジストの獲得競争が熾烈を極めていることからも、テクノロジストの採用費及び研修費についての資金需要は高くなっており、その支出の強化を行っております。
当社グループの配当政策は、収益基盤の強化と拡充を図りながら積極的な事業展開や将来の不確実性に備えるための内部留保に努めつつ、連結配当性向20%を目標とし、業績等を総合的に勘案しながら株主に対する利益還元を安定的かつ継続的に行う方針であります。当事業年度の配当につきましては、この方針に基づき、1株当たり5円の配当を実施することを決定し、連結配当性向は30.2%でありました。
(財政政策)
当社グループ事業の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、金融機関からの借入により資金調達を行っております。
借入につきましては、長期借入を利用することで運転資金を安定的に確保するとともに、金利を固定し、金利が上昇した場合にも金利負担が増加することのないよう資金調達コストを一定に保っております。また、迅速な意思決定による事業展開に対応するために、金融機関と当座借越契約を締結し、緊急の資金需要へ備えております。
当社グループは、当社グループを取り巻く事業環境が、非常に世の中の景気の影響を受けやすく、景気の悪化により業績の悪化が免れない特徴があることから、持続的な企業成長に努めるためにも、健全な財務バランスを保つ方針でおります。そのため、内部留保資金につきましては、今後も継続して成長するための人材の採用及び育成等のために有効投資しつつも、リーマンショックや新型コロナウイルス感染拡大などを原因とした大規模な景気悪化にも耐えうる、比較的高い水準での資金確保を行ってまいります。
d.経営上の目標の達成状況について
当社グループが目標とする経営指標は、株主資本の充実及び株主の皆様への利益還元を目的として、連結売上総利益率30%以上、連結売上高経常利益率10%以上の達成であります。
当連結会計年度における連結売上総利益率は30.1%、連結売上高経常利益率は6.8%でありました。前連結会計年度は、連結売上総利益率は23.0%、連結売上高経常利益率は3.9%であったため、連結売上総利益率は7.1ポイント上昇、連結売上高経常利益率は2.9ポイント上昇いたしました。目標とする経営指標を達成できるよう引き続き改善に取り組んでまいります。
2023年3月期計画の達成状況については、以下のとおりです。
指標 |
2023年3月期 (計画) |
2023年3月期 (実績) |
2023年3月期 (計画比) |
売上高 |
3,200百万円 |
3,177百万円 |
23百万円減(0.7%減) |
営業利益 |
175百万円 |
178百万円 |
3百万円増(2.3%増) |
経常利益 |
215百万円 |
217百万円 |
2百万円増(1.2%増) |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
118百万円 |
131百万円 |
13百万円増(10.3%増) |
1株当たり当期純利益 |
14.81 |
16.56 |
1.75ポイント増(11.8%増) |
売上高は計画比23百万円減(0.7%減)となりました。主な要因としては、期末にかけて短期案件を含む駆け込み需要が多く発生し、3月に想定していた非稼働時間および非稼働人員が稼働した結果であります。
営業利益は計画比3百万円増(2.3%増)、経常利益は計画比2百万円増(1.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比13百万円増、1株当たり当期純利益は計画比1.75ポイント増となりました。これらの主な要因としては、かねてより実施していた合理化推進策が当初想定以上に効果が表れたこと、教育体制の強化に伴う設備投資が増加するも、例年計上している広告宣伝費、旅費交通費等がコロナ禍の影響により大幅に抑制されたことであります。
e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
1) 技術職知財リース事業
当社グループのテクノロジスト需要は引き続き高く、当連結会計年度においても継続して契約単価の引き上げを促進したものの、新型コロナウイルス感染拡大への警戒は年間を通して続き、当社グループのテクノロジストに対する休業要請、残業抑制の推進等により稼働日数・稼働時間が減少した結果、売上高は3,145,350千円(前年同期比6.3%増)、セグメント利益は547,416千円(前年同期比106.7%増)となりました。
2) 一般派遣及びエンジニア派遣事業
主に、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、住宅展示場等における着ぐるみスタッフやプラカード案内等の取引が休止または大幅に減少した結果、売上高は32,597千円(前年同期比2.4%減)、セグメント利益は5,072千円(前年同期は28,790千円のセグメント損失)となりました。