アークランドサービスホールディングス株式会社

上場廃止 (2023/08/30) アークランズの完全子会社化
ブランドなど:かつやマンゴツリーからやま天丼はま田
小売業飲食店プライムTOPIX Small 1

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E03513 Japan GAAP

売上高

471.6億 円

前期

442.1億 円

前期比

106.7%

時価総額

1,014.4億 円

株価

3,065 (08/29)

発行済株式数

33,096,000

EPS(実績)

90.68 円

PER(実績)

33.80 倍

平均給与

580.0万 円

前期

572.3万 円

前期比

101.3%

平均年齢(勤続年数)

36.0歳(5.9年)

従業員数

62人(連結:519人)


3【事業の内容】

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社10社及び関連会社4社により構成されており、とんかつ専門店「かつや」を中心とする飲食店の経営及びフランチャイズチェーン(以下「FC」という。)本部の運営を主な事業内容としております。

 当社グループは外食事業の単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、主要カテゴリー別に記載しております。

1.かつや(国内)

 かつや(国内)は、当社グループの主力事業である、国内のとんかつ専門店「かつや」を子会社が直接運営する店舗及びFC本部の運営を行っており、2022年12月31日現在で、国内のとんかつ専門店「かつや」は、直営店139店舗、FC店311店舗の計450店舗を展開しております。

2.からやま・からあげ縁(国内)

 からやま・からあげ縁(国内)は、国内のからあげ専門店「からやま」「からあげ縁」を子会社が直接運営する店舗及びFC本部の運営を行っており、2022年12月31日現在で、国内のからあげ専門店「からやま」、「からあげ縁」は、直営店62店舗、FC店109店舗の計171店舗を展開しております。

3.海外事業

 海外事業は、海外のとんかつ専門店「かつや」、からあげ専門店「からやま」並びに「天丼はま田」を子会社が直接運営する店舗及びFC本部の運営を行っており、2022年12月31日現在で、海外のとんかつ専門店「かつや」は75店舗、からあげ専門店「からやま」は11店舗、「天丼はま田」は3店舗の計89店舗を展開しております。

4.その他

 その他は、「マンゴツリー」「東京たらこスパゲティ」など2022年12月31日現在で55店舗を展開しております。また、飲食店・量販店向けの冷凍食品の製造・販売を行う冷凍食品事業並びに食肉加工品の製造・販売を行う食肉加工事業及び不動産賃貸事業等を行っております。

 なお、当社の親会社はアークランズ株式会社であり、主な事業はホームセンターの経営であります。当社グループは同社との間で、不動産の賃借を行っております。

 

カテゴリー別出店状況(直営店及びFC店)

(2022年12月31日現在)

 

カテゴリー別

直営店

FC店

合計

かつや(国内)

139

311

450

からやま・からあげ縁(国内)

62

109

171

海外事業

3

86

89

その他

55

-

55

合計

259

506

765

 

 

[事業系統図]

当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。

※画像省略しています。

 

23/03/29

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。

 

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度の連結業績は、売上高47,163百万円(前期比6.7%増)、営業利益4,932百万円(同0.5%増)、経常利益5,513百万円(同28.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,001百万円(同14.6%増)となりました。

なお、当社グループは外食事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しておりますが、外食事業における主要カテゴリーの業績概況は以下の通りであります。

①かつや(国内)

 既存店売上高の確保と更なる売上拡大に注力し、15回のフェアメニューと3回のキャンペーンを実施いたしました。

 出退店につきましては、直営店7店舗・FC店11店舗を出店しましたが、直営店3店舗を閉店したことにより、当連結会計年度末の店舗数は純増15店舗の450店舗となりました。

 以上の結果、「かつや(国内)」の売上高は前連結会計年度から2,722百万円増加し、27,961百万円(前期比10.8%増)となりました。

②からやま・からあげ縁(国内)

 既存店売上高の確保と類似店との差別化を図り13回のフェアメニューと3回のキャンペーンを実施いたしました。

 出退店につきましては、「からやま」を直営店10店舗・FC店4店舗出店しましたが、直営店2店舗・FC店3店舗を閉店したことにより、店舗数は純増9店舗の126店舗となりました。「からあげ縁」においてはFC店7店舗を出店しましたが、直営店6店舗・FC店6店舗を閉店したことにより、店舗数は純減5店舗の45店舗となりました。国内「からやま」と「からあげ縁」を合わせた当連結会計年度末の店舗数は純増4店舗の171店舗となりました。

 以上の結果、「からやま・からあげ縁(国内)」の売上高は前連結会計年度から2百万円増加し、9,550百万円(前期比0.0%増)となりました。

③海外事業

 海外事業につきましては、「かつや」「からやま」のFC店15店舗の出店、「かつや」「からやま」等のFC店4店舗の閉店により、当連結会計年度末の店舗数は純増11店舗の89店舗となりましたが、地域統括会社の機能を本邦へ移管した結果、海外事業の売上高は前連結会計年度から70百万円減少し、323百万円(前期比18.0%減)となりました。

④その他

 その他の事業につきましては、新業態の直営店5店舗の開店と直営店13店舗・FC店2店舗の閉店により、当連結会計年度末の店舗数は純減10店舗の55店舗となりました。また、食肉加工事業、冷凍食品事業の売上高は順調に推移し、その他の売上高は前連結会計年度から302百万円増加し、9,329百万円(前期比3.4%増)となりました。

 

(2) 当連結会計年度の財政状態の概況

(資産)

 当連結会計年度末の流動資産の残高は25,259百万円となり、前連結会計年度末の23,554百万円から1,704百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が491百万円、売掛金が687百万円、商品及び製品が196百万円、その他が295百万円増加したためであります。

 当連結会計年度末の固定資産の残高は10,205百万円となり、前連結会計年度末の9,931百万円から274百万円増加いたしました。これは主に、建物及び構築物が458百万円、機械及び装置が69百万円増加したものの、商標権の減損及び減価償却により239百万円減少したためであります。

 この結果、総資産は、35,465百万円となり、前連結会計年度末の33,486百万円から1,979百万円増加いたしました。

(負債)

 当連結会計年度末の流動負債の残高は8,883百万円となり、前連結会計年度末の6,753百万円から2,130百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が908百万円減少したものの、買掛金が579百万円、1年内償還予定の社債が2,009百万円、契約負債が396百万円増加したためであります。

 当連結会計年度末の固定負債の残高は1,641百万円となり、前連結会計年度末の3,674百万円から2,033百万円減少いたしました。これは主に、1年内償還予定の社債への振替により、社債が2,009百万円減少したためであります。

 この結果、負債合計は、10,525百万円となり、前連結会計年度末の10,428百万円から97百万円増加いたしました。

(純資産)

 当連結会計年度末の純資産の残高は24,939百万円となり、前連結会計年度末の23,057百万円から1,881百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益3,001百万円の計上がありましたが、配当金955百万円を支払ったためであります。

 この結果、自己資本比率は69.0%(前連結会計年度末は67.6%)となりました。

 

(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ491百万円増加し、19,416百万円となりました。

 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は3,329百万円(前期比46.6%減)となりました。

 これは主に、税金等調整前当期純利益4,696百万円に加えて、店舗閉鎖損失が372百万円、現金支出を伴わない減価償却費が646百万円、のれん償却額が71百万円、減損損失が524百万円あったものの、法人税等を2,885百万円支払ったためであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は1,838百万円(前期比142.2%増)となりました。

 これは主に、有形固定資産の取得による支出が1,741百万円、敷金及び保証金の差入による支出が154百万円あったものの、敷金及び保証金の回収による収入が117百万円、有形固定資産の売却による収入が63百万円あったためであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は1,045百万円(前期比58.2%減)となりました。

 これは主に、短期借入金の純減額100百万円、配当金の支払額955百万円があったためであります。

 

(4) 仕入及び販売の実績

 当社グループは、外食事業の単一セグメントであるため、仕入実績は品目別、販売実績はカテゴリー別に記載しております。

a.仕入実績

当連結会計年度の仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。

品目別

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

仕入高(百万円)

前連結会計年度比(%)

9,601

110.2

2,478

104.1

食油・漬物・調味料

3,368

125.6

野菜・卵

1,937

112.7

小麦粉・パン粉

1,027

123.1

酒類・飲料

188

142.7

その他の食材等

3,475

100.8

合計

22,077

110.9

 

b.販売実績

カテゴリー別販売実績

当連結会計年度の販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

カテゴリー別

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

売上高(百万円)

前連結会計年度比(%)

かつや(国内)

27,961

110.8

からやま・からあげ縁(国内)

9,550

100.0

海外事業

323

82.0

その他

9,329

103.4

合計

47,163

106.7

 

 

(5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

 

②当連結会計年度の財政状態の分析

 「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 当連結会計年度の財政状態の概況」に記載しております。

 

③当連結会計年度の経営成績の分析

 「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。

 

④経営成績に重要な影響を与える要因について

「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。

 

⑤戦略的現状と見通し

 「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

 

⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析

a.キャッシュ・フローの状況

 「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況」に記載しております。

b.資金需要及び財務政策

 当社グループの投資資金需要の主なものは、店舗の出店・改装投資及び情報関連投資であります。営業活動によるキャッシュ・フローの範囲内における投資を原則としておりますが、戦略的な出店等による資金需要に対しては、主として金融機関からの借入金等により対応することにしております。

 

⑦経営者の問題意識と今後の方針について

「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。